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魔法学院入学式

数日後、魔法学院の入学式前日、気空挺が到着する

『マルス!家が無くなっている!!どうしたの?』

『ちょっとメトリシアを狙った賊に燃やされちゃった』

マルスが笑いながら言う

『その賊はどうしたの!!』

『お仕置きして騎士団に預けておいたよ』

マルスが笑顔で言うと、ミリアが笑顔でリリシャに説明している。

『マルス、後で魔法を教えてね』

リリシャが笑顔で言うとみんな笑い出す

『良いけど乱用しないようにしてね』

『喧嘩売られなければね』

リリシャが微笑みながら言うと、門から騎士団がやってくる

『あ!!騎士団長!!!どういう事か説明してよね!!』

キリシアが騎士団長に詰め寄る

『キリシア殿!!何故来訪ですか!!』

『魔法学院の入学式!!ちゃんと説明しなさい!!』

『え・・・・・』

騎士団長は引攣りながら説明を始めると、リリシャが微笑みながら睨んでいる。騎士団長は油汗を流し始めると、後の騎士達も圧倒されて青ざめている

騎士団が逃げるように帰ると、みんなで書庫に荷物を入れていく。ミリアが書いた家の設計図を見て話し始めると、マルスは基礎を作るためにアースコントロールで穴を堀り始める

『あれ?隠し地下室?』

『本当だね!何が有るのかしら?』

リリシャが嬉しそうに言うと中を確認すると金や宝飾品に魔道具等財宝を見付ける

『ケニス、この場合の持ち主は誰になるの?』

『マルス様ですが念のため王家に確認をした方が良いですね』

『門にいる騎士に確認して貰おうか?』

マルスが言うと、ルメイルが確認に走る。騎士達が来て確認をする

『この場合、発掘したマルス様の持ち物で大丈夫です』

騎士が笑顔で言うと、念のため団長に確認に走る

『取り敢えず外に出して財宝を確認しようか?』

マルスが言うと、みんなで出して確認していく。地下室を取り壊して下水道を作り、建物の基礎を作り始める


『キリシア師匠!リリシャ師匠!お久しぶりです!!』

メトリシアが笑顔で言うとヘルトとアリシアがやってくる

『メトリシア、元気だった?』

『はい!だけど少し忙しかったです』

メトリシアが笑顔で言うと、アリシアが苦笑いしている

『明日の首席挨拶楽しみにしてますよ』

『え?あ!!!忘れていました!!どうしましょ!!』

メトリシアが焦り始めると、ヘルトが笑い出す

『財宝はどんな物ですか?』

ヘルトが笑顔で言うと出した財宝を確認して貰う

『大分古い物ですから、マルス様が有効に使ってください』

ヘルトが笑顔で言うと宝物庫に持っていく

『凄い!!こんな宝物庫素晴らしい!!王城に欲しいぐらいです!!この扉は壊せるのですか?』

『壊せるけど、多分キリシアが本気で1日かかるかな?』

マルスが笑顔で言う

『半日で壊せるかな?』

『半日だそうです!』

マルスが笑顔で言うとみんな笑い出す

『そうですか・・・え!半日!!壊すだけで!!』

『魔力が尽きないと壊れませんからそうなります』

『ほぼ壊せないと言うことですよね?』

『騎士だったら一生無理かも知れないですね』

『あははは・・・王城に作ってほしいです!!』

ヘルトが真剣に言うと、マルスを見ている

『マルス、これは紋様魔法と紋章魔法・・・・付与魔法もですね。とうとう古代魔法を完璧に再現しましたね』

フローネが微笑みながら言う

『やっと基礎が出来てきた所です』

『リーベルは監視を忘れていますね』

フローネが呟く


マルスは笑顔で地下室を作り終えると家の外枠を作り始める。紋様魔法と紋章魔法を次々と書き込み始めると、リリシャ達はライトを地下室に取り付けていく。作業を見ているフローネは考えながら苦笑いしている

