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戴冠式中編

町中の屋敷から大きな魔物が現れる。そして町中で暴れだすと、多くの住民は逃げ始める

『ミリア様、大変です町中にキマイラが暴れています』

騎士が慌てて来る

『マルス師匠が言った通りです。カミラさん、ソリナさん、エレーヌさん、良いですか?』

ミリアがみんなを見て言う。みんな頷いている

『護衛は任せてください』

警備隊隊員が笑顔で言うと、町中に向かって走り出す


『あれがキマイラ!デカイ!!』

ミリアがキマイラを見付けると周囲を確認している

『左の方に広場があった筈』

ミリアが呟くと広場に向かって走りながら

『ファイヤーアロー』

キマイラに当たると、キマイラはミリア達の方に向かってくる

『グギャーー』

ミリア達を飛び越えると広場の中央付近に降り立つとミリア達を見ている

『ファイヤーキャノン』

ミリアは杖に溜めた魔力を解放して魔法を放つとキマイラに命中すると大爆発する

『え!外した!!』

ミリアが呟くと、キマイラが接近しながら噛み付きに来る。警備隊隊員が剣を抜き、闘気を纏った一撃を、首のミリアの魔法の傷に打ち込むと、キマイラの首が落ちてキマイラは倒れる

『私だけじゃ倒せなかった・・・やっぱり才能が無いから倒せなかった・・・ごめんなさいマルス師匠』

ミリアが泣きそうになっている

『ミリア様の魔法でほぼ倒していました!』

カミラが笑顔で言う

『やっぱり私、才能が無くてごめんなさい』

ミリアが謝るとみんな苦笑いしている

『ミリア様。取り敢えず目立たない様に退避しましょう』

エレーヌが苦笑いしながら言うと走って屋敷に向かう


屋敷に到着する結界に多くの人が侵入しようとしている

『え!まさか賊が屋敷に』

カミラが言うと騎士も苦笑いしている

『スリープミストフィールド!!』

ミリアが魔法を放つと賊達はその場に倒れ始めると騎士達が拘束を始める

『クハハハ!!こうなったら全員道連れだ!!』

フラつきながら男が叫ぶと短剣を取り周囲の人を斬りつけて、血溜まりに赤い珠を浸けると灰をばら蒔く

『え?何?何をしているの?』

『カッハッハッハ、全て道連れだ!!』

男が叫びながら笑い出すと血溜まりから人影が浮かび上がる

『何!!あれは!』

ミリアがが驚きながら呟くと人影は徐々に姿を変えていくと赤い目が輝き始める

『ギャーーー!!何故だ!!何故昼間に復活させた!!身体がぁー!!この愚か者!!』

ヴァンパイアが苦しみながら叫ぶと男に伸びた爪で切り裂く

『ギャァ!!なぜだ・・・な・ぜ・・』

男は倒れ、動かなくなる

『うぉーー!』

警備隊隊員が雄叫びあげながら接近して剣を振るとヴァンパイアは後ろに飛び退く

(ドン!)

結界に当たり動きが止まると警備隊隊員の攻撃が片腕を切り落とす

『結界だと!!人間ごときが!!』

ヴァンパイアは激怒しながら、警備隊隊員を殴り飛ばす

『シャイニングアロー』

ミリアの魔法が炸裂する

『人間ごときが!!我に傷を!!!許さん許さん許さん』

『・・・・・シャイニングアロー!!!』

カミラとソリナとエレーヌが魔法を放つと、ヴァンパイアはかわして突撃してくる。ミリアの身体に目掛けて爪が伸びてくる

『きゃー!』

ミリアの腹に爪は当たりミリアは後ろに吹き飛ばされるとヴァンパイヤは距離を取る


一方、王城では

『あ!もう1人居た!』

マルスが呟くと、ケニスが苦笑いしている

『あの赤い珠・・・血珠?』

マルスが呟くと男は女性に灰をかけると血の中から人影が現れ始めると女性が苦しみながら気絶する

『ヴァンパイア!』

マルスが呟くケニスとエミールは驚いている

『血が足りない!!足りないぞ!!!』

ヴァンパイアは叫びながら男に伸びた爪を突き刺す

『何故!!な・・・ぜ・・・』

男は力無く倒れ込む。逃げ始めた貴族達を見て接近すると爪を振り上げ振り下ろす

(カキッ!)

金属の当たる音がすると爪は、白いマント姿の青年の剣で受け止められている

『シャイニングアロー』

エミールの魔法がヴァンパイアに命中するとヴァンパイアは吹き飛ばされ、すぐに浮かびながらエミールを睨んでいる。

『なんだと!!ヴァンパイアが押されるなど!!』

魔法研究院前院長は青ざめながら言うとヴァンパイアはエミールに魔法を放つ

『バリア』

エミールは魔法を使うとヴァンパイアの魔法は透明なバリアに当たり爆発する

『人間ごときが!!我が魔法を!!』

ヴァンパイアが叫ぶとマルスが接近して剣を振るとヴァンパイアはかわすが、マルスの後ろから現れたケニスの一撃に両断される

『にに人間ご・と・き・・』

ヴァンパイアが言葉を発するとマルスの剣が次々とヴァンパイアを切り裂いていくとヴァンパイアは灰になり消えていくとマルスは血珠を剣で砕く


『バカな!!ヴァンパイアが負けるなど!!あり得ん!!何故だ!!』

魔法研究院前院長が叫ぶと副団長が取り押さえようとする

『近付くな!!こうなったら!!』

魔法研究院前院長は叫ぶと懐から短剣と血珠を取り出して自らの腹に短剣を突き刺すと血珠を傷口に当てる

『ヴァンパイアよ全てを滅ぼしてくれ!!!』

血珠から3体の人影が現れ始めると副団長は飛び退いて剣を構える

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