屋敷で団欒
ヒストリアが着替えて戻って来る
『お待たせしました!よろしくお願いします』
ヒストリアが元気にやってくると、キリシアが笑顔になる
『適当に打ち込んで来てね』
キリシアが笑顔で言うと、ヒストリアは次々と打ち込んでいく
『え?結構速いね、動きが良い!』
キリシアが笑顔で言うと、槍を振ってヒストリアの腹に一撃を与える。ヒストリアは転がって痛がっていると、ミリアが回復魔法を使う。立ち上がりキリシアに向かっていく
『ヒストリア、凄く動き良いね!騎士と大違い』
キリシアが笑顔で言う
『あ!私等まだまだです!』
ヒストリアが驚きながら言う
『楽しいから一緒に鍛練しようね』
キリシアが嬉しそうに言うと。リビングに向かう
『キリシア、気に入ったのかな?』
『間違いなく気に入っていますね』
リリシャが微笑みながら言うとリビングで話を始める
『実は1人弟子にする事にするんだけど、良いかな?』
マルスが笑顔で言う
『え!弟子を?約束は守れるのかな?』
『大丈夫!元貴族だけど、不治の病で見捨てられたから、ミリアと同じ境遇だね』
マルスが笑顔で言うとエビリアを見る
『それなら良いけど・・・マルスが認めているなら問題は無いと思いますが帰ったらフローネ先生に伝えておきます』
リリシャが考えながら言う
『魔法学院卒業したらエビリアの弟子になるから大丈夫、エリカいる?』
マルスが呼ぶとエリカが入ってくる
『マルス様お呼びですか?』
エリカが不安そうに言う
『え!エリカ!!!何故ここに!!』
『え!エビリアねえ様!!』
『マルス師匠、どう言うことですか?』
『エリカは孤児院に居たんだよ。不治の病で家から追い出されてね』
マルスが言うとエリカが事情を話し始める
『マルス師匠、ありがとうございます。エリカは私が責任をもって育てます』
エビリアが真剣に言う
『ダメだよ。来年大賢者研究会で遊ぶからね』
マルスが笑顔で言う
『エビリア、卒業するまで待ちましょう。マルスが教えるなら1人前にしてくれますよ』
リリシャが微笑みながら言う
『はい!リリシャ師匠』
エビリアが笑顔で言う
『あの・・・マルス様、リリシャ様はもしかして』
『リリシャ師匠とキリシア師匠は私達の師匠です!』
ミリアとメトリシアが笑顔で言う
『エリカの姉弟子達だから仲良くしてね』
マルスが笑顔で言う
『え!はい!マルス様』
エリカが驚きながら言う
『お待たせしました』
クレシアが笑顔で言うと次々と料理を持ってくる
『美味しそうーー』
キリシアが笑顔で言うと、みんな食べようとする
『ただいま戻りましたわ』
アリシアが笑顔で言う
『え!アリシア様!!何故こちらに?』
クレシアが驚くと、みんな見ている
『この家が快適ですから居候ですわ』
アリシアが笑顔で言うと、普通に席に座り、食べようとする
『マルス、どう言う事?』
キリシアが苦笑いしている
『アリシアは魔法学院の講師で、大賢者研究会の担当で、メトリシアとイチャつきたくて、居候しているよ』
マルスが笑顔で言う
『そうですわ!王城など帰る気は無いですわ!この家が本当に快適ですから!!』
アリシアが笑顔で言う
『クスクス・・・一緒ですねアリシア様』
『クレシア?何をしているのですか?』
『趣味の料理です!王都にいる間はここに居候します』
クレシアが笑顔で言う
『それは良いですわ!!ここにいたら帰りたくなくなりますわ』
アリシアが笑いながら言うと、クレシアが微笑んでいる。みんなご飯を食べ始める
『大変ですミドルさんが倒れました』
ナディアが言うとミドルが倒れている
『ミドル、どうした?』
『終わった・・・王族にここの設備を見られた・・・どうやって報告すれば・・・』
ミドルが泣きながら言う
『王族は全員知ってますわ!今更ですわ』
アリシアが笑顔で言う
『王城に行ったら怒られる・・・』
『怒られませんが、色々貸してくれ、作ってくれと言われますわ』
『え!怖い・・・・何か貸し出しているのですか?』
『属性感知魔道具だけかな?』
マルスが笑顔で言う
『マルス師匠!金庫もです』
メトリシアが笑顔で言う
『そう言えば楽しかったね。騎士団長泣いたからね』
『はい!面白かったです!あれから一度も来ないですからね』
『そうだね。今日、数ヵ月ぶりに会ったね』
マルスが笑顔で言う
『使いは全部デストラに任せていますからね』
メトリシアが笑顔で言う
『ケニスにボコボコにされに来ているからね』
『そう言えば明日がデストラの日だっけ?』
『はい!マルス様!明日はデストラが来ると思いますが、逃げるかもしれないですね』
ケニスが笑い出す
『来たらボコボコにする!』
キリシアが笑顔で言うとみんな笑い始める
『・・・・・金庫なら大丈夫か・・・』
ミドルがホッとしている
『アニー、欲しいものは無いかな?何か作ろうか?』
『そうですね・・・考えておきます。』
アニーが微笑んでいる
『アニーさん、今は何も言わないで下さい!』
ミドルが慌て出す
『ミドルさん、早く国王陛下に挨拶をした方が良いですよ。即位してからまだ会ってないですよね』
メトリシアが微笑みながら言う
『明日か明後日バイルが到着したら向かいます』
『バイルは一緒に飛んで来なかったの?』
『数ヶ所見てから来ると言われていましたので、先に出発しました。』
『バイルが来たらみんなで食事会しようか?』
マルスが笑顔で言う
『はい!沢山料理作ります』
クレシアが微笑みながら言う
『クレシアさんはいつまでここに?』
『許嫁がいなくなりましたので、新しい許嫁を探してこいと焦っていましたから、暫く滞在します』
クレシアが苦笑いしながら言う
『貴族は大変ですね』
リリシャが微笑みながら言う
『そうですわ!私も許嫁の家、取り潰されましたわ!!気に入らない人だったから良いですけど』
アリシアが笑い出す
『え!御姉様、許嫁いたのですか?』
『侯爵家ですわ』
『あの人ですね』
メトリシアが微笑んでいる
『メトリシアはいるのかな?』
『私はいないですよ!不治の病だったので』
メトリシアが笑顔で言うと、マルスを見ている
『マルスは大変ですわね』
アリシアが全員を見ながら微笑みながら言う
『え?どうして?』
『綺麗な弟子が沢山ですからですわ』
『綺麗・・・私の様な才能も無い人を綺麗なんて言わないで下さい!!』
ミリアが大声で言う
『エミールの事を言ったつもりですわ』
アリシアが笑いながら言うと、みんな笑い出す