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28話 新しい武器と防具

『ギレリム、いる?』

ギレリムが奥から出てきた

『付加出来たのか?』

杖と短剣をみせる

『4つ共成功したのか?強力な感じがするな』

ギレリムが頷く

『どんな付加したんだ?』

『魔導の天杖は、魔力増幅と魔力制御と構造強化です』

マルスが言うと

『は?何て言った?3つ言っていたがどれを付加したんだ?』

『3つ全部だよ』

キリシアが言う

『3つ付加できるわけ無いだろう!!』

『マルスがやりました』

『だっ、だから、冗談はよせよ。

・・・・本当なのか?』

『だから名前を付けたの』

リリシャが言うと

『ばっバカな!!』

『フローネ先生から国宝級と言われました』

『国宝級だと・・・・』

ギレリムは言葉を失い

『とんでもないとは思っていたが・・・・まさかここまでくるとは・・・魔力増幅と制御と構造強化か・・・良い杖だな』

ギレリムは諦めたような苦笑いをしている

『火天の短剣、風天の短剣、光天の短剣です』

ギレリムが考える

『もしかしてこっちも3つか?』

『構造強化と火属性と体力回復と生命力強化です』

『はぁー?』

ギレリムが固まる

『・・・』

『ギレリム、大丈夫?』

『もう・・・なんて言えば良いかわからん』

ギレリムが短剣を持って

『火のオーラか、疲れがとれるような感じもするし、元気が出てくる・・・こんな短剣にさわることが出来るとは・・・』

『ギレリムが作った短剣でしょ』

キリシアが言うと

『俺が作った・・・』

ギレリムが呟く

『国宝級を俺が作ったのか』

ギレリムは思考が停止したままだった

『槍と剣、新しいのを作ってくれる?』

キリシアが聞くと

『気合いをいれて作ってやる。何本でもな』

ギレリムがそう言って3人を見て頭を下げる


迷宮とフローネの家で、魔道具、ボーション作成をこなしながら、金属の鱗の付加も順調に行い、数ヶ月が過ぎていった

魔力の通る革が到着して、鎧作りをギレリムがやっている

マルスは、この数ヵ月の間に身長が伸びていた


フローネの家にギレリムが鎧を持ってきた

『これが私の鎧?』

ギレリムは頷き

『試着しても良い?』

『試着してくれ。付加した後だと面倒だからな』

キリシアは着て

『重いけど、動きやすい』

『サイズは大丈夫だな』

ギレリムは満足そうだった

『マルスのは少し大きめに作った』

マルスも試着する

『大丈夫だね』

『二段階に調整出来るようになっている』

ギレリムは笑う

『付与魔法で効果を付加しましょう』

フローネがそう言うとマルスを見る

二人は鎧を脱いでくる

そして魔力操作して、魔力が全体に動くのを確認していく。魔力が通りにくい所が無いか、鱗一枚一枚まで確認する


鎧を魔方陣に置き、付与魔法を始める。胸元の魔石に魔方陣を書き込む。内容は、構造強化制御と魔力貯蔵と軽量化と魔法防御の4つに決めていた


2着とも成功した

魔石に触れて魔力を通すと、魔力が全体に回り、効果が付与されている

『完成ですね。キリシア、マルス、着てみてください』

フローネがそう言うと、ギレリムが頷く

キリシアとマルスは鎧に着替えてくる

『軽くなった』

キリシアは満足そうに言う

『どうかな?』

マルスがそう言うと、リリシャが微笑みながら

『似合っている』

キリシアと頷く

『本当に軽いよね。金属の鎧に思えない』

キリシアがそう言い跳び跳ねる

『名前どうする?』

『鎧にも名前必要?』

『国宝級ですから、必要です』

フローネの言葉にギレリムが頷く

『魔導のスケールメイル?』

『無難な名前だな』

ギレリムが言うとフローネは

『変に凝るよりは良いでしょう』

キリシアはフローネの言葉に頷く


『次は剣と槍だな。明日持ってくるぞ』

ギレリムは笑う

『完成していたんですね』

キリシアが言うとギレリムはニヤリとする

『マルスは腕があるから凝りまくった。最高傑作だ』

翌日から剣と槍の準備に入った


2日後付与魔法で付加が終る

『光天の魔導槍は、硬化構造強化、軽量化、光属性、体力回復を付加しました。光天の魔剣は硬化構造強化、軽量化、光属性、体力回復を付加しました。』

マルスが説明すると、ギレリムは納得する

『後、小手には魔力増幅、硬化構造強化、魔力制御、魔法防御、精神力強化の5つ付与が成功しました』

マルスが説明すると

『まさか5つを成功するとは・・思いませんでした』

フローネが言うと

『もう何でもやれそうだな』

ギレリムも少し呆れている

『私も出来るようになるように頑張ります』

リリシャがそう言うと

『マルスの真似は出来なくて問題ありませんよ。私はリリシャも才能があると思いますから』

フローネが微笑むと

『ありがとうございます』

リリシャはフローネに頭を下げる

『小手の名前は?』

『ギレリム、良い名前無いかな?』

『魔導マルスの小手、だな』

ギレリムがニヤリとしてフローネを見る

『良いと思いますよ。使うのはマルスかリリシャしかいませんし』

『魔道マルスの小手、良い名前』

キリシアが言いリリシャも同意する


『使っていた剣と槍はどうしようか』

『両方とも構造強化だけだから、売ってみるか』

ギレリムが言う

『いくらにしますか』

キリシアが言うと

『金貨300枚で売りに出せば良い』

『え?300枚は高くない?』

『それでも安いと思うぞ』

『付加1つですよ』

マルスが言うと

『効果が良いからそのぐらいだ』

ギレリムが言うとフローネも同意する

『ギレリムにあげる』

キリシアが言うとリリシャも頷く

『は?くれるだと・・・』

ギレリムが驚く

『ギレリムなら必要な人に売ってくれそうだから』

キリシアの言葉にフローネも同意している

『良いのか?』

『今までのお礼』

キリシアは頭を下げる

『わっわかった』


槍と剣はギレリムの鍛治場に大切に飾ってある


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