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騎士達到着

数日間スパイダーを倒しながら待っているとデストラが到着する

『キリシア殿!!遅くなりました!!』

『デストラ!遅い!!』

キリシアが怒鳴る

『え!これでも使者か到着した翌朝から必死に飛ばして来たので許してください』

『デストラ!男爵を始末しておいて!そこの騎士に聞けば解るから!』

キリシアが笑顔で言う

『気空挺を没収やアリシア様にスパイダー殲滅してこいとか言った上で、アリシアを捕らえて牢屋に入れようとしたので、反逆罪です』

騎士が苦笑いして言うと書類を見せる

『愚か者がいたのか・・・まだアリシア様で良かった・・・キリシア殿に言っていたら、男爵家は消滅している・・・団長が言う通りになってしまったか・・・』

デストラが呟く

『アリシア様で良かった?』

キリシアが笑いながら言う

『キリシア殿なら男爵を許さないので、男爵家が消滅していたと思っただけです。』

デストラが真剣に言う

『そうだね。リリシャが許さないと思うね』

『みんなの魔法の実験台です』

メトリシアが笑いながら言うとみんな笑っている

『デストラは男爵家領地に入ったスパイダーを片っ端から片付けてね。国王陛下に隣国に侵入してスパイダー発生地点の討伐の許可を取りに行きたいから』

マルスが笑顔で言う

『ワザワザ王都に戻られる必要は有りません。こちらに国王陛下からの手紙があります』

デストラが笑顔で言うと、手紙をアリシアに手渡すとアリシアが読み始める


アリシア、必要なら隣国に侵入して討伐の交渉判断を与える。クレシアとメトリシアと英雄殿に相談して最終決定するように頼んだぞ


『お父様は良く解ってますわ!』

アリシアが笑顔で言う

『早速討伐しよ』

キリシアが笑顔で言う

『侯爵領に向かってから、隣国の国境警備隊に交渉しましょう』

メトリシアが笑顔で言う

『早速向かいますわ』

アリシアが笑顔で言うと、クレシアが微笑んでいる


侯爵領に到着すると領主の館に着陸する

『英雄様!メトリシア様、アリシア様、良くおいでくださいました』

騎士が笑顔で出迎えてくれる

『早速ですが、隣国に侵入して討伐の交渉をしたいのですが、隣国の国境警備隊に連絡は取れますか?』

アリシアが笑顔で言う

『え!交渉ですか?実は隣国から緊急の外交交渉したいと使いがこちらに向かってきています。王都まで至急赴きたいと言われています』

騎士が笑顔で言う

『アリシア御姉様、恐らく援軍の要請ですね』

メトリシアが微笑みながら言う

『向こうから来てくれるなら、条件を聞いて吹っ掛けましょう』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠!そうしましょう!!』

メトリシアが笑顔で言う

『良いですね。隣国の料理を片っ端から教えて貰いましょう』

クレシアが笑いながら言う

『楽しみですわ』

アリシアが笑顔で言うと、フローネが苦笑いしている


『エレストリアクレイス王国外交担当大臣ですが、本日は早急な援軍の交渉に参りました』

少し威厳の有る白髪の男が言うと、後ろの男も頭を下げている

『クライドルド王国第一王女アリシアですわ。援軍と言うとスパイダー討伐ですか?』

『え!!アリシア王女様!!この様な所でお会いして頂きありがとうございます』

大臣が笑顔で言うと、後ろの男が驚きながらアリシアを見ている

『スパイダーのせいで被害が出ています。所用でこの地方に来ていましたので、状況を確認しておりましたが、国境付近まで討伐を進めていましたが、貴国より大量に侵入してきている事が判明していますわ』

アリシアが笑顔で言う

『やはり・・・我が国内で増殖しているのか・・・・』

大臣が呟く

『1つ聞きたい!スパイダーと戦える実力者がいるのか?』

若い男が真剣な面持ちで言う

『戦えなければ、状況確認は出来ませんわ。まだ騎士団の主力が来ていませんので、戦力不足ですわ』

アリシアが微笑みながら言う

『そうですか・・・羨ましい』

若い男が悔しそうに呟く

『あなたは身分ある人ですね』

クレシアが微笑みながら言う

『失礼しました。エレストリアクレイス王国レグロイス第二王子です』

王子が笑顔で言う

『これは失礼したしました。身分を隠して来られたと言う事は、交渉する際、すぐに判断する為ですね』

クレシアが微笑みながら言う

『その通りです』

王子が笑顔で言う

『腹の探り合い等面倒ですから、単刀直入に話してください』

『その方が助かる。知っていると思うが、スパイダーの大群に我が国は損害が大きく、対処する為、ほぼ全軍で戦っているが、数と大蜘蛛など大型の蜘蛛も現れ、苦戦している。国内3分の1が既に蜘蛛により壊滅している。そこで何とか援軍を要請したい』

王子が真剣に言うと、大臣が慌てている

『かなり深刻な状況ですわ・・・援軍となると国王陛下に相談しなくてはなりませんが何か条件など有りますか?』

アリシアが考えながら言う

『ハッキリ言うと条件は私が人質となり、クライドルド王国に従属も考えている』

王子が真剣に言う

『レグロイス様!それは最後の手段と言われた筈です!!』

大臣が慌て出す

『時間が勿体無い!金貨百万枚や領地割譲程度でこの窮地脱する為には対価が低すぎる!そのぐらい今は困窮している!他の国は既に断られたのだろ』

『そうですが・・・他に手が無いのでしょうか・・・』

大臣が涙目になる

『覚悟がなければ交渉など出来ない』

レグロイスが真剣に言うとアリシアを見ている

『そうですか・・・国王陛下に伝えて確認をしますわ』

アリシアが考え込むと、マルスを見る。クレシアも微笑みながらマルスを見る

『属国と更に3つ条件が有ります』

マルスが真剣に言う

『3つ?どんな条件だ?』

『1つ目は、討伐の為に精鋭が強襲する際、起きた事を国家機密として内緒にする事と、2つ目は、スパイダー発生地点を探す為の情報提供と地理的な情報開示です。3つ目は、討伐の際の戦利品や発見した物等全てを譲って貰う事です』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑んでいる

『精鋭の強襲は構わないが、機密にして良いのか?2つ目と3つ目は構わない!』

レグロイスが笑顔で言う

『面倒事を持ち込まれたく無いですからね』

マルスが笑顔で言うと、アリシアが頷いている

『それなら構わない!』

レグロイスが笑顔で言うと大臣が頷いている

『どの付近でスパイダーが現れたか教えてください』

マルスが真剣に言うとレグロイスが地図を指差して詳しく教えてくれる。

『この付近で古代の遺跡等は有りますか?』

『確かにこの辺りに古代の遺跡が有る』

『決定だね!ヴァンパイアが絡んでいるかもね』

キリシアが真剣に言う

『そうだね』

マルスが言うと、リリシャが微笑んでいる

『は?ヴヴっヴァンパイアだと!!!』

レグロイスが驚いて大声をあげる

『これだけ大規模だと可能性は大きいよね』

マルスが考えながら言う

『遺跡だと、少し準備必要?』

『キリシア、少し準備した方が良いね。蜘蛛は糸が面倒だからね』

『後続の騎士団が到着するのを待っている間に準備しよ』

キリシアが笑顔で言う


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