リベリアに帰還と弟子?
翌朝、準備を終わらせる
『マルス様!やっぱり私も行きます!メトリシア様と離れるのはやっぱりダメです!』
ヒストリアが真剣に言う
『リリシャはどう?』
マルスがリリシャに聞く
『え!私!・・・解りました。だけどガベラス王国から付け狙われる様になりかねないですよ。良いのですか?』
リリシャが考えながら言う
『はい!覚悟は出来ています!!リリシャ様!!』
ヒストリアは真剣にリリシャを見詰めながら言う
『ヒストリアは同行する騎士を監視してね、騎士の中にも裏切る人が残っているかも知れないからね』
マルスが笑顔で言う
『はい!マルス様!!』
ヒストリアが真剣に言うと気空挺に乗り込む
『マルス様、残念ですわ!隣国では私は行く訳にいきませんの』
アリシアが残念そうに言う
『アリシア様、留守番お願いします』
『この屋敷を襲うバカは、地獄に落としますわ』
アリシアが笑顔で言う
『クエリスさん、いない間、屋敷の管理お願いします』
『はい!マルス様!!屋敷はお任せください』
クエリスが微笑みながら言うと、気空挺に乗り込み出発しようとする
『マルス様、カミラを連れていってください。カミラは既にマルス様を敬愛する師と思っています。私の護衛はカジェリアがいますのでよろしくお願いしますわ』
アリシアが大声で言う
『アリシア様!!宜しいのでしょうか?』
カミラがアリシアを見る
『はい!カミラ!早く乗りなさい!』
ソリナが荷物を手渡す
『ソリナ!何故?』
『今回は譲って上げます。アリシア様と私は屋敷に残るので、安心して行って来てください』
ソリナが笑顔で言う
『キリシア、良いかな?』
『良いよ!結構根性有るから!』
キリシアが笑顔で言うと、カミラも乗り込む。気空挺はアーメルド伯爵の屋敷に向かって飛び立つ
『アルクオドール様、迎えに来たよ』
キリシアが笑顔で言う
『ありがとうございます。近くで見ると凄いです。』
アルクオドールが笑顔で言うと、ルキアに支えられながら気空挺に乗り込む
『外を見ながらゆっくりしていてください』
マルスが笑顔で言う
『キリシア師匠、リリシャ師匠、マルス師匠、実は昨日の夜、寝付けませんでした』
エミールが笑顔で言うと、エレーヌが笑い出す
『エミール、エレーヌもゆっくり外を見ながら、楽しんでね』
リリシャが微笑みながら言う
『キリシア殿、今回は、前回同行した騎士を連れていってください。リベンジに志願しました』
ロイドが笑顔で言う
『ロイドが言うなら良いけど、もしぐずったら外に放り出すからね』
キリシアが笑いながら言う
『キリシア様、迷惑をかけないように気を付けます!!』
騎士は背筋をただして言う
『ロイド、頑張って賊の残りを捕まえてね』
マルスが笑いながら言う
『面倒だけど、ここで全部捕まえないと後が大変なので全力を尽くして捕まえます。』
ロイドが真剣に言う
『じゃあ行ってくるね』
キリシアが笑顔で言うと、気空挺は上昇し、リベリアに向かって出発する
翌日、リベリアが見えてくると気空挺は降下を始める。門番に挨拶してから屋敷に向かう
『どうしたのですか?こんなに早く帰ってくるなんて』
フローネが微笑みながら言う
『フローネ先生!緊急事態なので迎えに来ました』
キリシアが笑顔で言うと、リリシャが説明を始める
『昨日の賊がそうだったのですね』
フローネが溜め息を吐きながら言う
『怪我は無かったですか?』
『あなたが鍛えたライオスとラーザ相手に普通の賊では全く相手になりませんよ』
フローネが微笑みながら言う
『警備隊がすぐに駆け付けてくれましたので助かりました』
ラーザが笑顔で言う
『驚いたけどキリシアとルメイルさんと比べたら遅すぎます』
ライオスが笑顔で言うと、クララが笑顔で頷いている
『それならよかった!じゃあ警備隊詰め所に行ってお仕置きしてきます』
キリシアが笑顔で言うと、全員笑い始める
『お父様に事態を伝えてきますね』
クレシアが笑顔で言う
『詰め所まで一緒に行ってから警備隊に送らせる?』
キリシアが笑顔で言う
『帰ってきたか!牢屋に預かっているぞ!!』
ガシリオが笑顔で言う
『あ!護衛が来たね』
キリシアが笑いながら言う
『ガシリオ、緊急事態ですので、すぐにお父様に会いに行きます。同行してください!!』
クレシアが言う
『緊急事態?何が!!』
『クレシア様、私も同行します』
アルクオドールが言う
『ダメ!!寝てなさい!まだ血が足りないのだから!!』
キリシアが睨むと、アルクオドールが苦笑いしている
『は?・・・・誰だ?』
ガシリオが呟く
『アーメルド伯爵だよ、ルキアはクライソン子爵の長女だよ』
キリシアが笑顔で言う
『これは失礼しました。リベリア警備隊隊長のガシリオです』
ガシリオが苦笑いして言う
