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教員達の都合

『授業を再開する!例外は有るが古文書解読には時間がかかる!一生かけて解読する事になるから解読するなら良く考えて行うこと!!』

担任が苦笑いしながら言う

『解読しても意味がない場合も有るのですか?』

生徒が質問する

『その通りだ・・・・・俺は意味が無かった・・・・・』

担任は泣き始める

『解読はどの様に行うのが良いのですか?』

『え!それは1つずつ文字を理解することからだが・・・中々難しい、やり方は人それぞれだ!!』

『一番効率の良い解読方法はどの様な方法ですか?』

『それが解れば苦労しない!!』

『どんな魔導書を解読するのが良いのですか?』

『・・・・・・逆に教えてくれ!!解読されてない魔導書を・・・・』

担任は泣き始める


一方、マルス達は図書室の奥の秘書エリアに行く

『必要な書物はこの司書に言えば探してきてくれます』

リーベルが笑顔で言う

『借りて家で読むのは良いですか?』

『構いませんが、持ち出し禁止の書物はダメです』

『魔法薬に関する書物は有りますか?』

ミリアが笑顔で言う

『え!魔法薬ですか?少々お待ちください』

司書は急いで探しに行く

『余り知識を見せ付けないでくださいね。ミリアとメトリシアは既に王国最高の古文書解読者なのですから・・・』

リーベルが苦笑いしながら言う

『メトリシアが凄いと私は嬉しいですわ』

アリシアが微笑みながら言う

『やっぱり隔離しないと無理ですね・・・アリシアさんあの土地は壁で覆い他の生徒が入れない様にして3人にはあそこで勉強して貰えるようにしなくては無理ですね』

リーベルが言う

『じゃあ建物作っても良いですか?部屋が無いと不便ですから!』

『マルス、自由にして良いです!!』

リーベルが笑顔で言う

『アリシアさん、材料を集めたら作り始めましょう』

『はい!マルス様、楽しみにしています』

アリシアが笑顔で言うと、ミリアとメトリシアも微笑んでいる

『明日の授業は何が有るのかな?』

マルスが呟く

『あなた達が出る授業は有りません!』

『じゃあ迷宮に行って魔石でも取ってこようか?』

マルスが笑顔で言う

『それが良いですね。毎日でも潜って時間を潰してください!!』

リーベルが笑顔で言う

『え?魔法学院に通っている意味ないよね?』

『ハッキリ言って暫く来ない方が良いですね』

リーベルが苦笑いしている


『こちらが魔法薬についての古文書になります』

司書が3冊の本を持ってくるとミリアとメトリシアは読み始める。

『凄い!!この本欲しいです!!ここまで書いてある本は初めてです』

ミリアが興奮気味に言う

『こちらも興味深いです』

メトリシアが微笑みながら言う

『写し用の本も必要だね』

マルスが笑顔で言う

『ちょっと待ってください!!2人とも読めるのですか?』

リーベルが慌て出す

『え!読めますよ!最初は苦労しましたが、今ではこの時代の文字なら読めます』

ミリアが笑顔で言うと、メトリシアが微笑んでいる

『・・・・講師では太刀打ち出来ない筈です・・・ここまで常識外だともう無理ですね』

リーベルが苦笑いしている

『あ!ここにいたのですね』

『エミール、どうしたの?』

『魔導書を読みに来ました!授業は出なくて良いと言われてしまったので』

『同じだね』

マルスが微笑むと、エミールは嬉しそうに一緒に座って魔導書を読み始める


講師は集まり、会議を始める

『マルス、ミリア、メトリシア様の件ですが、何か意見のある人はいますか?』

『3人に教えられない!!もう授業に居られたら他の生徒との差が有りすぎてどうにもならない!古文書まで簡単に読まれたらどうにもならない!!』

『近接戦闘も凄すぎる!教える事など不可能だ!!自分より強い相手に何を教えるのだ!!』

『攻撃魔法は練習すら出来ない!下手に魔法を使われたら、建物が壊れる!!それに無詠唱まで使える人に何を教えるのですか?不可能過ぎてなんて言えば良いのかわからない!!』

『ポーション作成した事が有ると言われたがまだ見ていないが本当なら何を教えるのですか?』

教員達が次々と言う

『ポーションはミリアとメトリシアは作るの好きですね。作るのを見せたらもう手遅れになりますので、授業に参加させないで下さい・・・私よりも凄いですから・・・』

リーベルが真剣に言う

『リーベル師、何とかしてくれ!!あんな生徒あり得ない!!』

『そうですね・・・ここで提案なのですが、例の場所に壁を作り普通の生徒が近付かない様にして、3人だけの特別クラスを作り勝手に過ごさせるのはどうですか?更に大賢者研究会の研究室を兼ねさせるので、普通の生徒は行かせなければ良いかと思ったのですが!』

リーベルが真剣な顔つきで言う

『賛成だ!!それが1番だ!!担任として賛成だ!!』

『それしかあり得ません!!』

『それが1番だ!!直ぐにやってくれ!!』

『どうせなら!エミールとエレーヌも一緒にしてくれ!!どうせ教えることが無い!!』

『誰が面倒を見るんだ?』

教員が言うと、みんなアリシアを見ている

『それしかあり得ませんね。アリシアさん頼みましたよ』

『リーベル様、私だけでは無理です!!リーベル様も補助してください』

アリシアが言うと、リーベルが頷いている

『これで解放されるか・・・・あの化け物魔法使い達から・・・』

講師達が苦笑いしている

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― 新着の感想 ―
[一言] 教えを請いに行けばいいのに
[一言] リーベルは邪魔したいだけなん? 王からの指令は現行の無意味な教育の破壊でしょう? 隔離したら意味ないやん
[一言] 魔法理論を壊すためなら教師が教え乞えばええやん?使える人間が限られた上にそいつら以外誰もできないなら廃れる一方だけど
2021/03/22 17:01 退会済み
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