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平和な日常

アリシアが苦笑いしながら帰ってくる

『アリシアお姉さま、どうかなさいましたか?』

メトリシアが不思議そうに聞く

『魔法学院の講師と職員が騎士団に連行されましたわ』

『え?何故ですか?』

『反逆者に荷担した罪で連行ですので、講師が足りなくなりますわ』

『反逆者に?魔法学院にまで反逆者に荷担していた者が・・・』

メトリシアも苦笑いしている

『本格的に捕まえ始めた様だね』

マルスが微笑みながら言う

『どのぐらいの人が捕まるのでしょうか?』

『今回の暗殺未遂でかなりの人が捕まるよね。そうなると生徒も魔法学院を辞めないといけないから講師が減っても余り変わらないかな?』

『あ!そうですわ!!西側の貴族はかなり減りますわ!それに存続できてもかなりの利権を失いますわ』

『国王の本気度が解るよね』

マルスは微笑みながら言う

『伯爵家の取り潰しは確定していたと言っていましたわ』

『そうなるとヘルトが遊びに来るかな?』

マルスが微笑みながら言う

『え?何故ですかマルス師匠』

『取り潰した貴族の持つ宝物をしまう場所が必要だからね』

『あ!!そうですね!!書庫が空ですから助かります』

メトリシアが笑顔で言う

『困る学生がいるのもちょっと嫌だな・・・あ!そうだ!魔導書写すの面倒だから1冊金貨1枚ぐらいでやってくれる人を探そうかな?』

『魔導書の写しですか?写すの面倒だから字の綺麗な人にやって貰いたいですよね』

『写しながら勉強になるからね』

マルスが微笑んでいる


『マルス師匠、迷宮には行かないのですか?』

ミリアが真剣に聞く

『色々片付いたから迷宮鍛練再開したいよね』

『はい!いつ行きますか?』

『ルキアの授業を見ながら休める日に潜ろうね』

マルスが考えながら言う


研究室に行くと、暫くして道具屋がやってくる

『マルス様、ここが大賢者研究会ですか!!凄い建物ですね』

道具屋が驚きながら言う

『気合い入れて作ったからね』

マルスが微笑みながら言うと、みんなでポーションの材料を運び込む

『凄い量ですね』

リーベルが苦笑いしながら来る

『リーベル様、何か用ですか?』

『今日から忙しくなるので、アリシアさんも中々こっちを見ることが出来ないのですが、何が起きているか知っていますか?』

リーベルが苦笑いしている

『リーベル様も知っていますよね。例の件の処分が始まっただけだと思いますよ』

『やはり・・・』

リーベルはため息混じりに言う

『あ!リーベル様、1つ聞きたいのですが、学生の中で字の綺麗な人に魔導書の写しを頼んだりしたらダメですか?』

『え?魔導書の写しですか?・・・少し確認が必要ですね、魔導書の写しは勉強にもなりますので良いですが・・・』

リーベルは考えながら言う

『研究室に魔導書が無いので誰かに書き写して欲しいですね』

マルスが笑顔で言うと、リーベルは考えながら帰っていく


午後になると、ルキアが笑顔でやってくる

『ルキア、薬草は来たから、ポーションの練習しようね』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス様!・・・え!エレーヌさんの魔力凄い!!』

『リリシャの真似だね』

マルスが見ながら微笑むと、ポーション作りの準備に取り掛かる。ミリアとメトリシアがルキアと作り方の確認を始める

『授業で聞く内容と全く違いますが、これがマルス様達の作り方なのですね』

ルキアが笑顔で言うと、ポーションを作り始める


日が暮れると、ルキアのポーションも完成する

『疲れました・・・私の初めてのポーションです』

ルキアが笑顔でポーションの瓶を眺めながら言う

『これで魔法薬作成の授業も実習も参加拒否されるかも知れませんね』

エミールが笑顔で言うと、エレーヌが微笑んでいる

『え!どうしてですか?』

ルキアが驚く

『1年生は作り方の勉強で、2年生から実習になりますが、既に2年生の領分を終えてしまいました』

エミールが笑顔で言う

『え?私でも出来たのに?そんなに難しく無いですよね?』

『ミリアにメトリシアにマルス師匠まで事細かく指示されながら作るからです。少しでも間違いが有ればすぐに修正の指示が出ますから、失敗出来ないですからね』

『あ!!その通りです!』

『修正しなくて済めば、普通はもう一人前かな?』

マルスが微笑みながら言う

『魔法学院では作成出来た時点で1人前です』

エミールが笑いながら言う

『私達はリリシャ師匠みたいになれるまで、一人前では無いです』

ミリアが笑顔で言う

『一気に200本分を余裕で作るよね』

『リリシャ師匠に不可能は無いですよね!リベリアのポーションは全部リリシャ師匠達のポーションだよね』

『品薄になれば、すぐに作成依頼で作っていますよね』

メトリシアとミリアが笑顔で話しているとルキアは驚きながら聞いている

『私も頑張ります!!』

ルキアが笑顔で言う

『ルキアも、3年間頑張れば出来るよね』

マルスが笑顔で言うと、エミールが微笑んでいる


夕方、屋敷に帰ると、ヒストリアがケニスと剣の稽古をしている

『きゃーー!』

ヒストリアはケニスの一撃を受け止められず弾き飛ばされ、転がる

『まだまだ!!』

立ち上がると剣を構えてケニスに向かっていく

『ヒストリア、凄い集中力で頑張っているね』

メトリシアが微笑みながら言う

『騎士より数倍頑張っているから、きっと強くなるね』

マルスが微笑みながら言うと、ヒストリアは弾き飛ばされ立ち上がる

『ヒストリア、今日は終わりです。メトリシア様、お帰りなさい』

ケニスが微笑みながら言う

『あ!!すいません!気づかなくて!!』

ヒストリアが慌てて言うと足がおぼつかないで転ぶ

『ヒストリア、大丈夫?』

マルスが言うと、カミラが回復魔法を使い回復させる

『無茶はダメだよ』

マルスが微笑みながら言う

『いえ!私はまだまだ弱いので、もっと鍛練しないといけないです!!』

ヒストリアが真剣に言う

『効率を考えて鍛練しないと身体壊すから気をつけてね』

『え!あ!はい!マルス様!!』

ヒストリアは返事するとみんなで屋敷に入っていく

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