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金庫作成

屋敷に帰り、夜ご飯を食べ終わる

『マルス様、この屋敷・・・凄すぎるのですが、見た事の無い魔道具だらけです。』

エリカは青ざめながら言うと、サーリンとレーゼンとケーレスが後ろで真剣に見ている

『便利で良いでしょ』

マルスが笑顔で言う

『便利・・・このライトだけでも金貨数百枚の価値が有りそうですが・・・』

『明るくて良いよね』

『私達などが使用して壊したら弁償出来ません』

エリカが青ざめて言う

『ライトを壊すか・・・壊して見せて?』

マルスが笑顔で言うと、ミリアがみんな笑い始める

『え!壊して見せる?壊したら弁償出来ません!!』

『構造強化されているから、壊せるものなら壊して見せて!壊れたら作り直すだけだからね』

『え?作り直す・・・もしかして、作られたのはマルス様なのですか?』

『そうだよ!だから気にしないで使って壊してね』

マルスが笑いながら言う

『マルス師匠、壊してって言ったら本当に壊せると思われます。』

ミリアが笑いながら言う

『壊してみたいです!どうしたら壊せますか?』

メトリシアが笑顔で言う

『全力で斬ったら壊れるかな?』

『あ!マルス師匠なら壊せると思います!だけど他の人だと壊せません』

『あの・・・さっきから気になっていたのですが・・・メトリシア様にお会いした事が有ったような気がするのですが・・・』

エリカが考えながら言う

『気にしないで良いと思うよ。メトリシアはメトリシアだからね』

マルスが微笑みながら言う

『え?・・・解りました』

『必要な物が有ったらクエリスさんに言ってね』

マルスが笑顔で言う

『はい・・・』

エリカが頷くと、サーリンとレーゼンとケーレスが頷いている


『服を買っていただいてありがとうございます』

クエリスが笑顔で言う

『必要な物は言ってくださいね。迷宮で沢山稼いで来ましたので』

『迷宮でそんなに稼げるのですか?』

クエリスが疑問に聞くと、ハロイナが後ろで見ている

『16層の魔石が銀貨5枚、17層が金貨1枚、18層が金貨2枚ですから1日で凄い金額になります』

『そうなのですか?』

『ミリアが暴走して倒しまくるから、階層を殲滅して帰ってくるので200個ぐらいずつになるからね』

『マルス師匠!私のせいにしないでください!メトリシアもエミール先輩も早い者勝ちで倒しまくっていたのに!!』

ミリアが言うとみんな笑い始める

『200個?え?もしかして1日で金貨数百枚!!』

『宝物庫にしまってありますので、安心してください』

マルスが笑顔で言う

『あ!あの宝物庫入れないです・・・あの宝物庫扉を壊して侵入出来るのでしょうか?』

『侵入できるのは、キリシアぐらいかな?』

『ほとんど不可能です』

メトリシアが笑いながら言う

『まだまだ必要な物があると思いますので、資金預けておこうかな?食料や必需品買う費用は必要だから』

マルスが考えながら言う

『マルス様、私が預かりますね。クエリスさん達だと、大金をどこにしまっておけば良いか解らないと思いますので』

ケニスが苦笑いしながら言う

『あ!金庫作ってなかった!!ごめんなさい』

マルスが苦笑いしながら言う

『あ!必要です!マルス師匠』

ミリアが笑顔で言う

『明日、ちょっと作ってみようかな?鍵は・・・あれを試して見よう・・・』

マルスは呟くとニヤニヤしながら考えていると、クエリスは苦笑いしている

(絶対凄い魔道具にされる・・・)



翌日、魔法学院に登校すると、クラス全員が見ている

『え!なんでマルスいるんだ!頼むから授業を受けないでくれ!』

担任が驚きながら言う

『学生だから登校するのは当たり前でしょ?違いますか?』

『え!お前達に教えられる事は何もない!!頼むから秘書でも読んでいてくれ』

担任が涙目で言う

『あ!借りていた秘書、書庫に忘れてきた』

メトリシアが言う

『あ!そうだね。家に帰って秘書の解読でもしようか?』

マルスが笑顔で言う

『そうしましょう』

メトリシアが笑顔で言うとミリアが笑っている

『早く帰ってください。登校しなくても良いからお願いします』

担任が言うと生徒が苦笑いしている


『え!どうかなさいましたか?』

カミラが帰ってきたマルス達を見て驚く。

『教えられないから秘書でも読んでいてくれと言われたから帰ってきたよ』

マルスが笑いながら言う

『魔法学院の意味ないですよね』

カミラが笑いながら言う

『カミラさん、道具屋と何でも屋が材料を持ってきたら教えてください』

マルスが笑顔で言うと、メトリシアとミリアは書庫に向かう。マルスは材料庫に入り、金庫を作り始めると古代書を片手に紋様魔法と紋章魔法を書き込んでいく。何層にも書き込みをする

『鍵の魔法は暗号より、この鍵にするかな?』

マルスは呟くと魔銀の形を変えて四角い板状にする。魔石を埋め込み、3つ作ると紋様魔法を書き込み、工房で魔石に付与魔法をする

『後は本体か・・・ここをこうやって・・・解除されたらここを動くように・・・これで良いかな?』

マルスはブツブツ言いながら作成すると付与魔法をする


『ケニス、出来たよ。試して欲しいんだけど、どこに置こうか?』

マルスが笑顔でレビテーションで持ってくる

『え!もう出来たのですか?』

ケニスが驚きながら言うと、マルスが解錠の方法を教える、ケニスが試して苦笑いしている

『この金庫、破壊は出来ない上、この鍵、複製出来ないですよね?』

『あ!出来るけど、紋様魔法で暗号を記入してあるから暗号を合わせないと無理だね』

『凄い金庫です・・・』

ケニスが苦笑いしていると、マルスは侍女の控え室に金庫を置き、クエリスに説明をする

『え!・・・・凄い金庫です』

クエリスが苦笑いしている

『資金をここにいれておくから、鍵の管理をしてね』

『はい!畏まりました・・・え!これって金貨ですか?』

クエリスは袋を開けて青ざめている

『これで留守にしても安心かな?』

マルスが笑顔で言うと、クエリスがケニスを見て苦笑いしている

『信用の現れだから気にしないで管理してくださいね』

ケニスが苦笑いしながら言うと、クエリスが青ざめている

(侍女に渡す金額じゃない!それにこの金庫、どのぐらいの価値なの?絶対、この人の少しは信用が出来ない!ケニス助けて)


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