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トリエスバミラ子爵家へ

翌朝、町中を散策しようとする

『あれはリアクラナ?』

リリシャが呟くと兵士と慌てた様子でやってくる

『リリシャ、知り合い?』

『隣接するトリエスバミラ子爵の令嬢です』

リリシャが呟く

『あの慌てぶり、何か有ったのかな?』

キリシアが言うと後を追う


『トリエスト子爵様、急な訪問申し訳ありません。緊急で救援をお願いします。こちらは祖父からの書状です』

リアクラナが書状を渡すと、子爵は読み始める

『蜘蛛の魔物の大量発生?王都には使いは出たのですか?』

『はい!しかしどんなに急いでも1ヶ月はかかります。領民だけでも避難をさせたいと思っています。どうかお願いします』

『蜘蛛は食べられないから、いらないなーリリシャ焼き尽くす?』

キリシアが部屋に入り言う

『森が消滅してしまいますよ』

『この際焼き払っちゃえば良いね』

キリシアが笑いながら言う

『焼き払っても良いので倒してくれますか?・・・リリシャ?』

リアクラナが驚いている

『リアクラナ、久しぶり』

『どうしてここに?』

『シエル兄さんを拉致に来ただけです。』

リリシャが微笑んでいると、リアクラナが苦笑いしている。リリシャは詳しく状況を聞き始める


『じゃあついでに殲滅して帰るよ』

キリシアが大声で言う

『本気の戦いを見られるなんて滅多に有りませんわ!』

アリシアが笑いながら言う

『アリシア御姉様、本気で魔法を放てます!!楽しみです』

メトリシアが笑顔で言う

『そうですね、迷宮でも本気で放つと危険ですからね』

リリシャが微笑みながら言う

『はぁ?迷宮で本気の魔法が放てない?』

フローネが苦笑いしている

『本気のバリアでも耐えるのが大変ですから』

マルスが苦笑いして言う

『自重してくださいね』

フローネが不安そうに言う

『準備出来たらトリエスバミラの冒険者ギルドに行くよ』

キリシアが笑顔で言う


弁当と食材を積み込む

『シエル兄さん、リアクラナ、早く乗って!!』

リリシャが大声で言うと、慌てて乗り込み。気空挺は上昇を始める

『空を飛んでいます・・・・』

リアクラナが驚きながら下を見ながら言う。

『すぐに到着しますわ』

アリシアが眺めながら言う

『はい、シエル様は座らないのですか?』

リアクラナが立っているシエルを見て言う

『え!アリシア姫様の手前座るわけには』

『お座りください。ただのマルス様の屋敷の居候ですから』

アリシアが微笑みながら言う

『居候?姫様?』

リアクラナが苦笑いしている

『これでも食べながらゆっくりしましょうね』

クレシアが焼き菓子を持ってくる

『ありが・・・・え!クレシア様!!』

『どうかなさいましたか?今はただのマルス様の屋敷に居候している料理好きな人です』

クレシアが笑いながら言う

『え!!間違いないです!リベリアのクレシア様です!どうしてこちらに?』

リアクラナが驚きながら言う

『リベリアのクレシア様?』

シエルが苦笑いしている

『クレシア御姉様、バレてしまいましたわ』

アリシアが笑顔で言うと、楽しく話し始める。シエルは苦笑いしている


夕方になるとトリエスバミラの町が見えてくる

『あれは・・・蜘蛛?』

『町まで・・・それもかなりの数だね』

『後退して門と壁で何とか凌いでいるみたいだね』

『リアクラナに確認して貰おうか?』

マルスが言うとリリシャが呼びに行く

『ここまで!!どうしよう!!どうしたら!!』

リアクラナが状況を見て慌て出す

『来る時はここまで広がって無かったのですよね』

マルスが真剣に聞く

『はい、しかしここまで来ると本当に全住民を避難させないと』

リアクラナが涙目で言う

『降りるから、兵士に話して貰えるかな?』

マルスが笑顔で言う

『あ!!マルス一人占めしたらダメだよ!私も降りるから!!』

キリシアが笑顔で言うと、気空挺は降下していくとマルスとキリシアとリアクラナは飛び降りる

『え!キャーー!』

リアクラナが叫ぶ

『フライ』

マルスが魔法を使い城壁に着地すると、気空挺は高度を保ちながら浮遊している


『リアクラナさん、着いたよ』

マルスが微笑みながら言う

『え!・・・あ!!』

リアクラナが苦笑いしながら呟く

『状況は!!』

リアクラナが兵士に問いただす

『え!!!リアクラナ様!!いつの間に!!』

『今外にはどのぐらいの兵士がいるのですか!!』

『20人ぐらいと思います』

兵士が慌てて言う

