久々の迷宮探索
翌日、キリシア、リリシャ、マルス、ルメイル、ミリア、アニー、エビリア、クレスタ、リシリア、メトリシア、ケニス、ロイドが迷宮に向かい、11層に向かうと、キャタピーとバタフライを見付け次第倒していく
『キリシア、次は12層?』
『そうだよ!まだまだ倒すよ!』
キリシアは笑顔で言うと、12層の小部屋はエビリアとクレスタとメトリシアがファイヤーストームで焼き払いながら魔石と糸を拾っていく。大部屋に到着する
『あ!いた!!』
キリシアが嬉しそうに言うと大きな繭が割れようとしている
『まずは周りを焼き払うよ』
リリシャが笑顔で言うと
『・・・・ファイヤーストーム!!!!!!!』
全員で魔法を放つと部屋全体が炎に包まれる
『凄い・・・』
キリシアが見とれながら呟くと熱風が収まるのを待っている
『え!デカイのいなくなっている!!!私の獲物!!』
キリシアが大声で言う
『あれ?倒しちゃったのかな?』
マルスが呟く
『デカイの風で炎飛ばすから倒せない筈だよね』
リリシャが微笑みながら言うとみんなで中に入ると大きな魔石が転がっている
『倒せたみたいだね』
『私の獲物が!』
『キリシア師匠、ごめんなさい。私達が実力をあげすぎたので倒してしまいました』
ミリアがキリシアに謝る
『え!ミリア・・・・いいの!』
キリシアが少し赤くなり、魔石を拾い出すと、みんな微笑んでいる
『次は何層に向かう?』
『中魔石揃ったからゴーレム行こう!』
キリシアが元気に言うと、下の階に向かって歩き出す。19層まで最短距離で向かう
ゴーレムと遭遇すると、キリシアが笑顔で次々と倒し始める
『キリシア、次の一匹、ルメイルとケニスとロイドにやらせない?』
『え!良いよ・・・私1人で倒していた?』
キリシアが苦笑いしていると、次のゴーレムを見付ける。ルメイルとケニスとロイドが闘気を纏い斬り付ける
『硬い!』
ロイドの一撃はゴーレムに小さい傷を付ける
『硬い!』
ケニスの一撃は剣が途中まで切り、止まる
『はぁーー!!』
ルメイルの一撃は両断する
『核を斬らないと終わらないよ!!』
キリシアが微笑みながら言うと、ロイドは闘気を纏いながら次々と傷を付ける。ケニスも次々と砕き始める
『ルメイル、あの中心を両断して』
マルスが言うと、ルメイルが闘気を纏い両断する。ゴーレムは黒い煙になりながら消えていく
『キリシア殿の凄さが解りました』
ロイドが苦笑いしていると、ケニスは微笑みながら頷いている
『核を破壊しないと倒せないからね』
キリシアが笑顔で言う
『ルメイルは経験だね』
『そうだね。もっと戦わせないといけないかな?』
キリシアが笑顔で言う
『キリシアの取り分が減るね』
『え!嫌かな!』
キリシアが苦笑いする
『頑張ります』
ルメイルが言うとみんな笑い始める
『ロイドとケニスは闘気ギリギリだね』
『結界で待っています』
ケニスが笑顔で言うと、階段の近くで結界を張る。他のみんなでゴーレムを殲滅開始する。時々魔力制御を確認しながら進むと20層の大部屋に到着する
『あ!私の獲物いた!!』
キリシアが笑顔で言うと大きなゴーレムが中央にいる
『キリシア、デカブツ頼んだよ』
マルスが言うと、ルメイルとマルスはゴーレムに接近して倒し始める。リリシャが時々ストーンハンマーでゴーレムを砕いてからミリアとエビリアとクレスタにストーンアローでトドメを討たせている
キリシアは大きなゴーレムに接近すると両腕を切り落としたりしながら核を切り裂くが大きなゴーレムは再生していく
『やっぱりずるい!!』
キリシアが叫ぶと、キリシアは再生する前に核を潰そうと次々と斬り裂き核を潰そうとしている
マルスはゴーレムの核を次々と斬り裂きながら次々と黒い煙に変えていくと、どんどん速度を上げ始める
『え!マルス師匠早い!!本気になった!!』
メトリシアが見とれながら呟く
ルメイルは何度か斬り裂きながら倒していくが、複数相手になりそうになると、リリシャの魔法で1匹相手にして貰っている
『はぁはぁはぁ・・・やっと倒せた!!』
キリシアが笑顔で叫ぶ
『おめでとう!1人で倒せたね』
リリシャが微笑みながら言う
『本当に反則!再生ばかりして、核も3つ一気に破壊しないと再生する!!』
キリシアが苦笑いしながら言う
『やっぱり見えないと大変だよね』
『マルスはもっと反則だよ!100匹を全部一撃で倒しているからね』
『確かにマルスからしたら、ゴーレムは雑魚だね』
リリシャが笑い出すと、みんな笑っている。ケニス達の所に戻っていく
『ケニス、ただいま』
『お帰りなさい。どうでしたか?』
『ゴーレムの階層主、キリシア師匠が倒してくれました』
