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伯爵の愚か者

アリシアが目を覚ます

『ここはどこですの!』

アリシアは慌てながら言う

『地下牢だね』

マルスが微笑みながら言う

『何故!何故!どうして!!』

アリシアがパニックになるとメトリシアが落ち着かせる

『やっと起きたか!バカな姫様』

男が言うと足音がする

『伯爵!何故!』

『王弟様が捕まり!我らにも処分が始まりここで国王にも痛手を与えないと!我らの名誉のためだ!!国外で奴隷生活を満喫するが良い!!ワハハハ!!』

伯爵が言うと周りの男達が笑い出す

『お仲間はここにいるのが全員かな?』

『牢屋に閉じ込められていてまだ余裕とは状況が解ってないのかな!バカめ』

伯爵が笑い出す

『師匠、もう宜しいのでは?証拠は聞きましたから』

メトリシアが微笑む

『スリープミスト』

マルスが魔法を使うと男達が倒れ始める

『は?何故魔法を!』

アリシアが驚いている

『じゃあ外に出ようか?』

『はい!マルス師匠』

メトリシアとミリアが微笑みながら言う

『モデリング』

マルスは牢屋の金属を変型させて棒を作る

『え!檻が!!』

アリシアが唖然としている

『アリシア様が寝ている間に準備をしていたからね』

『本当にマルス師匠を知らないのは愚か者ですね』

メトリシアが微笑むと男達を牢屋に閉じ込めるとメトリシアの杖とミリアの杖を回収してから屋敷内の人を全員魔法で眠らせてから牢屋にいれる

『そろそろ目を覚ますかな?』

マルスが微笑みながら言うと男達が騒ぎ出す

『何が起きた!!何故だ!!』

伯爵が男達に怒鳴り始める

『お目覚めかな?屋敷を焼き払ってくれたお返しぐらいはしないとね』

マルスが微笑みながら言う

『伯爵である私にこんな仕打ち許されないぞ!!早く出せ』

『王女誘拐、監禁は許されるのかな?』

『は!・・・・・』

伯爵が黙り込むとマルスは扉の鍵を開ける

『外に出たらお仕置き開始だよ』

マルスが微笑みながら言うと、伯爵の手下が出て襲いかかるが、マルスは両腕を折ってから一番奥まで弾き飛ばすと次の男も両腕を折ると投げ飛ばす

『化け物か!!』

男達が震え出すと、マルスは全員をボコボコにしてからミリアとメトリシアが回復魔法をかけていくとマルスがボコボコにする


『あれ!もう立ち上がらないの?仕方無いね。他の人は?出たい人はいるかな?』

マルスが男達に聞くと牢屋に戻り震えている

『伯爵、後で続きをするよ』

マルスが微笑みながら言うと、ミリアとメトリシアが証拠のありかとお仲間を聞いてメモを取ると、伯爵に血判を押させる

『マルス師匠、そろそろ合図を送っては?』

メトリシアが微笑みながら言うと、アリシアは青ざめている

『アリシア様、大丈夫ですか?』

『マルス様!!少し震えていますの・・・大丈夫です』

アリシアが涙目になっていると、ミリアが扉の鍵を確認して戻ってくる。外に出てファイヤーアローを空に打ち上げる


一方、騎士団長と副団長は青ざめながら騎士達に王都中を探させるために走り回らせていると、ケニスは外を見ながら合図を待っている

『あ!あそこ!!』

ファイヤーアローを見てケニスは急いで走り出すと、騎士達が追いかけてくる

『え!伯爵の屋敷!!』

ケニスが驚いて呟くと、目の前でファイヤーアローが上がり、苦笑いしながら飛び越えて侵入する

『あ!ケニス!』

『メトリシア様!お迎えに参りました』

ケニスが笑顔で言う

『反逆者にお仕置きしていたので遅くなりました』

メトリシアが微笑みながら言うと、ケニスは後のアリシアが地面に座り込んでいるのを見て苦笑いしている

『騎士団長の始末が悪いからこうなるんだよね』

マルスが笑いながら言うと、ミリアが紙を手渡して、ケニスが読んで苦笑いする

『すぐに騎士達に調べさせます』

ケニスが言うと、門を開けて騎士に事情を話すと、騎士達は苦笑いしながら伯爵達を迎えにいく


『ケニスだけは気が付いたんだね』