『気にしないでください。ガシリオさん』
アルクオドールが言うと中に戻っていく
『どうした!こんな早く帰ってくるなんて!何が有った!!』
ウイントレスが笑顔で馬車でやってくる
『お父様!実は英雄様とアーメルド伯爵に喧嘩を売った馬鹿者がいます。キリシアさんが怒っていますので黒幕に仕返しに行くそうです。屋敷を襲ったのはその手の者です。』
クレシアが笑顔で言う
『そうか・・・・どこの馬鹿だ?』
『こいつとこいつの国だね』
マルスがレビテーションで浮かせながら持ってくる
『はぁ?・・・・子爵とガベラス王国か・・・戦争か?』
ウイントレスが苦笑いする
『内緒だよ!ちょっと黒幕を捕まえてお仕置きしてくるね』
キリシアが笑いながら言う
『クレシア、同行して記録してきてくれ。頼んだぞ!フローネ師、申し訳ないが監視を頼みます』
ウイントレスが苦笑いして言う
『楽しんで来ますね。美味しいものを見つけてきます』
クレシアが笑いながら言うと、ガシリオが苦笑いしている。アルクオドールとルキアにウイントレスが挨拶をしてから帰っていく
『フローネ師、初めまして、ヒストリアと申します』
ヒストリアが挨拶をするとフローネは微笑みながら話をしてから
『マルスの弟子ですか?』
『いえ、マルス様から色々学んでいますが、メトリシア様の護衛役です』
ヒストリアが赤くなりながら言う
『そう言う事にしておきますね』
フローネが微笑みながら言う
『フローネ先生!マルスは新しく弟子候補がいます!1人はエリカちゃんでエビリアの従姉妹です。もう1人はここにいるカミラさんです』
リリシャが微笑みながら言う
『え!わわわっ私は・・・マルス様を尊敬しているだけです。その!あの!えーと・・・』
カミラがイキナリ振られてパニックになっている
『アリシア様の護衛役でしたね』
フローネが微笑みながら言う
『クビになりましたので、マルス様に見付けて頂き、屋敷の警備として雇われています』
カミラが言う
『それでマルスが教え込んでいるのですね』
『はい!1日で苦手な回復魔法も攻撃魔法も使える様になりました!魔法剣士になる為に闘気を学んでいます!』
カミラが笑顔で言う
『そうですか・・・既にマルスの弟子ですね。頑張ってマルスから教わりなさいね』
フローネが微笑みながら言う
『え!宜しいのですか?本当に!!』
カミラは笑顔で嬉しそうに言う
『カミラは妹弟子です!!』
メトリシアが笑顔で言う
『え!あ!!はい!』
カミラが笑顔で言うとヒストリアが羨ましそうに見ている
『ヒストリアも弟子にして欲しいと言えば良かったのにね』
メトリシアが笑顔で言う
『え!私等恐れ多い事です!!マルス様は私の目標です!!』
ヒストリアが慌てて言う
『フローネ様、私もマルス様の弟子と言う事で宜しいでしょうか?』
ケニスが笑顔で言う
『ケニスさんまで!常識を忘れなければ良いと思います』
フローネが笑顔で言うとみんな笑い出す
『え!!ケニス様まで弟子に!!どうしよう・・・・』
ヒストリアが涙目になる
『ヒストリア、一言で良いのですよ』
メトリシアが囁く
『え!でも・・・私は騎士に・・・だけどマルス様の教えは凄い・・・・でもお父様が・・・どうしよう・・・メトリシア様の近くにいられるから・・・・だけど国王陛下が・・・でも・・・どうしたら!!どうしたら・・・』
ヒストリアが涙目で迷い始める
『マルスとケニスと私の弟子と言う事で!!』
キリシアが笑顔で言う
『え!!』
ヒストリアが涙目でキリシアを見る
『リリシャはどうなのかな?』
『え!マルスの好きで良いです!!だけど可愛い!!』
リリシャが笑顔で言う
『お父様と言うのは誰ですか?』
フローネが微笑みながら言う
『騎士団長です』
ヒストリアが答える
『あの団長ですか・・・苦労したのですね』
フローネが苦笑いして言う
『え!お父様は尊敬しています。だけどあんなに情けない姿を見せるなんて』
ヒストリアが苦笑いする
『ミリアに一騎討ちで負けたからね』
マルスが微笑みながら言う
『え!遅いから簡単でした』
ミリアが笑い始める
『ミリア様も本当に強かったです』
ヒストリアが笑顔で言う
『ヘルトお兄様のイタズラも面白いです。ヒストリアに騎士団長をボコボコにさせるつもりですから』
メトリシアが笑顔で言う
『私がお父様に勝てる訳有りません!』
『勝つ前にマルスの弟子になりなさいね。マルスの弟子なら騎士団で誰も文句は言えませんよ』
フローネが微笑みながら言う
『え!でも・・・宜しいのですか?』
ヒストリアが考えながら言う
『今回の事が終わるまでに答えを出す方が良いですね』
フローネが微笑みながら言う
『はい!フローネ様!!』
ヒストリアが笑顔で言う
『本当に良い子ですね』
フローネが笑顔で言うと、みんな微笑んでいる