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ミドルとヘザーネ

家に帰るとラーザが顔を出して門を開けてくれる

『キリシア様、お帰りなさい』

『ラーザ、ただいま』

キリシアが笑顔で言うと家に入る

『お兄ちゃん、お帰りなさい』

レディナが笑顔で言って抱きついてくると、マルスは笑顔で頭を撫でているのをみんなが見ている


リビングにいくとミドルがいる

『ミドル、来ていたんだね』

キリシアが微笑みながら言う

『お帰りなさい。実はランプをそろそろ作って欲しいのですが』

ミドルが笑顔で言う

『どのぐらい作るの?』

『100個は欲しいです』

『リリシャ作る?』

『付与魔法出来るように頑張りますね』

リリシャが微笑む

『マルスは作らないのですか?』

ミドルが笑顔で言う

『次の依頼に備えてゴーレムの鉱石を加工しておくよ』

『そうだね、どのぐらい依頼がくるか解らないからね』

キリシアが笑顔で言うとミドルを見る

『え?何ですか?』

ミドルが青ざめながらフローネを見る

『アーメルドと海軍から沢山依頼が来ますよ・・・ミドル、早めに王都に行った方が良いですね』

フローネが微笑みながら言う

『何ですか?怖いです・・・・・』

ミドルが青ざめて言う

『もう遅いですよ。アーメルドで怒って本気を出していましたから・・・リーベルもそのうちマルスの特訓を受ける為に来ますよ』

フローネが微笑みながら言う

『何が起きたのですか?怖いです。師匠』

『だから王都に早く行った方が良いですね。怒られるよりも、魔道具の貸し出しの依頼ですね。デザインもどうするか決めてくださいね』

フローネが微笑みながら言うと、ミドルは頭を抱え始める

『しっかりしなさい!!今回の旅は本当に楽しかったですよ。一生分の出来事をこの短期間で経験できました』

フローネが微笑みながら言う

『何が起きたのですか!!』

『あ!国王からこれを貰った』

キリシアが笑顔で紋章を見せる

『え!ももも紋章!!』

『キリシア師匠とリリシャ師匠とマルス師匠は王国名誉伯爵位を拝命しました』

メトリシアが笑顔で言う

『は?はぁーーーー!伯爵様!』

『冒険者のままで良いと言っていたからね』

キリシアが笑い出す

『しししっ師匠!本当ですか!!』

『本当ですよ。諦めなさい』

フローネが微笑みながら言う

『ミドルさん、私も頂きました』

リシリアが紋章を見せる

『え!紋章!!!』

ミドルはぎこちなくフローネを見る

『リシリアとエビリアとクレスタとメトリシアとミリアとアニーは王国名誉魔法使いでルメイルは名誉剣士です』

『・・・・全員称号持ち・・・』

ミドルは青ざめている

『リシリアは宮廷魔術師長の就任依頼を断っていましたよ』

フローネが微笑んでいる

『きききっ宮廷魔術師長!!それも断るなんて!!』

ミドルがぎこちなくリシリアを見る

『師匠だって魔法学院院長を断っていましたよ』

リシリアが笑顔で言う

『え!魔法学院長を断った!!だけどなっていたらお目付けがいなくなる』

『そうですね。リーベルに押し付けましたよ』

フローネが笑いながら言う

『リーベル先輩も災難ですね』

『リーベル様も魔法学院長は断りましたが、王国特別招待講師に就任します』

メトリシアが微笑みながら言う

『特別招待講師?もしかして国王から?』

『国王陛下と王太子の招待です。多分、実質学院長です』

メトリシアが笑い出す

『あ!そう言うことだね。学院長がいないから1番偉いんだね』

キリシアが笑いながら言う

『そう言うことです。リーベル様には内緒ですよ』

メトリシアが微笑むとみんな笑い始める

『怖い・・・リーベル様が知ったらどうなりますか?』

『覚悟は出来ていると思いますよ。マルス達の目付け役ですからね』

フローネが微笑むと、ミドルも納得する

『クレシア様からライトの依頼なのですが、作ってくれますか?』

『良いですよ。何個ですか?』

マルスが笑顔で言う

『3個でお願いします』

『長さはどのぐらいですか?』

『え!長さ・・・あ!』

ミドルが苦笑いする

『もしかして、聞いてないのですか?それでは作れないですよ』

マルスが苦笑いする

『解りました。聞いてきます』

ミドルが言う

『ミドル、注文貰うならしっかり打ち合わせしてこい!!!』

キリシアが怒鳴る

『すすすすいません』

ミドルが反射的に言うと、みんな笑い出す


マルスは工房でライトの魔道具の形を魔鉄で作り始めると魔石を埋め込んで3つ作成する。魔力の通る革で糸も作り始める

『後はゴーレムの鉱石かな?』

マルスは呟くとゴーレムの鉱石をモデリングで丸める。セパレーションで鉱石を別けて金属の棒にしていく


2日後、ヘザーネを招待して食事会をする

『招待ありがとうございます』

ヘザーネが言う

『楽しんでいってね』

キリシアが笑顔で言うとみんなで食事を始める

『ヘザーネさん、副ギルドマスター就任おめでとうございます』

フローネが微笑みながら言うと、ライオスとクララが驚いている

『私がなって良いものか、考えています。やっぱり不安です』

『ウイントレスが認めていますから大丈夫ですよ。ミドルでも商会代表をこなしています』

フローネが微笑んでいる

『出来る範囲で頑張ります』

ヘザーネが言うと、フローネが微笑んでいる

『ギルドマスターがキリシアさん達がまた凄いことをしてきたと言っていましたが、何が有ったのですか?』

『国家機密です』

メトリシアが苦笑いする

『凄いことをしたのですね』

『この国の民を救ったことだけは言えます』

メトリシアが微笑みながら言うと、キリシアを見ている

『ちょっとムカついただけだよ』

キリシアが笑い出す

『ヘザーネ、これも貰ったよ!王国名誉伯爵位だよ!』

キリシアが笑顔で言うと、ヘザーネが驚いている

『おめでとうございます。伯爵様になるなんて』

『冒険者で好きにして良いって言われたから、仕方ないから受け取った』

キリシアが笑顔で言う

『そうなんですね』

ヘザーネが微笑む

『この調子で国王陛下に面倒だから受け取らないと言っていましたね。国王陛下も必死で説得していましたね』

フローネが言うと、ヘザーネは目を丸くして驚いている

『リシリアだって宮廷魔術師長を断っていましたよ』

『え!宮廷魔術師長を断った!!』

ヘザーネが驚いている

『半人前なので大役は務まらないです』

リシリアが笑顔で言う

『本当に凄いです・・・・』

『みんな王国名誉魔法使いと王国名誉剣士になりましたので、本当は王都で爵位を貰っても良い人ばかりですね』

フローネが微笑んで言う

『もう慣れました・・・皆さんだからです』

ヘザーネが微笑むと、みんなで楽しく話をしている


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