『書庫に入る事が出来ましたので、置き手紙を確認しましたが、賊共は書庫に火を付けようとしていたようですね』

『無駄なのにね』

マルスが笑うと、メトリシアとミリアも笑い出す

『姫様!!ご無事ですか!!』

アリシアの護衛達が走ってくると騎士団長と副団長がやってくる

『あ!騎士団長!処分していないからこんな事になるんだよ!牢屋に入れられちゃったよ!』

マルスが笑顔で言う

『え!!!』

騎士団長と副団長が青ざめている

『伯爵は宮廷魔術師と研究院と組んでいたようですね!しっかり調査していないからこうなるのですよ!反省しなさい!!!』

メトリシアが怒鳴る

『申し訳ありません!!』

『キリシア師匠とリリシャ師匠が居たら、屋敷の原型が無くなっていますね』

ミリアが笑いながら言う

『あ!リリシャ流にお仕置きするの忘れていた!!やり直してくるね』

マルスが笑いながら言うと、メトリシアとミリアが笑いながら歩き出す。騎士団長と副団長が付いてくると騎士が伯爵達を連行しようとしている

『あ!ちょっとお仕置き忘れていたから、暫く待機していてね』

マルスが笑顔で言うと、悟った男達が牢屋に逃げ込み、震え始める

『伯爵からかな?』

マルスが微笑みながら言うと、ミリアが微笑みながら

『ポイズン』

『ぎゃーーーー!!』

伯爵は床を転げ回りながら苦しみ始める

『他の人は誰が良いかな?』

ミリアが牢屋の中の男達を見てから

『ポイズン!』

『ギャーーー!!』

男が悲鳴をあげて転がりながら苦しんでいる

『ミリア、どうしてこいつ?』

『え!それは・・・運ぶ時触られたから・・・』

『あ!そうなんだね』

『ウエイト!』

『うっ!ぎゃーー!』

男は苦しみながら身動き出来ずにいる

『・・・・・ヒール』

メトリシアが微笑みながら伯爵に回復魔法をかけている

『メトリシア、伯爵は任せたよ。殺さなければ何でもして良いからね』

マルスが微笑みながら言うと、他の男達は絶望に崩れ落ちていく

『はい!暫く遊びます』

メトリシアが笑いながら言う

(リリシャ殿よりは良いのか?イヤ怖い!!遊び半分で魔法を使うなんて)

騎士団長と副団長は後ろで青ざめながら立ち尽くしている

『ポイズンリカバー!』

『ヒール』

ミリアが回復させると、男はまだ身動き出来ずに苦しんでいる

『マルス師匠?ウエイトはどうやれば良いのですか?』

ミリアが笑顔で言う

『あ!魔導書持ってきてないから、今度調べてみようね』

『はい!マルス師匠』

ミリアが笑顔で言うとマルスが魔法を止める

『ヒィーーーーー!』

男は奇声をあげながら他の男の足にしがみつく

『ウエイト!!!』

マルスが魔法を使うと牢屋内の男達はその場に倒れ込む

『凄い!!こんな使い方も!!一気に出来るのは良いですね』

ミリアが微笑みながら言う

『師匠!ごめんなさい!伯爵が寝てしまいました』

メトリシアが苦笑いしていると、ミリアが起こしてから回復させている。メトリシアがまたポイズンを使う

『ヒールフィールド』

マルスが魔法を使うと牢屋内の男達が回復していく

『ポイズンミスト』

牢屋内の男達は奇声をあげながら転げ回り始める

『あ!師匠!そんな魔法も有ったのですか!!』

『使った事無かったから、試してみたけど上手くいったね』

マルスが微笑んでいる

『今度調べておきます!!』

ミリアが笑顔で言う

『あ!危ないかな?ポイズンリカバーフィールド!』

男達が涙とよだれを滴しながらピクピクしている

『ヒールフィールド』

『師匠、元気無くなりました・・・』

『あそこにいる騎士様に余罪を全て話せば終わりになるかな?だけど一人だけだけどね』

マルスが言うと男達は必死に騎士の所で余罪を言い始める

『騎士団長、また明日続きをやるね!まだまだ足りないから!家の弁償が済むまで毎日かな?』

マルスが笑顔で言うと、騎士団長が蒼白になりながら頷く

『ん?元気無いね』

『いや!何でもない・・・・』

団長が言うと、マルス達は外に出る


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