子爵家屋敷
騎士が急ぎ国王に報告する
『国王陛下、報告します。アーメルド伯爵閣下が暗殺に遇い危篤になり、英雄様が回復魔法で治療した為、回復はしましたが、静養中です。又、帰り道、英雄様をアーメルド伯爵の関係者として襲ったそうですが、英雄様が返り討ちにしてお仕置き中ですが、更に屋敷に戻ると英雄様達の屋敷も襲われており、返り討ちにして賊はお仕置き中です。』
騎士が報告する
『はぁ?・・・何が?英雄殿が怒っているのか?』
『実は黒幕を賊が吐いていますが、屋敷の情報とリベリアの屋敷の情報が漏れている様です。騎士団長も事態に対応不可能な為、ロイド殿に来て欲しいそうです。どうも漏れたのは副団長から漏れたようです。』
騎士が苦笑いしながら言う
『はぁ?・・・・わかったが、副団長とロイドをすぐに呼べ!副団長は口が軽いからな・・・誰に漏らしたか調べてから、ロイドに向かわせろ』
国王が苦笑いしながら言うと、副団長とロイドがやってくる
『副団長、英雄殿の屋敷とリベリアの屋敷を誰に言った!』
国王が真剣に聞く
『え!誰にも・・・・』
副団長が苦笑いしている
『子爵に言ったな!!』
『え!たしか・・・言いました・・・』
副団長が青ざめながら言う
『機密を話したら終わりだ!!英雄殿の屋敷が襲われた!お前のせいだ!!英雄殿がキレたそうだ。どうするつもりだ?何が起こるか解るよな!!』
国王が真剣に言う
『え!・・・確かキリシア殿も滞在中ですよね・・・まずい』
副団長が青ざめて震え出す
『ロイド、行って調査を頼んだぞ』
国王が苦笑いして言う
『畏まりました!国王陛下!』
ロイドが苦笑いしながら言うと、小隊と一緒に屋敷に向かう
『副団長、英雄殿のお仕置きを受けたくなければ、今の内に誰に話したか思い出して、書き留めておけ!良いな!』
『はい!国王陛下!!』
副団長は青ざめながら言うとフラフラしながら出ていく
『まだ終わってなかったか・・・ロイドが調べた通りなら・・・どうにもならんが、相手が英雄殿に喧嘩売るとは・・・どうなるか?』
国王は呟くと頭を押さえながら苦笑いしている
ロイドが屋敷の前に到着すると中を見て苦笑いする
『団長、まだ終わってなかったのですか?』
ロイドが苦笑いしながら言う
『引き渡す気が無いようだ・・・完全に実験台だな・・・口出しが出来ない』
騎士団長が苦笑いしている
『副団長が子爵に英雄殿の事をしゃべった事は確認が取れました』
ロイドが苦笑いしながら言う
『もう終わりだな・・・機密が守れないのではどうにもならん、それにここにはアリシア様とメトリシア様も住んでいる・・・国家機密だ』
騎士団長が苦笑いしている
『キリシア殿、少しだけこいつらから話を聞きたいのですが、宜しいですか?』
ロイドが苦笑いしながら言う
『ロイド、来ていたんだね、こいつとこいつが頭かな?』
キリシアが投げ飛ばす
『1つずつ話して貰いますよ。言いたくなければ、キリシア殿が続きを始めます』
ロイドが微笑みながら言うと男達は次々と説明を始める
『キリシア殿、黒幕は子爵の屋敷にいるようですね。ただ証拠が無いので、騎士団では調べに行けません』
『ロイド、相手が解っているなら、それで良いよ。こいつらから聞くから!』
キリシアが笑顔で言うと、キリシアが睨みながら1人ずつ聞いていく
『キリシア、面倒だから黒幕さんに直に聞きましょう』
リリシャが微笑みながら言う
『え!もう終わりですか!!折角沢山魔法の練習が出来たのに!!』
メトリシアが残念そうに言う
『メトリシア、黒幕を捕まえた後でやり直そう。ちゃんと黒幕さんに案内できたら、黒幕さんと交代して黒幕をお仕置きすれば良いのだから!』
マルスが笑顔で言う
『黒幕が捕まえられなければ、こいつらにそのままお仕置きをすれば良いですね』
メトリシアは笑顔で言うと、みんな笑い始める。賊達は絶望に震えている
『ルメイル、行く準備するよ』
キリシアが笑顔で言うと!全員着替えに行く。賊達は震えながら待っている
『マルス様、私も行きます!!メトリシア様から離れる訳にいきません!!ケニス様がいても、いつかはメトリシア様は私が守らないといけませんので、お願いします』
ヒストリアが真剣に言う
『メトリシアから離れないでね』
マルスが笑顔で言うと、アニーも準備を終えて出てくる
『ケニスはメトリシアとヒストリアと一緒に最後方をお願いね。アニーはミリアをお願いね』
マルスが笑顔で言うと、アニーとケニスが微笑んでいる
賊達に案内させて1つの屋敷に到着する
『ここが雇い主の屋敷かな?』
キリシアが賊に聞くと、賊が頷いている
『貴様ら何者だ!!』
門番が睨みながら言う
『こいつらに襲われたから、返り討ちにして連れてきただけだよ!』
キリシアが答えると賊の頭を投げる
『え!まさか失敗したのか!!馬鹿者!!』
門番が慌てて言う
『あれ?失敗したのか?何をしたのか知っているんだね~』
キリシアが笑顔で言う
『貴様!!』
門番が言うと、数人の男が出てくる
『それで、黒幕さんはどこかな?』
キリシアが笑顔で言う
『この者達を引き渡せ!!さもなくば!!』
門番が言うと剣に手をかける
