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王城で食事会

ロイドが苦笑いしてやってくる

『団長と副団長は?』

ロイドが苦笑いして言う

『団長達は走っているよ。ロイド、どうかしたの?』

マルスが微笑みながら言う

『これを入口側の男が所持していたので、念の為持ってきました』

ロイドが苦笑いしながら血珠を見せる

『これが6個目だね。流石ロイドだね』

マルスが笑顔で言う

『ご苦労であった!これで一安心だな!』

国王が笑顔で言う

『調査能力に剣術に気転・・・お父様、ロイドを騎士団長にしては如何ですか?』

ヘルトが笑顔で言う

『え!勘弁してください。面倒です』

ロイドが苦笑いする

『そう言う事か・・・英雄の影響だな』

『メトリシアの護衛をやらせ過ぎたか・・・』

国王と元国王が苦笑いしている

『国王直属の騎士にして、調査と精鋭騎士の育成でもさせれば?』

マルスが微笑みながら言う

『それは良い!大人数では無く、精鋭と小隊単位の隊長クラス育成が急務です。』

ヘルトが笑顔で言う

『ロイド、頼むぞ!』

国王が笑顔で言う

『ロイド、頑張ってね』

マルスが笑顔で言う

『え!決定ですか?』

ロイドが驚いているとメトリシアが笑い出す

『リベリアでゆっくり鍛練したから、少しは忙しくなるだけだね。騎士団長とどっちが良い?』

マルスが笑いながら言う

『それは・・・・ガシリオと同じ事に・・・』

ロイドが呟く

『ガシリオさん、騎士団長や副団長より、リベリア警備隊隊長になる事を選んでいましたね!キリシア師匠に言われて文句言えずに決定ですからね』

メトリシアが微笑みながら言う

『仕方ない・・・騎士団長になりたくないから、人を鍛える事にする』

ロイドが苦笑いしながら言う

『・・・騎士団長なりたい人がいないのか・・・権力に魅力無いのか?』

『え!権力なんて要りません!冒険者になっても良いと思っています』

ロイドが真剣に言う

『しばらく騎士団長に頑張って貰うか・・・』

国王が苦笑いすると副団長が戻ってくる


『こちらが魔道具になります。』

副団長が光、火、水、風の感知魔道具を見せると、ケニスが説明を始める。みんな副団長を睨み始める

『こう言う事ですか・・・門番に町中の騎士達に持たせて、盗難を防ぐ必要があるな・・・光と火は解るが・・・水と風はどんな魔道具があるのだ?』

国王が聞く

『風は髪を乾かすのに使いましたわ!それに水は氷ですわ!』

アリシアが笑顔で言う

『風!海軍が預かっている魔道具もか・・・氷と言えばあのデザートか!必要だな!』

国王が理解するとみんな微笑んでいる

『借りたいがどうすれば良いか?』

元国王が笑顔で言う

『ミドルに任せた!!』

マルスが言おうとするとメトリシアが先に言う。みんな爆笑する

『メトリシア!先に言わないでよ』

マルスが苦笑いして言う

『え!間違いなく言うと思いましたので、みんな解っています』

メトリシアが笑顔で言うと、みんな頷いている

『早くミドル来ないと大変だよね』

マルスが言うとみんな頷いている


パーティーの準備が終わると、国王は城門に移動して演説をした後、新国王を祝うパーティーが始まる

『マルス師匠!』

ミリア達が部屋に入ってくる

『怪我は無いかな?』

『はい!腹に攻撃を受けて痛かったですが、確認したら全く怪我してなかったです!ローブと外套が守ってくれました』

ミリアが笑顔で言う

『それは良かった!警備隊隊員さんも怪我は大丈夫?』

マルスが笑顔で聞く

『はい!エレーヌさんに回復魔法で治して貰いました!こんな所に招待を受けて良かったのですか?』

『一緒にご飯を食べましょう』

マルスが笑顔で言うと、カミラとソリナとエレーヌと隊員は席に着く。ご飯を一緒に食べ始めると、詳しく戦いの内容を聞く


『マルス師匠!お待たせしました!』

メトリシアが笑顔で入ってくると、王妃とヘルトが一緒に入ってくる。警備隊隊員とカミラとソリナが慌てて立ち上り、頭を下げている

『詳細を聞きたいと思いますので、ゆっくり食事を取りながら話を聞きたいと思います』

ヘルトが笑顔で言うと座り、食事を取りながら詳細を聞いていく

