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平和な研究室?

マルスは1人で魔法学院に向かう

『エミール、おはよう』

『マルス師匠、おはようございます』

エミールが笑顔で言う

『エレーヌは筋肉痛?』

『え!はい・・・身体中が痛いです』

エレーヌが苦笑いしている

『ミリアとメトリシアは?』

『ミリアとメトリシアは屋敷で魔導書読んでいるよ。筋肉痛で歩けなくなっているからね』

マルスが苦笑いしている

『ほどほどにしないと大変です』

エミールが苦笑いしている

『エミールも筋肉痛かな?』

『え!かなり痛いですね』

エミールが苦笑いする

『ヒストリアも今朝は筋肉痛に寝坊していたね。かなり面白かったけど』

マルスが笑顔で言うと、エミールとエレーヌは微笑んでいる

『昨日の魔石で練習開始かな?』

マルスが笑顔で言う

『はい!練習します』

エレーヌが笑顔で言うと、エミールと付与魔法の練習を始める


マルスは秘書を取りに行く

『雷の魔法の書かれている秘書は有りますか?』

マルスが司書に言う

『すぐに探してきます』

司書が探しに行くと数冊持ってくる

『ありがとうございます。研究室で読んでも良いですか?』

『勿論です!あそこなら安全です』

司書が笑顔で言うと、マルスは本を持って研究室に戻り、魔導書を読んでいく

『これなら何と無くイメージが湧くな』

マルスは呟くと、魔法練習場にいく

『・・・・サンダー』

マルスが唱えると光輝く雷が手から的に伸びる

『もう少し改良しないと使えないな・・・』

マルスは何回か使いながら魔法のイメージを変えていく

『・・・・サンダー』

光輝きながら稲光が手から出て的に当たる

『・・・・サンダーボール』

稲光する珠を作り出して、的に当たると爆発する

『これで良いかな?威力が解らないけど仕方ない』

マルスが呟き後ろを見るとルキアが真剣に見ている

『あ!ルキア、来ていたんだね』

『今の魔法、見たこと無いです』

『魔法を再現してみただけだよ』

マルスが笑顔で言う

『やっぱり凄いです』

ルキアが真剣に言う


『マルス様、質問が有るのですが、魔導書の写しの依頼を出されたのは何故ですか?』

『魔導書が3階の書庫に無いからだね』

『え!あ!そうですがマルス様に必要なのですか?』

『必要というよりも、困ってないから、小遣いに困っている学生に勉強を兼ねてやって欲しいんだよね』

マルスが微笑みながら言う

『あ!!そう言うことですね!実は今日、みんな応募するか噂していました』

『それなら字が綺麗な人集まるかな?いくつか写す魔導書を見付けておくかな?』

マルスが微笑みながら言う

『ルキアは今日は何をしたいかな?』

『ミリアさん、メトリシアさんは?』

『2人共家で魔導書を読んでいるよ』

『エミールさんとエレーヌさんは?』

『付与魔法の練習していると思うよ』

『練習を見させて欲しいです』

ルキアが笑顔で言うと、2階にいく

『あ!マルス師匠!見てください!どうですか?』

エミールが魔石を手渡してくると魔方陣を確認する

『綺麗だね。だけど今度は線をもっと細くしてみようか?』

マルスが笑顔で言うとエミールは頷いて書き込みに戻る

『マルス様、見せてください』

ルキアが言うと魔方陣をじっくり見ている

『完璧に見えます・・・・エミール様、凄いです』

『基本が出来ているからね。これで満足したら成長はしないから、まだまだ頑張ってもらうよ』

マルスが笑顔で言う

『・・・まだまだ成長するのですか?』

『まだまだするよ』

マルスが笑顔で言うと、マルスも一個魔方陣を書き込むことにする


『この魔方陣は何ですか?』

ルキアが魔方陣を見て驚いている

『光属性放出型だね』

マルスが笑顔で言うと、魔石を発動すると急激に光魔石が砕ける

『なななっ何ですか!!今のは!!』

『この魔方陣は魔力を一気に放出するから、一瞬強く光るだけだね』

マルスが笑顔で言うとエレーヌとエミールが覗いている

『マルス師匠、新しい魔方陣ですか?』

『そうだよ。エミール』

『私でも可能ですか?』

『まだ無理かな?頑張ってね』

マルスが微笑みながら言うと、2人は戻って練習を始める。ルキアはエレーヌの書き込みを見始める

『あ!砕けた・・・・どうして成功するのとしないのが有るの・・・』

エレーヌが呟くとエミールに聞きに行くとエミールの前でもう一度魔方陣を書き込みをする

『綺麗に書けている様に見えるけど・・・』

エミールが呟くと、じっくり見ている

『マルス師匠、どうですか?』

エミールがマルスに手渡すと、マルスはじっくり見ている

『エレーヌ、ここを書いた後かな?』

マルスが魔方陣を指差す

『はい!そうです・・・・何か有りますか?』

『慣れるしか無いけど、模様がズレているね』

マルスが言うとエミールとエレーヌがじっくり見て見比べ始める

『え!!ここですか!!こんな所が傾いているだけで、ですか?』

『そうだね。紙に書いて練習してね』

マルスが微笑みながら言うと、エレーヌは紙に書いて確認を始める


『マルス様、どうして解ったのですか?』

『じっくり見ただけだよ。基本が一番大事だからね』

