食事会後
アニーとクレシアが冷却する鍋を持ってくると、ミルクと砂糖と果汁を入れて魔道具でかき混ぜながら冷やしていく
『どうぞ、溶けない内に食べてください』
アニーが取り分けながら渡していく
『これは!!いつものより美味しいですね』
王妃が微笑みながら言う
『旨い!!!こんな物が有るのか!!!』
グラベル達は一気に食べておかわりを貰いにすぐに行く
『やっぱり王城には帰りませんわ』
『はぁー・・・アリシア帰らないのは仕方無いですが、お嫁に行けないですよ』
『え?ここにいるのが幸せですわ』
アリシアが笑顔で言う
『王族の娘なら必ず嫁にいかないといけません!!』
『それは・・・・』
『マルス師匠はダメです!!』
メトリシアが真剣に言う
『そうですね』
王妃はメトリシアを見て微笑んでいる
『そうですわ。マルス様にはメトリシアを貰って欲しいですわ!ライバルだらけですが』
アリシアは全員を見渡して言う
『女性ばかり弟子にするから大変ですね』
王妃が苦笑いする
『ぅーーーーー』
メトリシアがみんなを見ている
『まずはヘルトですが、クレシアさんを口説かないと』
王妃が微笑みながら言う
『毎日使いに来させれば良いですわ?』
『そうですね。ヘルトに頑張って貰いましょう』
王妃が微笑みながらクレシアを見ている
食事も終わると
『今日の食事会で見た魔道具は内緒にしてくださいね、面倒な貴族が多いので!』
マルスが笑顔で言うと、全員頷いている
『漏らしたら、王家を敵に回すと思ってください』
王妃が微笑みながら言うと、全員真剣に同意する
『また食事会する時に招待しますので、今後ともよろしくお願いします』
マルスが微笑みながら言うと、みんな帰り始める
『ミドル、明日は王城に魔道具の件で必ず来てくださいね』
王妃が微笑みながら言うと馬車に乗り帰っていく
『明日・・・・どうしたら』
ミドルは頭を抱えて呟く
『マルス、金庫はどんな物なの?』
キリシアが微笑みながら言うと、クエリスに金庫を見せて貰う
『凄い紋様魔法に紋章魔法・・・魔道具化もしてあるのね』
リリシャが調べながら言う
『金庫だからね』
『これを王宮に貸し出したの?』
『血珠が悪用出来ないようにね』
マルスが微笑みながら言う
『マルス、価値はどのぐらいなの?』
キリシアが笑顔で言う
『ん?・・・知らない!考えてないよ』
マルスが笑顔で言う
『リリシャ、どのぐらいだと思う?』
キリシアが笑いながら言う
『金貨数千枚かな?比べる物が無いから解らないです』
リリシャが微笑みながら言う
『金庫が国宝だね』
『多重の付与魔法だからそうだね』
マルスが微笑みながら言う
『ミドルが決めるから仕方無いね』
キリシアが笑いながら言うと、リリシャが微笑んでいる
『ミドル、王都での貸出しの商会の準備は出来たのかな?』
マルスが笑顔で言う
『え!してないです』
『ミドル、どうするつもり?』
キリシアが言う
『え!それ所では無いです』
『どうして?』
『あんな金庫見たら!!』
ミドルが言う
『何考えているの!!数ヶ月王都に来なかったのが悪いでしょ!!それも数ヶ月のほほんとリベリアで何してた!!!』
キリシアが怒鳴る
『え!・・・・・・・』
ミドルは涙を流し始める
『マルスが居れば必要になるのは当たり前でしょ!!違う?はっきり言いなさい!!』
『それは・・・・・すいません』
『どうするか、明日までに考えて来なさい!!わかった!!!』
キリシアが叱り付ける
『わわわっ解りました!!』
ミドルは慌てて答えると部屋に戻り、頭を抱えて考え始める
『本当に騎士団も宛に出来ないから、王家に代行して貰うにしても話し合いだけは必要だからね』
マルスが苦笑いして言う
『王家に代行?』
リリシャが呟く
『王都内貴族と面倒な商人が多いからね。販売用と貸出し用2つを作り形状を変えて、代行して貰えれば、騎士団が無くさないように管理もやってくれるでしょ?』
『それは良いね。王家の強制徴収をやってくれれば、文句の付けようが無いね』
キリシアが笑顔で言う
『貸出し用は一体化した構造に変えて魔石が外れない用にしたいかな?』
『魔石泥棒防げるね』
『今の形の魔法のランプは最終的に販売用にしようと思うよ。買える人はほとんどいないけどね』
マルスが笑顔で言う
『マルス、どのように変更するか、詳しく教えてください』
リリシャが真剣に言うと詳しく魔石の魔方陣を話し合う
『そうなると大魔石と小魔石にならないと難しいね・・・魔石は山ほど有るから良いですね』
リリシャが笑顔で言う
『リリシャとミリアとエミールが作成可能になるから良いと思うけど、魔鉄や鉱石で作らないといけないから大変かな?』
『魔石を取り出したら魔石は砕けるから良いですね。鉱石も魔鉄も沢山有りますから大丈夫です』
リリシャが微笑みながら言う
『ゴーレム斬るの楽しいから良いよね』
キリシアが笑顔で言う
『このままだとキリシアが斬る前に全滅されちゃうから気をつけてね』
『え!それはダメ!!私の獲物だからね!!』
キリシアが大声で言う
『あのタイガーを視認するよりも先に消滅させる3人だからね』
『道理でエミールもミリアもメトリシアも魔法の発動が上手な筈です。負けていられません』
リリシャが真剣に言う
『私の獲物は!!』
『25層はカークロッチ、27層はクリケト、29層はラットで素早いから、キリシア楽しめるかな?』
『次は25層から始めよう!!』
キリシアが笑顔で言う
『無茶したらミリア達がついてこれないよ』
マルスが苦笑いする
『明後日が楽しみだよ!!』
キリシアが笑顔で言うと、リリシャが微笑んでいる