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24話 魔剣と魔槍の完成

翌日もフローネの家で、昨日の剣に魔力を流し操作し続ける。リリシャも槍に魔力を流し、操作し続けている


キリシアは、フローネと2人でランプを作っている

徐々に流れが良くなり、流す魔力を増やしていく。流れる魔力の抵抗感が無くなってくる

そして、フローネの所に行き、剣に魔力を流して確認をしてもらう

『これは詰まった感じが見受けられなくなりましたね』

フローネはじっくり隅々まで見る

『こうやって魔力を動かしても大丈夫。魔力を全体的に回すように流しても大丈夫』

『こんなに変わるなんて・・・』

『次は闘気も流してみようかな?』

『マルスの気が済むまで試行錯誤すると良いと思いますよ』

フローネは頷く

少しずつ闘気を流して見るが抵抗感が無い

『大丈夫みたいです』

そう言ってフローネを見る


『リリシャさん、良いかな?』

『マルス、どうしたの?』

『出来上がったから付与魔法したいけど、やっても良いかな?』

『私も見ているね』

リリシャは作業を止めて魔方陣の所まで来る

『始めます』

魔方陣を発動させて、剣に付与魔法で魔方陣を書き込む

『終わった』

フローネは真剣な目で

『剣に魔力を送って発動させてくださいね』

マルスは剣に魔力を流す。剣全体に魔力の淡い光が伝わっていく。そして全体が輝き続ける

『完成?』

『成功の様ですが、普通と違う様に見えますね』

フローネが言うとじっくり隅々まで見る

『剣全体に魔力が満ちています。素晴らしい完成度だと思いますよ』

フローネは満足そうにマルスを見る

『ありがとうございます』

マルスも嬉しそうに笑う

『私も頑張ります』

リリシャも笑顔でマルスを見る。そして槍の作業に戻る


日が暮れる頃にリリシャも手を止める

『出来ました』

リリシャは、魔力を操作して魔力を流す

フローネは隅々まで確認して

『流れの悪い所が見つかりませんね』

フローネの言葉にリリシャは頷く

『付与魔法出来ますか?』

『はい!』

リリシャは槍を置き魔方陣を発動して、付与魔法で魔方陣を書き込む

『終わりました』

リリシャは緊張した面持ちになる

『槍に魔力を送って発動しましょう』

リリシャは槍に魔力を流すと、槍全体に魔力の淡い光が輝きだす

『成功ですね。おめでとうございます』

フローネの言葉にリリシャは笑顔で喜ぶ

槍をキリシアに渡し

『リリシャありがとう』

キリシアはリリシャを抱き締めてお礼を言う


『少し出来を確認しましょうか?』

フローネが提案する

『岩場に行きますか?』

キリシアが言うとフローネが頷く

岩場に着いて、持ってきた薪を岩の上に置き

『斬ります』

マルスはそう言って、魔力を纏った剣を振り抜く。そして薪は真っ二つに斬れる

『凄い』

続けてキリシアが岩の上に置いた石を突く、石は斬れて転がる

『これが魔槍の力』

フローネはそれを見て

『予想以上の武器になりましたね』

キリシアとリリシャとマルスは頷く

『次はリリシャの杖とマルスの杖かな?』

キリシアがそう言って2人を見る


帰りにギレリムに見せに向かう

『ギレリムさんいる?』

ギレリムが奥から出てくる

『どうした?』

剣と槍を見せると

『なっなんだと!!完成したのか?』

ギレリムは剣と槍をじっくり見て

『凄いオーラを感じる。凄いものになったな!!』

頷きながら満足しているようだった


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