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ルキアと気空挺

翌朝、1人の少女がやってくる

『リリシャ様はご在宅ですか?』

『どなたですか?』

ラーザが微笑みながら聞く

『ルキア・クライソンですが、魔法学院の試験を受ける前に1日見て貰う約束をしていたのですが・・・』

『聞いてきます』

ラーザが笑顔で言うと、リリシャの元に向かい、確認をしてから案内をする

『1人で来たのですか?』

リリシャが笑顔で言う

『護衛は宿屋で待って貰っています』

『中に入って少し話しましょうね』

リリシャが笑顔で言うとリビングにいく

『エビリアさん、クレスタさん、お久しぶりです』

ルキアが笑顔で挨拶をすると兄からの手紙を渡す。2人は笑顔で読み出す

『少し魔力制御をしてみてください』

リリシャが微笑みながら言うと、ルキアは魔力制御をして見せる

『予想以上に魔力が上がっていますね。魔物と戦いましたか?』

『え!何で解るのですか!領民を助けるために戦いました』

『魔力制御も凄く良くなっていますね』

リリシャが微笑みながら言うと魔法を使うために岩場跡にいく


『魔法を放ってみてください』

リリシャが笑顔で言う

『・・・・・アクア!』

水が飛んでいく

『他の魔法は使えませんか?』

『はい、まだ使えません』

ルキアは少し涙目になる

『魔導書は読んで詠唱は出来ますか?』

『はい』

『・・・・・・・アクアボール』

魔法を唱えるとすぐに水が弾ける

『どうしてかな?』

リリシャが考え始める

『ルキアさんはアクアボールを見たこと無いですか?』

『え!はい・・・見たこと無いです』

マルスが聞くと、ルキアは素直に答える

『リリシャ、だからだよ』

『あ!魔法のイメージが沸かないから!』

『そうだよ』

マルスが微笑みながら言うと、マルスがルキアに説明を始める

『・・・・・アクアボール』

水の玉が出来て飛んでいく

『出来た!!ありがとうございます』

ルキアは満面の笑顔で言うと、リリシャが魔法の説明を笑顔で伝え始める

『・・・・・アクアアロー!』

水の矢が岩に当たる

『ありがとうございます!リリシャ様』

『少しは自信持てましたか?』

『はい!』

ルキアは満面の笑顔で答える

『他に覚えたい魔法は有りますか?』

『回復魔法を少し覚えたいですが、魔法学院に入ってから覚えます』

『解りました。家に帰ったらフローネ先生に勉強を見て貰いましょうね』

リリシャが笑顔で言うと、ルキアは笑顔で頷いて家に帰る


『フローネ先生、ただいま』

リリシャが笑顔で言う

『お帰りなさい。どうでしたか?』

『リリシャ様とマルス様のお陰で、アクアボールとアクアアローを使えるようになりました』

ルキアが笑顔で言う

『良かったですね』

『はい!しかし、魔法のイメージが大切なんて思いませんでした』

ルキアが疑問に言う

『イメージ?』

『詠唱だけは出来ていましたが、見た事がなかったので、どんな魔法だか解らずに詠唱していたので魔法が上手く使えませんでした』

『あ!そう言うことですか・・・』

『普通は見ているからイメージが沸き、詠唱で魔法が発動すると言うことですね』

マルスが笑顔で言う

『そう言うことですね。解りました』

フローネが苦笑いしている

『フローネ先生、試験勉強を少し見て貰っても良いですか?』

『良いですよ。あなた達に任せると常識がなくなりますから大変です』

フローネが微笑みながら言うと、リーベルと一緒にルキアの勉強を見ている


マルスとリリシャは全員を集めて気空挺の試乗をする事にする

『マルス師匠、何か用ですか?』

『新しい魔道具の実験をします』

マルスが笑顔で言うと大型魔方陣の有る建物の扉を開けていく。中には、上に大きな長丸の球皮に下は木で出来た船の様形をしている前方はガラス張りの管制室が見える。気空挺が姿を現すとみんなを中に連れていく

『ここが管制室で魔道具の制御をします。あそこが舵だよ』

マルスが言うと、みんな驚いている。マルスは全員に仕事を振り分けてから扱い方を教え始める

『まさか、飛べるのですか!』

メトリシアが目を輝かせて言う

『一度テストで飛ばして見たいんだよね』

マルスが笑顔で言うとリリシャが微笑んでいる

『準備が出来たら浮かせよう』

キリシアが笑顔で言うと、みんな準備する


『外に出すよ』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが浮遊を発動する

『うう浮いた!!』

メトリシアが驚きながら言うと、キリシアはロープを引っ張り始める。みんなで外に出す

『じゃあ準備するよ』

マルスが言うと浮遊を止める。発火を使って熱を球皮に送り始めると気空挺が揺れながら浮き始める

『本当に浮いた!』キリシアが笑顔で言う。

『全体的に軽量化しているから浮くね。だけどまだ浮力が足らないね』

マルスが笑顔で言うと徐々に上がり始める

『え!何!!』

フローネが気がついて外に出ると、気空挺が徐々に上昇を始めている

『まさか!作っていたのは飛空艇!!』

フローネが驚きながら言うとリーベルが唖然と見上げている

『マルス、どうする?』

リリシャが聞くとマルスは一度着陸する事にする


『これなら大丈夫かな?』

マルスが微笑みながら言うと、リリシャが微笑んでいる

『とうとう作ったのですか!』

フローネが苦笑いして言うと、マルス達は外に出る

『はい!フローネ先生。だけどこれは気空挺です。熱を利用して浮力を得る乗り物です』

マルスが笑顔で言う

『まだ飛行は出来ないのですか?』

『これから本格的に試してきます』

マルスが笑顔で言う

『気を付けてくださいね』

フローネが笑顔で言うと、みんな持ち場に戻る。動かす練習を始める

『最終の試し飛行に出発』

キリシアが笑顔で言うと、マルスは発火させて浮力を得ると徐々に浮上していく。周囲を見てからプロペラを回し始めると気空挺は徐々に進み出す

『本当に動いています』

ミリアが笑顔で言うと、みんな外を笑顔で見ている。ある程度高さまできた所で上昇をやめるとリベリアの周囲を一周してから、再び着陸する

『お帰りなさい』

フローネが笑顔で言う

『次は王都まで飛んでいくよ』

キリシアが笑顔で言うと、みんな笑い始める。ガシリオがやってくる

『まさか飛行艇を作ってしまうとは』

ガシリオが笑顔で言う

『これは熱を使って浮力を得るから気空挺だよ』

マルスが笑顔で言う

『空を飛ぶ船に変わりはない!』

ガシリオが笑っている

『夢の飛空艇に一歩近づいたね』

『明日準備できたら王都までいくよ』

キリシアが笑顔で言う

『明日は食事会でしょ!キリシア』

『あ!そうだった!明後日出発だよ!』

キリシアが言うと、みんな笑っている




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