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戴冠式翌日の休日

翌日、ヒストリアが屋敷に来る

『おはようございます。よろしくお願いします』

ヒストリアが笑顔で言うと、リビングで自己紹介と挨拶をする

『あ!部屋か。クエリスさん、3階の部屋、使えるかな?』

マルスが聞く

『はい!マルス様、準備致します』

クエリスが微笑みながら言う

『ヒストリアさん3階の部屋を使ってください。騎士学院の通学も普通にしてくださいね』

マルスが笑顔で言う

『マルス様がメトリシア様の師匠なのは聞きましたが、何者なのでしょうか?同い年で師弟関係とは・・・』

ヒストリアが聞く

『ヒストリアさん、この屋敷はどう思いますか?』

ケニスが微笑みながら聞く

『え!この屋敷ですか?・・・なんだか解りませんが、凄いとは思います』

『この屋敷はマルス様が建てたのです。それも古代魔法を使っていますので、破壊するのは中々出来ません』

ケニスが真剣に言う

『え!古代魔法!!』

『マルス様と屋敷内の事は内緒にしてくださいね』

『はい!それは国王陛下とお父様から絶対だと言われましたが、理由はマルス様に聞いてくれと言われました』

ヒストリアが苦笑いしている

『最強の魔導師であり、剣聖です!周りの人達はリベリアの英雄と称えています』

メトリシアが微笑みながら言う

『え!えーーーーーーーーー!あっあっあのリベリアの英雄様!!』

ヒストリアが驚いて尻餅をつく

『大丈夫ですか?ヒストリア』

アリシアが入ってきて微笑みながら言う

『え!アリシア様!!何故こちらに!!』

『え!ここが快適ですから、居候してますわ』

アリシアが笑顔で言うといつも通り座って微笑んでいる

『この屋敷、警備は大丈夫なのでしょうか?』

ヒストリアが慌て出す

『騎士団全軍で攻めて来て突破出来るかな?』

マルスが微笑みながら言う

『不可能です!クエリスも馴れたので、結界の使い方が上手くなっていますので』

ケニスが笑顔で言う

『え!騎士団が攻めて来ても突破出来ない!!』

『あ!ケニスが本気出したら騎士団全滅出来る!!』

メトリシアが笑いながら言う

『そうですわ!マルス様までいますわ』

アリシアが笑顔で言う

『本当に大丈夫なのでしょうか?』

ヒストリアが苦笑いしながら呟くとみんな微笑んでいると、ミリアを見て

(あ!お父様を簡単に倒した人が横にいる・・・この屋敷おかしい!絶対におかしい!)