『ミリアさん、接近戦も出来たとは・・・可愛いのに』

ヘルトが呟く

『え!かかかっ可愛い!!そんな事は無いです!!私の様に才能の欠片も無い人にそんな事を言わないでください』

ミリアが慌てながら言う

『ヘルトお兄様!ミリアはいつも過小評価しますが、リリシャ師匠に匹敵する程の魔法使いと思ってください』

メトリシアが笑顔で言う

『メトリシア!私なんかリリシャ師匠の足下にも及びません!』

ミリアが真剣に言う

『ミリア、少しは自信を持ちなさいね。こんな性格に育てた両親が悪いのですが・・・師匠が師匠ですので仕方ないですね』

王妃が微笑みながら言うと、ミリアを見つめている

『え!王妃様・・・・』

ミリアが呟く

『いつもキリシアに鍛えられたからね』

マルスが微笑みながら言う

『はい!マルス師匠!冷静に見たら、キリシア師匠より遅すぎました!全力で殴りました』

ミリアが笑顔で言う

『あ!キリシア師匠、時々容赦無いですけど、優しいです』

メトリシアが笑顔で言う

『まさか、メトリシアもかなり接近戦出来るのか?』

ヘルトが驚く

『メトリシアも今の騎士ぐらいなら余裕で倒せるよ』

マルスが笑顔で言うとメトリシアが笑いながら頷いている

『護衛居なくても大丈夫なのか?』

ヘルトが苦笑いしている

『居なくてもミリアといつも一緒ですからね』

マルスが笑顔で言う

『実は、候補が中々いないが、新兵からなら何時でも用意が出来る』

ヘルトが苦笑いしている

『ケニスが鍛えるから大丈夫だね』

マルスが笑顔で言う

『ケニス、カミラ、ソリナ、王家の騎士に戻らないか?』

ヘルトが真剣に言う

『え!今は断ります!今が本当に楽しいですから!それにマルス様の元ならメトリシア様の近くにいれます』

ケニスが笑顔で言う

『マルス様の屋敷にいるのが楽しいですから断ります』

カミラが言うとソリナも笑顔で同意している

『・・・・ここまで王家の騎士が嫌なのか』

ヘルトがガックリして呟く

『マルス様相手では勝てないですね』

王妃が微笑みながら言う

『あの屋敷は凄すぎます。全部魔法で作られて魔道具が普通に設置されています。あの屋敷に住めるだけで幸せです。マルス様から少し魔法を教わり、回復魔法も攻撃魔法も使える様になりました。』

カミラが笑顔で言うと、王妃が微笑みながら

『アリシアに王城にもう戻らないと宣言されてしまいました。今度屋敷を見せてください』

『解りました』

マルスが言うと、王妃は満足そうに微笑む

『リベリア警備隊が強いのは解っていましたが、ヴァンパイア相手に全く引かず戦えるとは思わなかった』

ヘルトが真剣に言う

『キリシア様と前隊長のお陰です。もしヴァンパイアごときで逃げ腰になったら、キリシア様にボコボコにされます。』

警備隊隊員が笑顔で言う

『やっぱり騎士団弱いのか・・・ロイドに鍛えて貰うしか無い・・・リベリアが羨ましい』

ヘルトが呟く

『1つ聞きたいのですが、リベリア警備隊隊員の中であなたは上位にいるのですか?』

王妃が真剣に聞く

『え!私はまだまだ未熟者です!キリシア様から全員かかりで一本も取れませんから!自分の実力も隊員全員が同じぐらいです』

『え!隊員全員が・・・・ちょっと待ってください!あなたクラスがまだまだいるのですか?』

王妃が驚いて言う

『はい!この頃新兵が入りましたが、新兵以外は全員同じぐらいの実力です』

『・・・・ヘルト、王家の精鋭騎士で勝てるのですか?』

『え!勝てる訳有りません!リベリアに行った時に思い知らされました!警備隊隊員がデストラと副団長と一騎討ちして完膚無く叩きのめしていました』

ヘルトが苦笑いしている

『お母様!騎士団長がロイドとガシリオに負けましたが、2人とも一時期マルス師匠が特訓した隊員に余裕で負けて、猛特訓していますので、騎士団長より隊員の方が強いです』

メトリシアが笑顔で言う

『騎士団長が鍛えすぎるなと言うのは、達人集団に勝てないからですね』

王妃が溜め息をする

『隊員と騎士団長の訓練を見たら良いかもね、騎士団長、後手ばかりだからお仕置きだね』

マルスが笑顔で言うと、王妃が笑い出す。ヘルトが苦笑いしている

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