(リーベル、監視を怠ると泣きますよ)


翌朝、制服を着て魔法学院に通学する

『マルス師匠、とうとう魔法学院に入学ですね』

『そうだね。ミリアの夢も叶ったね』

『はい!マルス師匠!!』

ミリアは満面の笑顔で言うと校門の所でメトリシアも到着する

『マルス師匠!!ミリア!!待ってよ!!置いていかないでください』

メトリシアが苦笑いして言うと走ってくる

『メトリシア、おはよう。朝から元気だね』

『はい!勿論です!!本当に楽しみにしていましたから!!』

『挨拶も準備出来たかな?』

『はい!大丈夫です』

メトリシアが苦笑いすると教室に向かい、みんなこっちを見ている

『え!マルス様何故!!こちらに?』

『ルキア、久しぶり宜しくね』

マルスが笑顔で言うと、ルキアが固まっている

『席に座ってください』

担任とアリシアが入ってきて言うとみんな席に着く。アリシアの自己紹介と担任の紹介が終わると生徒が順番に自己紹介をしていく。

入学式に向かうと、後の方でキリシアとリリシャとフローネ達が見ている。物陰からミリアの母親がこっそり見ている

(あ!誰か教えたのかな?)

マルスが見ていると王太子妃がにっこりする


入学式が終わると教室で授業の説明が始まる

『今年から能力により教育過程を越えた生徒は研究室で研究する事が認められますので、研究会に参加する人は明日の説明会で説明を聞いてください。質問が有る者は挙手を』

『誰でも可能なのですか?』

『認められれば可能です』

担任が微笑む

『どうして急にその様な事が許されるのですか?昨年まではなかった筈ですが?』

『現在の3年生と今年の新入生は、実力的に教員では何も教えられない実力者がいます。恐らく入学試験で見た者もいるとは思うが、実力が有りすぎて普通に授業など不可能だからだ』

教員が言うと、全員マルスとミリアとメトリシアを見ている

『他に質問は無いか?無ければ攻撃魔法の確認をする』

担任が言うと第2魔法練習場に移動する

『1人ずつ攻撃魔法を放って貰うがマルス、ミリア、メトリシアの3人は魔法を放たなくてよい』

担任が苦笑いしていると、生徒達は次々と魔法を放ち、的に当てていく

『・・・・・アクアアロー』

ルキアの魔法で的を破壊すると生徒達が驚いている

『それぞれの魔法の実力はわかったと思うが、ルキア君も攻撃魔法訓練は免除する』

担任が言うとルキアが驚いている

『え!私は授業受けれないのですか?』

ルキアが涙目になる

『魔法の威力、発動の早さ共に3年生レベルに達している、受けても良いがレベル差が有りすぎる』

担任の言葉に生徒達も納得している

『そんな・・・・』

ルキアがガッカリしていると

『ルキア、一緒に魔法の練習する?』

マルスが笑顔で言う

『え!宜しいのですか?本当に!!』

『攻撃魔法は多少教えるよ』

マルスの言葉にルキアは満面の笑顔になる

『質問なのですが、3人は何故魔法を使わせないのですか?』

『使わせたら練習場が崩壊する!試験で隣の練習場が崩れ去ったのは知っているだろう』

担任が真剣に言うと、生徒達は納得している人と驚いている人がいる


授業が終わるとリーベルから呼び出される

『マルス、余り常識外れな魔法は使わないでくださいね。後、研究会の件ですが、こちらに名前を書いてください』

リーベルが申請用紙を手渡すと既にエミールとエレーヌの担当講師の欄にはアリシアの名前が有った

『自分達の名前を書けば良いのですか?』

『手遅れになる前に隔離します』

リーベルが真剣に言うとミリアとメトリシアが笑い出す

『わかりました・・・大賢者研究会?』

マルスが呟いてサインすると、ミリアとメトリシアもサインする

『あなたの研究会ですからね』

リーベルが言うと、リーベルが印を押して帰ることにする


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