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屋敷で1日

翌日、マルスは試作のランプを作成する

『マルス、これで魔力制御調整貯蔵型と貯蔵構造強化と魔力遮断を付与すれば良いのね』

『そうだよ。小魔石は2個有るから明るくなるね』

マルスが微笑む

『書き込みはそんなに難しく無いから作り易いけど、鍛冶の方が難しくなります。』

リリシャが微笑みながら魔石に魔方陣を書き込むと魔道具化して、点灯させてどのぐらい持つか実験を始める


カジェリアはヒストリアと訓練を始めている

『カジェリア、相当バテているね』

キリシアが見て言う

『簡単そうに見えて結構辛いからね』

マルスが微笑みながら言う

『ちょっとやってくる』

キリシアが笑顔で言うと走り始めると転びそうになって苦笑いしている

『大丈夫?』

『これ結構難しい!』

『闘気使ったらダメだよ』

『わかった!!』

キリシアは笑顔で訓練を続ける

『キリシア、楽しそうだね』

リリシャが見ながら微笑んでいる

『楽しいけど、ヒストリアとメトリシアとミリアが翌日歩けなくなるぐらい筋肉痛になったから、余りやり過ぎなければ良いけど』

マルスが見ながら呟く

『エビリア達はどこにいるんだろう?』

『書庫です。魔導書を写していると思います。』

リリシャが微笑みながら言う

『覗いてみようか?』

『そうですね』

リリシャは嬉しそうに微笑みながら書庫に向かう


エビリアとクレシアが魔導書を写している隣でミリアとメトリシアは魔導書を真剣に読んでいる。窓側でナディアがイリアとレディナに勉強を教えている

『みんな真剣にやっているから邪魔はダメかな?』

『新しい魔法を探しましょ』

リリシャが微笑みながら言うと書庫に入る

『お兄ちゃん』

レディナが笑顔で言う

『レディナ、どんな本を読んでいるのかな?』

『歴史書だよ』

『え!難しい本を・・・』

マルスが驚くと、レディナは笑顔で本の内容を言い始める

『お兄ちゃんはどんな本を読むの?』

『魔導書を探そうと思っているよ』

『お兄ちゃん、魔法今度教えてね』

レディナが笑顔で言う

『本を探して読んでいるね』

マルスが微笑みながら言うと3階の本棚に魔導書を探しに行く。魔導書を探して持ってくる

『マルスその魔導書は?』

リリシャが微笑みながら聞いてくる

『内容は解らないけど、状態維持の魔法がかかっているから選んだよ』

『あ!貴重な本だから!!』

『何が書いてあるか楽しみだね』

マルスが言うと、リリシャは1冊開いて読みはじめる。マルスも座り読み始める


この魔導書は魔法全書みたいな感じだな。初歩的な魔法について書かれているけど、光と闇魔法以外はほとんどもう使える

もう一冊の本も読み始めると似たような記述ばかりだった

『マルス、どうだった?』

『基本的な魔法ばかりだね。光と闇の魔法は知らない魔法は有るけど、そんなに必要な魔導書じゃないね』

マルスが微笑みながら言う

『こっちも同じ様に初歩的な魔法ばかりです』

リリシャが微笑みながら言う

『次の魔導書にしようかな?この魔導書は今度学生に魔導書の写し依頼で写して貰えば良いね』

マルスが微笑みながら言う

『魔導書の写しの依頼?』

『字の綺麗な学生に小遣い稼ぎさせているよ。だから魔導書を選ばないと学生の勉強にならないからね』

『あ!!マルス、講師みたいな事を!!』

リリシャが驚く

『色々な魔導書の写しが有れば、研究会の生徒が増えた時読む本が増えるからね』

『マルス研究院だね』

リリシャはクスクス笑い始める

『ダメ講師しか魔法学院にいないからね。本当に名前ばかりの魔法学院』

マルスが微笑みながら言う

『魔法学院卒業しても、全く基礎が出来ていないと、そのまま研究院に入っても成長しないと思います』

リリシャが真剣に言う

『そうだよね・・・基礎が無いから何も出来ない』

マルスが苦笑いしている

『マルスが魔法学院を作るしか無いのかな?』

『そうしたら冒険者出来ないよ』

『そうだよね。やっぱりリーベル様に頑張って欲しいよね』

『リーベル様はダメだね。変革を嫌っている様な感じがする』

マルスが真剣に言う

『え!そうなの?』

『基礎を講師に教えようともしない!更に問題が大きくならない様にしているね』

『リーベル様もダメだとするとアリシア様に頑張って貰うしかないよね』

『夏休み後、何人か研究会に入れて、基礎を教えてどうなるかだな・・・』

『マルス!女性ばかりにしないでね。マルスのハーレムじゃないんだから!』

リリシャが真剣に言う

『え!・・・ただ女性ばかり集まるだけだと思うけど』

マルスが苦笑いしていると、ミリアとメトリシアとエビリアとクレスタが反応して見ている

『本当にそう?エリカちゃんは可愛いし、ヒストリアさんは美人だから!』

『え!ヒストリアはヘルトに押し付けられただけだよ!騎士団長への当て付けに』

『そうだけど、素直で真面目で可愛い・・キリシアがすぐに気に入っているから』

リリシャが苦笑いし始める

『エリカは孤児で魔力に異常が有ったから引き取っただけだよ』

『エリカちゃんは良いの!!みんなの愛弟子になるから!』

リリシャが真剣に言う

『カミラさんとソリナさんもこの屋敷の警備を探していた時にクビになって冒険者をやろうとしていたのを見付けて、雇っただけだから』

『カミラさんとソリナさんは良いの!屋敷を守ってくれる人がいないと大変だから!』

『リリシャはヒストリアだけ嫌なの?』

『え!だって可愛いから・・・』

リリシャが苦笑いする

『マルス師匠!』

エミールが慌ててやってくる

『エミールどうしたの?』

『大変です!!アルクオドール様が盗賊に襲われて怪我をしたと聞いてルキアがアーメルド伯爵家の屋敷に向かいました!!』

エミールが言うとみんな本を読むのを辞めて集まる

『心配だから行ってみようか?』

マルスが言うとみんなですぐに出掛ける準備をする

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[気になる点] エビリアとクレシアが魔導書を写して      クレスタでは? 似た名前が多すぎて間違えやすい誤字 読み返して気付くレベルだけど注意が必要
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