襲撃後の休日
『マルス師匠、今日はどうしますか?』
メトリシアが笑顔で言う
『そうだね。今から迷宮にいくのは無理かな?だから今日は屋敷でゆっくりしようか?』
マルスが笑顔で言う
『はい!家でゆっくりしましょう』
メトリシアが笑顔で言う
『アリシアさんも、今日は休みましょう』
『あ!それは良いですわ!騎士に使いに行かせれば、文句は言えませんですわ』
アリシアが笑顔で言う
『朝食の準備を行いますね』
クエリスとハロイナが笑顔で言うと、レイリアもついていく
『マルス殿!屋敷の周りは私達が警戒しておきます』
騎士達が笑顔で言うと、屋敷の周囲を見て回っている
『マルス師匠!!何が有ったのですか!!』
エミールとエレーヌが驚きながら来る
『ちょっと賊が来たから遊んであげただけだよ』
マルスが笑顔で言うと、ミリアが笑い始める
『え!ちょっと遊んであげた?』
『エミール先輩!この屋敷侵入不可能か確認していました!賊が入ろうと必死になっているのを笑顔で見ていました』
メトリシアが笑顔で言うと、ケニスが笑い始める
『え!』
エミールが驚く
『ケニスさんが1番楽しんでいたのかな?賊に笑顔で挨拶していたからね』
『こんな経験初めてでした。まさかガラス越しに賊が必死になっているのを微笑みながら挨拶するなんて』
ケニスが笑顔になり言う
『私達も驚きました・・・この屋敷凄すぎて・・・炎の魔法が全く通用しないとは』
カミラとソリナが微笑んでいる
『結界で逃げ道を無くすなんて考えませんでしたわ!!包囲した騎士団員の苦笑いは面白いですわ』
アリシアが微笑みながら言う
『もしかして、襲われるのをわかっていて待ち構えたのですか?』
エミールが苦笑いしている
『はい!エミール先輩!マルス師匠の悪巧みの罠です』
ミリアが笑いながら言う
『マルス師匠・・・・わかっていたなら呼んでください!』
エミールがむくれていると、エレーヌが笑いをこらえている
『これでもう面倒事は勘弁して欲しい。魔法学院で楽しめないからね』
『マルス様それは無理ですわ!リーベル様が他の生徒と隔離して自由にさせる計画が進んでいますわ』
アリシアが笑顔で言う
『え!えーーーーー!!!アリシアお姉さま、本当ですか!!』
メトリシアが驚いてアリシアを見ている
『え!昨日の会議で決まりました。特別クラスにして例の場所に人が入れない様にして壁で周囲と隔離すると』
『どのみち授業出ても間違いだらけでどうしようもないからね。仕方ないか・・・』
マルスが微笑みながら言う
『その通りですね。エミールさんとエレーヌさんも一緒ですわ。誰も教えられないから隔離対象ですわ』
『え!マルス師匠と一緒にいられるのですね』
エミールが嬉しそうに笑う
『そうすると、沢山石材と木材を用意させないとね。先に工房と納屋を作らないといけないけど』
マルスが笑顔で言う
『マルス師匠、建築しかしてないですね』
ミリアが呟くとみんな笑い出す
『あ!そうだね!!作るのが楽しいから良いけどね』
マルスが笑い出すと、みんな笑っている
翌日、魔法学院に登校する
『何でマルスいるんだ!!』
担任が大声で言う
『学生だから登校するのは当たり前ですよね』
『え!!そそっそうだな・・・・まだ聞いてないのか?』
『まだ正式には発表してないですよね』
『あ!そっそっそうか・・・・・授業に出なくて良いから自由にしてくれ頼む!!間違いを指摘しないでくれ、頼む!!!』
担任が大声で言う
『あの・・・・間違いは直さないといけないのではないでしょうか?』
生徒が言うと生徒達はざわついている
『間違いが有っても一般的には証明が出来ない!』
『授業は始めないのですか?』
マルスが微笑みながら言うと、担任は授業を始めるが、時々マルス達を気にしている
『マルス、ミリア、メトリシア、ちょっと来てください』
リーベルが来ると、呼ばれて会議室に向かう
『マルス、学院に登校しなくても良いので自由に迷宮でも探索してください』
リーベルが微笑みながら言う
『それは講師が言ってはならないですよね。学生に学院に来るなとはね』
『え!そうですが・・・・』
『国王陛下の希望は魔法学院の間違いを正す事ですから、認められないですよね』
『え!!!それは・・・そうですが・・・刺激が強すぎます』
『リーベル様、学院を運営するのか、間違いを正すのかどうしたいのですか?』
マルスが微笑みながら言う
『それは・・・考えさせてください・・・レベルが低すぎるからどうにもならない』
リーベルが苦笑いする
『あの場所に建物を作ったら、その後、建物の権利はどうなりますか?』
メトリシアが微笑みながら言う
『え!それは・・・建物自体は費用を払った側の物ですので、この場合、その設備を学院が使用するなら使用料を支払いますが、マルスが卒業するまではマルス次第ですね』
リーベルが考えながら言う
『土地は?』
『魔法学院自体、王国の土地ですので、土地代は考えなくて大丈夫です』
『わかりました』
メトリシアが微笑みながら言う
『快適な研究室を作りましょう!暇ですので楽しみです』
『ミリア、その前に迷宮で資金を集めて来ようか?工房の改築してからになるから、資材を集めて準備して作ろうね』
『はーい!マルス師匠!楽しみにしています』
ミリアが笑顔で言う
『昨日、アリシアさんが休んだのは何故だか知っていますか?』
『国家機密ですね!聞かない方が良いです』
メトリシアが真剣に言う
『わかりました・・・・』
リーベルは苦笑いしていると、マルス達は秘書を読みにいく