『ミリア、ヒストリアさんに屋敷内を案内しようね』

マルスが笑顔で言うと屋敷内を案内して回ると、ヒストリアが段々青ざめていく。3階の部屋を選んで中に入ると天井にはライトが有る

『ヒストリアさん、ここに手を置いて点灯と言えばライトがつきますので試してください』

マルスが笑顔で言うと、ヒストリアが点灯させると青ざめている

『魔法のランプが普通に有るなんて・・・・』

ヒストリアが呟くと机の上のライトも点灯して確認すると震えている

『ヒストリアさん、大丈夫ですか?』

マルスが心配そうに言う

『あの・・・この屋敷おかしいです!何でこんなに魔道具が有るのですか!』

『え!作ったからだよ!便利でしょ!欲しいものが有ったら教えてね。作るから』

マルスが笑顔で言う

『え!マルス様が作られたのですか!!』

『マルス師匠は現在王城に納品されている魔道具を作られた王国一の付与魔法使いでも有ります』

メトリシアが微笑みながら言う

『え!じゃあここに有る魔道具、全部マルス様が本当に作られたのですか!!』

『だから秘密が多いですよ!この事が周囲にバレたらどのぐらいの賊が襲ってきますか?どのぐらいの貴族が押し掛けますか?』

ケニスが真剣に言う

『あ!そうです!大変な事になります』

ヒストリアが慌てだす


ヒストリアは部屋に荷物を置いてから納屋や工房に書庫を見て戻ってくる

『本当に私が住んで良いのでしょうか?』

ヒストリアが言う

『メトリシアの護衛なのですから自信を持ちなさい』

アリシアが笑顔で言う

『自信が全く有りません』

『剣術はケニスが教えてくれますから安心してください』

メトリシアが笑顔で言う

『はい!よろしくお願いします、ケニス様』

ヒストリアが笑顔で言う

『様は付けないでください。私は元メトリシア様の護衛役です』

ケニスが微笑みながら言うと事情を説明する


『マルス師匠、何をしましょうか?』

メトリシアが笑顔で言う

『研究会の準備をするよ』

マルスが笑顔で言うとメトリシアとミリアはマルスと一緒に準備を始める

『マルス様、グラベル殿が参りました』

カミラが笑顔で言うと、マルスは応接室に向かう

『マルス、完成したぞ。確認してくれ』

グラベルが言うと2つの箱を開ける

『凄い出来ですね!猫が生きている様に見えます。こちらの鳥も素晴らしいです』

『こんな凄い材料見た事がない!何故かどこをどうすれば良いか、杖が示してくれているように感じた』

グラベルが笑顔で言うと、マルスは魔力を流して確認していく

『これならすぐに付与魔法出来るね』

マルスが笑顔で言う

『すぐに出来るのか!!』

『彫刻する前に準備出来ていたからね』

『そう言う事か!見学をさせて欲しい』

グラベルが笑顔で言う

『邪魔はしないでね』

マルスが笑顔で言うと、ケニスに杖をもって貰い工房に向かう。再度魔力制御で確認をすると魔方陣を発動して試し書き込みをし、魔石の魔方陣を確認すると、マルスは杖の魔石に魔方陣を書き込み始める。2本共終わらせる

『凄い・・・・何人か付与魔法するのを見たが、ここまで早いのは初めて見た』

グラベルが驚いていると、マルスが微笑みながら杖の魔石の魔方陣を確認してから杖に魔力を通し始める。徐々に光が強くなっていくと、2本共魔力を通す。次第に魔力の光が増していく

『なんだ!!これは!!』

グラベルが驚くと次第に光が収まっていく

『マルス様、もしかして神様のイタズラですか?』

ケニスが呟くと、マルスが鑑定を始める


構造強化・魔力制御強化・魔力貯蔵・精神力強化・生命力回復・生命力強化・体力強化・体力回復・聖属性・光属性・腕力強化・浮遊・魔法防御・対抗魔法・究極魔法耐性

『マルス師匠!あの光は神様のイタズラですか!!』

ミリアとメトリシアがやってくる

『そうだね・・・ミリアの杖とエミールの杖だから良いけど』

マルスが苦笑いしながら言う

『神様のイタズラ?なんだ!!』

『付与魔法で神様がイタズラしたみたいな事が起きる事が有りますが、こんなとんでもない杖になると、使う人が大変だよね』

『そんなに凄いのか?』

『内緒だよ!古代魔道具クラスだね』

マルスが微笑みながら言う

『本当か!!良し!ギレリムに負けてない事を証明できたぞ!!』

グラベルが笑顔で叫ぶ

『ミリア、こっちの猫がミリアの杖だよ』

マルスが手渡すと、ミリアが震えている

『大切に使ってね』

マルスが笑顔で言う

『え!私などが使うのですか!!』

ミリアが涙目になる

『ここ見てみて』

マルスが微笑みながら言う

『グラベルが彫刻してマルスが付与魔法したミリアの杖』

読んで震えている

『ミリア専用の杖だからね』

マルスが微笑むとメトリシアが微笑んでいる

『今日は良いものが見れた!』

グラベルは笑顔で言うと帰っていく


『マルス様、先程の方は名工グラベル様ですよね』

ヒストリアが震えながら言う

『そうだね』

『グラベル様があんなに喜んでいるなんてあり得ないです。店に行っても追い出されます』

ヒストリアが驚きながら言う

『剣が欲しかったら言ってね。作るから』

マルスが笑顔で言う

『え!そんな高級品、私では釣り合いません!』

ヒストリアが震えだす

『そうかな?1人前になったら作ろうね』

マルスが笑顔で言うと、ヒストリアが苦笑いしていると作業に戻る


『ケニス様、マルス様は何であんなに簡単に剣を作ると言われるのですか?』

ヒストリアが真剣に聞く

『装備は必要だからです!マルス様は迷宮探索もしますので、装備が悪くて怪我されるのを嫌います』

『そうですか・・・費用など用意出来ないのに』

『費用の要求等しませんよ。私のこの剣もマルス様から預かっています』

ケニスが微笑みながら言う

『どのぐらいの価値が有りますか?』

『金貨数百枚から数千枚ですね』

ケニスが苦笑いすると、ヒストリアが驚いている

(絶対この人達金銭感覚が無いのでは・・・大丈夫なのかな・・・)

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