表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
362/1407

トリエスグラザ男爵の愚か者

数日掛けて男爵領の避難している人達を助けながら監視体制を作っていくと、国境付近まで殲滅させる

『そろそろトリエスグラザ男爵に挨拶なさいませんか?』

リアクラナが苦笑いしながら言う

『ん?面倒だなー』

キリシアが笑いながら言う

『キリシア師匠、面倒な事はリアクラナさんとアリシア御姉様に押し付ければ良いのでいきましょう』

メトリシアが苦笑いしながら言う

『仕方無いから会うだけ会うか』

キリシアが苦笑いしながら言うと、男爵の町へ向かう


町が見えてくると気空挺は降下していく

『男爵様にお会いしたいので、領主の館に着陸許可をお願いします』

ヒストリアが大声で言う

『領主さまの屋敷に着陸はならん!!広場に降りよ!!』

兵士が怒鳴る

『解りました』

ヒストリアが苦笑いして言うと、気空挺は広場に着陸する。暫くして兵士と馬車が到着する

『お前達が勝手に村人に監視をさせていた奴らだな!!』

馬車から降りてきた男が言う

『なんですの?監視もせずに町に閉じ籠っていたのはあなた方ですわ』

アリシアが笑顔で言う

『女風情が!!その口の聞き方!牢屋に入りたいのか!!』

男が怒鳴る

『そちらこそ助けて貰いながら礼の1つも言えないのですか?』

『勝手に貴様達が倒しただけだろ!礼など必要ない!どうせなら全部倒してこい!!これは男爵としての命令だ!!』

『断ります』

『なんだと!!貴様!!口答えは許さん!!』

『あなた等の命令などどうでも良いですわ』

アリシアが笑顔で言う

『こいつらを捕らえよ!!その船も没収だ!!』

男爵が怒鳴ると兵士が武器を構える

『無礼者め!!国王陛下の庇護下に有る船を没収など出来ないぞ!!』

カジェリアが大声で言う

『知るか!!口答えは許さん!!捕らえよ!!』

男爵が怒鳴ると兵士が間合いを詰めてくる

『これは完全な反逆罪と知れ!!即刻国王陛下に伝え厳罰が下ると思え!!』

騎士が怒鳴る

『何故騎士が!!』

『愚か者!!目の前にいらっしゃる方はアリシア第一王女様である!!武器を向ける事事態反逆罪である!!』

騎士が怒鳴ると兵士達は慌て出す

『え?・・・アリシア姫様!!!』

男爵は青ざめて頭を下げると周囲の兵士達は慌てて膝まずく。

『この件は早急に国王陛下に伝えます!厳罰が下るものと思いなさい!!民を守らず、応援に来た者に礼もせず、更に私に剣を向けさせる等、許される事では有りませんわ!!』

アリシアが笑顔で言う

『その反逆者を牢屋にぶちこんでおけ!!』

騎士が怒鳴ると兵士が慌てて男爵を連れていく


気空挺内で休憩を始める

『アリシアを捕らえようとしてくれて良かった!面倒事に巻き込まれないね』

キリシアが笑いながら言う

『あんなの要りませんわ』

アリシアが笑顔で言うとメトリシアが笑っている

『無視して襲いかかってきたら、お仕置きしてあげたのに』

リリシャが呟く

『そうですわ!お父様にリリシャ様のお仕置きの刑を追加して貰いますわ』

『あ!アリシア御姉様、私もやります!!』

メトリシアが笑いながら言う

『英雄様全員からですね』

アリシアが笑いながら言うと、クレシアが大笑いする


一方王都では

『緊急事態が発生しました!!』

騎士が慌てて国王陛下と団長に報告にいく

『何が有った!!侯爵領か?』

騎士団長が苦笑いしながら言う

『トリエスバミラ子爵領にて蜘蛛の大発生が起きました!!住民は避難していますが数が多く、救援を求めています』

『今度は蜘蛛か』

『後、これはアリシア姫様からの書状です』

騎士が取り出して渡すと、国王が読み始める

『騎士団長、至急騎士団を派遣しろ!馬具を使える者を先に向かわせろ!人手が最優先だ!!』

国王が苦笑いしながら言うと、手紙を見せる

『え!!英雄様が対応しているのか・・・リベリア警備隊に小隊派遣依頼をクレシア様がしたと・・・トリエスバミラの町にスパイダーが数百匹押し寄せた・・・』

騎士団長が苦笑いすると、1枚の紙を読んで苦笑い始める

『報告よりそれが1番だな』

『一言、早く来ないと山を吹き飛ばすですか・・・・本当にやるから怖いですな・・・』

『戦力的に問題は無くても、人手が必要なので、すぐにデストラを派遣します。後続は準備出来次第、順次出発させます』

騎士団長が言うと、騎士に指示を始める

『帰ってこないと思えば、民の為に戦っていたとは・・・』

国王が苦笑いする

『キレて隣国を滅ぼさないだけ良いとしましょう・・・下手したら何家か潰すかも知れませんが・・・』

『構わんが、民を助けてくれれば良い』

国王が苦笑いしながら言うと、報告に来た騎士が苦笑いしている


デストラが呼び出される

『は?英雄殿の小間使いに行けと・・・』

『その通りだ!どうせ戦いになってもリベリア警備隊小隊でお前達の部隊より強いからな』

騎士団長が苦笑いする

『5人だと確かに私達では勝てません』

デストラが悔しそうに言う。

『見張りと監視と訓練に行ってくれ』

騎士団長が苦笑いして言う

『畏まりましたが、事態からしたら副団長が向かうのが筋では?』

デストラが苦笑いして言う

『今は副団長を行かせるとキリシア殿に何て言われるか解るだろ!』

騎士団長が苦笑いして言うと、1枚の紙を見せる

『山を吹き飛ばす・・・すぐに向かいます』

『貴族で愚か者がいたら、報告せよ・・・多分報告より先にボコボコだろうが・・・』

騎士団長が苦笑いして言うと、デストラは笑い始める



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 国内にモンスターがでて国民が困難になっているときに、苦笑いする国王 登場人物が苦笑いしかしない。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