メトリシアが微笑みながら言う
『おめでとうございます』
ケニスが微笑みながら言う
『ケニス、心配しないの?』
『え!マルス様とキリシア様とリリシャ様がいれば余裕ですよね』
ケニスが笑顔で言うと、メトリシアは笑い始める
『メトリシアも魔力が乱れそうだから、魔力制御をやって待っていてね』
マルスが言うとメトリシアは頷く
『ちょっと疲れたから、休憩したら下に行ってくるよ』
キリシアが笑顔で言う
21層と22層を、キリシアとリリシャとマルスとミリアとアニーで殲滅してから帰ることにすると冒険者ギルドに向かう
『ヘザーネいない』
キリシアが言うと買取りのカウンターの列に並ぶ
『キリシア様、奥にどうぞ』
職員が笑顔で言うと応接室に通してくれる。バイルとゼダルとヘザーネが入ってくる
『あ!ヘザーネ!ただいま』
『キリシアさん、リリシャさん、マルス君、ルメイルさん、ミリアさん、アニーさん、エビリアさん、クレスタさん、リシリアさん、メトリシアさん、ケニスさん、ロイドさん、お帰りなさい』
ヘザーネが笑顔で言う
『実はヘザーネは、私が不在の際の権限委譲する為にカウンター業務をしない事になりました』
バイルが笑顔で言う
『え!本当に!!』
キリシアが言う
『はい!キリシアさん達専門になりました』
ヘザーネが微笑みながら言う
『それなら良いね』
キリシアが笑顔で言う
『実際キリシア殿達がカウンターに並んでも、ヘザーネ以外に買取りが出来ませんから、一言買取りをお願いしますと職員に言ってください。ここに通して貰えるようになっています』
『うん!わかった!』
キリシアが笑顔で言うとみんなで魔石を出し始める
『バイル、アーメルドに魔石返しておいてね。200個と予備で50個』
『は?100個ではないのですか?』
『倍にして返して上げてね』
キリシアが笑顔で言うとバイルは苦笑いして頷く
『キリシアさん、この2つは階層主ですか?』
『バタフライとゴーレムの階層主だよ!』
『そうですか・・・普通に狩ってくるのですね』
ヘザーネが微笑みながら言う
『階層主討伐の証を与えますね』
バイルが笑顔で言う
『魔石は献上した方が良いのかな?』
『一度献上していますので、持ち帰って大丈夫です』
バイルが笑顔で言う
『わかった!マルスの魔道具の材料にして貰うね』
『それが1番ですね。出来た魔道具を献上した方が国王陛下は喜びますね』
バイルが笑い出す
『そうですね。お母様も魔道具を全部欲しいとお祖父様におねだりしていましたから、もう少ししたら交渉の為に担当者がくると思います』
メトリシアが笑顔で言う
『は?本当にくるのですか?・・・え!王族が滞在したのですか?』
『あれ?知らなかったけ?・・・』
キリシアが言う
『迎えに来た一団にいたのですか!!』
『はい!お母様とお姉さまです』
『そうでしたか・・・だから王都まで行かれたのですね』
バイルが苦笑いして言うとゼダルが苦笑いしている
『クライソンの冒険者ギルドからアナコンダと大蛇とグリズリーの討伐の証を与えると連絡が有りました。後、懸賞金を渡し忘れていたと謝罪が有りました』
『ん?別にいらないよ。どうせなら領地運営に使って!貸しだからねって言っておいて』
キリシアが笑顔で言うとみんな笑い出す
『そう言いますよね。伝えておきます』
『アーメルドからも大海蛇の報酬を忘れていたと言ってきましたが、そっちはどうしますか?完成した革は送るそうです』
『革だけで良いよ。報酬はアルクオドールの就任祝いにして上げて』
キリシアが笑顔で言うとみんな頷いている
『そのように伝えておきます』
バイルが笑顔で言う
『キリシアさんはいつも通りですね』
『別に変わる必要有るのかな?』
『実は今回、私は副ギルドマスターになりましたので、どうすれば良いか考えていました』
ヘザーネが苦笑いする
『あ!おめでとう!お祝いに食事会する?』
『ありがとうございます。豪華な食事はいらないです』
『明後日ぐらいに家でやろう』
キリシアが笑顔で言う
『はい!解りました』
ヘザーネが微笑む
『しかし副ギルドマスターになったと聞いても変わらないな』
ゼダルが言う
『ん?何で?別にヘザーネはヘザーネだよ!』
『権力者だぞ!俺よりも偉いんだからな!』
ゼダルが言う
『それがどうしたの?』
『ゼダル、何言っても仕方ないぞ!キリシア殿達のような散歩気分で国を救う人相手に、権力者など使い走りだぞ』
バイルが笑いながら言う
『副ギルドマスターだぞ!』
『あ!もしかして妬み?ヘザーネが偉くなったから』
キリシアが笑顔で言う
『え!違う・・・・悔しいけど・・・・』
ゼダルが苦笑いしているとみんなで大笑いする