マルスが笑顔で言う

『どんなミスも見逃さないのですね・・・だからエミールさんは失敗が無いのですね』

ルキアがエミールを見て言う

『沢山練習したからね』

マルスは微笑みながらエミールを見ている

『エミールさんは付与魔法も攻撃魔法も使えるのですよね』

『回復魔法も魔法薬もやれるよ』

『・・・・完璧なのですね・・・ミリアさんもメトリシアさんも凄いです。』

ルキアが真剣に言う

『ルキアも努力してね』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス様』

ルキアが笑顔で言う


『マルス様、外で何か聞こえませんか?』

ルキアが言うと窓から外を見るとリーベルと事務局の職員が扉を叩いている

『何か用ですか?』

『マルス、どうやったら入れるのですか?』

リーベルが苦笑いしている

『勝手に侵入は出来ないですよ!無用心ですから!侵入出来るものならしてください』

マルスが笑顔で言う

『は?・・・・無理ならする気は有りませんが、魔導書の写しの件で話が有ります』

『解りました。』

マルスが言うと、ルキアと扉を開けに行くと2階の部屋で話を聞くことにする

『こんなに凄いのですか!!』

職員はライトを見ながら言う

『写しの件ですが、応募が止まりません!』

リーベルが苦笑いする

『現在3年生から1年生まで数多くの人が応募してきていますが、どうなさいますか?』

職員が言うと紙の束を机に置く

『凄いですね・・・ん?司書まで?』

マルスが捲りながら呟く

『司書どころか講師まで応募してきています』

事務局職員が苦笑いしている

『講師も暇なのですね・・・もっと真剣に生徒に教えて欲しいですね』

マルスが笑顔で言う

『それを言われると笑うしか無いですね』

『ここから字が綺麗な人を選抜して話を聞くしかないね』

マルスが言う

『どんな魔導書にするのですか?』

『中級から上級の魔導書にするつもりです』

『そうですか・・・ルキアさんはどのぐらいここで勉強しているのですか?』

『え!今日はエレーヌさんの付与魔法の練習を見ていました』

『付与魔法・・・・マルスが教えないでくださいね!』

リーベルが苦笑いすると、エミールが魔方陣を確認してもらう為に持ってくると、リーベルが確認して青ざめている

『エミール!!あなたまでこんな凄い書き込みを!!』

『え?普通です。リリシャ師匠に習いましたから』

『あ!そうでした・・・入学前に自分の杖を作ったのでしたね』

リーベルが苦笑いしていると、職員が見て震えている

『これでどうですか?』

エレーヌが持ってくると、リーベルが見て苦笑いする

『そんな!!こんな完璧に書き込めるのですか!やっぱり完璧ですね』

リーベルが苦笑いしながら言うと職員もみる

『こんなに綺麗に書き込めるのですね・・・ここは魔法研究院ですか?』

職員が驚きながら言うと、マルスも確認する

『エレーヌ、ここと、ここと、ここもズレているね。気をつけてね』

マルスが笑顔で言うと、エレーヌは真剣に見て練習に戻る

『え!!・・・あれでもダメなのですか?』

職員が驚きながらリーベルを見る

『努力を止めたらそれまでですよね』

『そそっそうですけど・・・指摘が細かくて凄いです』

『職員さんも魔法使えるのですか?』

『魔法学院の事務局の人は全員卒業生ですが、大賢者研究会は今まで見てきた研究会など比べる事が出来ないぐらい凄いです』

職員が真剣に言う

『努力は止めたらそれまでですからね』

マルスが微笑みながら言う

『そうですね・・・』

リーベルが苦笑いしている

『いくら努力しても成長出来ない人もいます・・・私も・・・』

職員が苦笑いしている

『マルス達は桁が違うので仕方ないですね・・・資金は迷宮で稼ぐのですか?』

『もう稼いで有ります。もっと材料費がかかると思って沢山用意してしまいました』

マルスが笑顔で言う

『そうですか・・・マルスでは仕方無いですね』

リーベルが苦笑いしている

『迷宮?許可が下りているのですか?』

職員が驚く

『ギルドマスターに許可してもらいましたが、良く考えたら全員ギルドカード持っているので関係なかったですね』

マルスが微笑んでいる

『は?・・・・許可が下りている事は知りませんでした、前衛は?』

『自分とケニスさんですね』

『え!魔法学院生徒が前衛なんて出来る筈は・・・』

『余裕でしょう。マルスなら・・・冒険者ギルドはマルスを剣士として称号を与えています』

リーベルが苦笑いしながら言う

『え!称号!!!』

『あ!!!リーベル様!!それは国家機密に抵触したよ!!』

『あ!!今聞いたことは、忘れなさい!!絶対に誰にも言わないでください!!そうしないと騎士団が捕らえに来ます』

リーベルが焦りながら言う

『騎士団長、呼びつけておくね』

マルスが笑いながら言う

『え!はい!!!秘密にします』

職員が慌てて言う

『広まったら職員さんの首が飛ぶだけだから良いけどね』

『え・・・・・・』

職員が青ざめている

『本当の事だけに文句言えませんね』

リーベルが苦笑いしていると、職員が真剣に頷く


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