『それで?黒幕を出せと言っているんだ!!雑魚!!』
キリシアが大声で怒鳴る。門番が斬りかかってくると、キリシアはかわしながら腕を掴み!地面に叩きつけると腕をへし折る
『貴様!!ただで済まんぞ!!ガベラス王国を敵に回すつもりか!!』
門番達が言う
『知ったことじゃない!!黒幕を出せ!!』
キリシアが怒鳴る
『やってしまえ!!』
門番が言うと全員斬りかかってくるが、キリシアはかわしながら槍で腕を砕きながら弾き飛ばす
『おい!黒幕は中かな?』
マルスが微笑みながら言うと男の腕をへし折り、足を見ている
『ガベラス王国を敵に回してただで済まないぞ!!』
『面倒だからガベラス王国の王城を吹き飛ばそうか?命を狙うなら狙われる覚悟が有るんだよね』
マルスが言うと、リリシャが微笑んでいる
『ただで済まないぞ!!』
門番が青ざめながら言うと、マルスは両足を折る。エビリアが回復させると、マルスがボコボコにする。エビリアが回復させる
『ひぇーーーーー!!近付かないでくれ!!』
『黒幕はどこにいる?』
『屋敷の中です!!』
門番が泣きながら言うと、キリシアは笑顔で屋敷に入っていく。出てくる男達を片っ端から両腕を砕きながら進む
『貴様らただで済まないぞ!!我が子爵家はガベラス王国の縁戚。その子爵家に剣を向けたらクライドルド王国とは言えただで済まないぞ!!』
『それだけ?黒幕さん!!!』
『は?解ってないのか!!頭が悪いな!!クライドルド王国が宣戦布告出来る分けないだろ!!解っているのか!!貴様ら小娘など、どんなに吠えても終わりだ!!ワハハハ!!』
『それで?屋敷を襲って命を狙ったのだから、既に宣戦布告されたからには最後まで叩き潰す!!それだけ!!』
キリシアが笑顔で言うと、黒幕を槍で弾き飛ばす
『アギャーーー!キサマ』
子爵が青ざめて言うと、マルスが蹴飛ばしてキリシアの前に転がす
『王国云々など知ったことで無い!!たっぷりお仕置きを受けてね』
キリシアが笑顔で言うと、槍を叩きつけて両足を砕く
『ぁがーーーーーー!!』
子爵が叫ぶと、キリシアは蹴飛ばしてリリシャの前に転がす
『フフフフフ、ルキアの涙の償い、たっぷり受けて貰いますよ』
リリシャが微笑みながら言うと回復させる。キリシアが槍で両腕を砕き、肩の骨も砕くと、リリシャが微笑みながら回復させる
他の男達はまとめてエビリアとクレスタとミリアとメトリシアが魔法を使いお仕置きを始めると、賊達は青ざめながら震えている
『マルス様・・・これはいつまで続くのですか?』
ヒストリアが青ざめながら言う
『気分が悪いならアニーの後ろで休んでいてね。多分リリシャの気が収まるまで終わらないのと、ミリアとメトリシアは新しい魔法の実験も始めるから永遠に終わらないね』
『え!・・・』
ヒストリアの顔がひきつり、周囲を見ている
『油断はしないようにね』
マルスが微笑みながら言うと、マルスは全速力で壁側に行き、逃げようとしている男達の前に回り込む
『え!!見つかった!!殺せ!!』
男が叫ぶと、マルス目掛けて剣を抜くが、マルスは腕を殴り砕くと股間を蹴り上げる。もう1人は腕をへし折り、地面に叩きつけてから投げ飛ばす
『あんたが黒幕かな?』
マルスが笑顔で言う
『ガベラス王国を敵に回してただで済むと思うなよ!!』
男が言うと剣を抜くが、マルスは腹を殴り腕を掴むと壁に叩きつけてから両腕をへし折るとグルグル回してからミリア達の方に投げ飛し、股間を蹴り上げた男をレビテーションで浮かせて持っていく
『ヒストリア、鉄の棒持ってきたよね』
『はい!マルス様』
ヒストリアが苦笑いしながら言う
『こいつで訓練しようか?両腕を砕いて良いから、手加減を考えてね』
マルスが微笑みながら言うと回復魔法で回復させてからヒストリアが両腕を砕こうと殴る
『もっと強くて良いかな?』
マルスが言って回復させると、ヒストリアが殴る
『そのぐらいだね。動きながら確実にやれるように何回か練習するよ』
マルスが微笑みながら言うとヒストリアは真剣に腕を砕き続けている
『もう辞めてくれ!!ガベラス王国外交特使にこんな事したのだからそれ相応の覚悟はあるのだろうな・・・』
男が涙目で言う
『クライドルド王国第一王女アリシア暗殺未遂と第二王女メトリシア暗殺未遂、アーメルド伯爵暗殺未遂、国家転覆未遂は犯罪だね。宣戦布告と言っても良いね』
マルスが微笑みながら言う
『は?王女暗殺未遂なんてしてない!!』
『メトリシア、剣を向けられたよね』
『はい!マルス師匠!!後、死ねと言われました』
メトリシアが微笑みながら言う
『暗殺未遂成立だね』
マルスが笑顔で言う
『はぁーー・・・メトリシア王女さま!!』
男は崩れ落ちる
『ヒストリアはメトリシアの護衛役だから、暗殺未遂の証人であんたをボコボコにしても文句はつけられないよ』
マルスが笑顔で言う
『後、どこを襲う計画かな?言わなくても良いけど、回りを見てから決めてね』
マルスが笑顔で言うと男は震えながら青ざめている
『リベリアの英雄の屋敷・・・リベリアの屋敷は今頃もう終わっているだろう!!仲間を見くびるなよ!!ワハハハ!!』
『お仕置き追加だね』
マルスが睨みながら言うと、お仕置きを再開する