『キリシア、魔法で一網打尽出来ないから面倒だけど片っ端から倒すよ』

マルスが微笑みながら言うと、キリシアは笑顔で飛び降りてスパイダーを斬り刻み始める

『リリシャ!一匹ずつ的にして倒して!外に人がいるから殲滅は不可能だよ』

マルスが大声で言うと気空挺から魔法が放たれ始める


『リリシャ師匠、私も打ちたい』

レディナが笑顔で言うとイリアも笑顔で見ている

『ファイヤーアローであの辺りの蜘蛛を狙ってね』

リリシャが微笑みながら言うとイリアとレディナが魔法を放ち始める

『え!レディナちゃんまで私よりも早い・・・・』

アリシアがレディナを見て涙目になる

『教育が違いすぎますから仕方ないですね』

クレシアが微笑みながら言う

『師匠が師匠ですから、それに周囲が全員王国有数の魔法使いばかりですからね。常識を教える方が難しいですね』

フローネが微笑んでいる

『あ!デカイのいる!!・・・・ファイヤーボール』

レディナが魔法を放ち命中するとイリアも命中させる


『あ!デカブツ発見!!』

キリシアが笑顔で呟くとデカブツに突撃しようとするも炎の玉が爆発して頭が吹き飛ぶと次の火の玉でひっくり返る

『私の獲物!!とらないで!!!』

キリシアが気空挺を睨むと近くにいるスパイダーを闘気の槍で凪払う


『え!何が起きているの・・・』

リアクラナが青ざめながら呟く

『こんな事あり得ない・・・・一体何者なのですか!!』

兵士が呟く

『リリシャさんと友達と言っていましたが・・・強すぎる』

リアクラナが呟くとマルスを見る

『外にいる兵士を門の前に集めてください、殲滅する為に魔法で一掃します』

マルスが笑顔で言うとリアクラナは慌てて兵士に伝えると兵士達は大声で門に集結するように叫び始めるとマルスは飛び降りて門の所のスパイダーを殲滅すると兵士達が来るのを待ちながら、スパイダーを倒していく

『これで全員かな?』

マルスが微笑みながら言う

『はい!全員いますが何故?』

兵士が疑問に呟く

『キリシア!魔法使うよ』

マルスが大声で言う

『リリシャ!キリシアが離脱したら周囲を氷漬けにして!!』

マルスが大声で言うと、キリシアが慌てて戻って来る

『バリアフィールド!!』

マルスがバリアを張ると、気空挺から氷の魔法が放たれ、周囲は凍りつく。兵士達は唖然と立ち尽くしている

『リリシャ、容赦ない』

キリシアが笑いながら言うと、マルスは回復魔法で兵士達を回復させる

『リアクラナさん、門を開けて欲しいけど無理かな?』

マルスが笑顔で言う

『え!!ははっはい!!すぐに』

リアクラナが慌てて言うと、兵士達が慌てて門を開けてくれる

『じゃあ冒険者ギルドで依頼有るか見てくるね』

キリシアが笑顔で言うと歩き出す

『依頼?緊急依頼ですか?・・・冒険者なのですか?』

リアクラナが驚いている

『面倒にならないように、冒険者ギルドに頑張って貰うよ』

キリシアが笑顔で言うと、リアクラナと兵士が付き添い、冒険者ギルドに向かう

『ギルドマスター、いるかな?』

キリシアが笑顔で職員に言う

『緊急事態ですので忙しいですが、何の用ですか?』

職員が苦笑いして言う

『外のスパイダー片付けたから確認をね』

キリシアが微笑みながら言うと、リアクラナが説明をしてギルドマスターを呼び出す

『リアクラナ様、何の用ですか?』

ギルドマスターが慌てて出てくる

『緊急依頼は出ているの?』

キリシアが笑顔で言う

『え!蜘蛛の大量発生に付き、出ています』

『一度取り下げておいて、うろちょろされたら面倒だから!』

キリシアが笑顔で言う

『は?・・・何故ですか?』

『広範囲魔法を使いにくいからね!うろちょろされると被害が大きくなる』

『それはどう言うことでしょうか?』

ギルドマスターは困惑している

『城門の外を見れば解るから、頼んだよ』

キリシアはそう言うと歩き出す

『兵士さん、状況の説明よろしくね』

マルスが笑顔で言うと、リアクラナが苦笑いしながらついてくる

『どういう事ですか?』

『広範囲氷漬けです・・・凄い魔法使いが来ています・・・説明なんて不可能なほど凄い事が起きたと言う事です』

兵士が苦笑いしながら言うと門に一緒に向かう

『え!こここっこれは!!一体何が!!』

ギルドマスターは外に広がる氷に青ざめている

『こんな広範囲魔法あり得ないと思いますが・・・目の前で起きました』

兵士が苦笑いしながら言う

『こんな事が出来る人は・・・リベリアの英雄様しか思い浮かばない・・・』

ギルドマスターが青ざめながら呟く

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