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ギレリムと金属

翌日、ギレリムが家にやってくる

『帰ってきているのに来ないから来たぞ』

ギレリムが笑顔で言う

『ごめん、ローブ完成させるのに集中していた』

マルスが笑顔で言う

『ライオスとクララの訓練に集中していた!ゴメン』

キリシアが笑顔で言う

『ライオスとクララ?後ろの2人か?』

『そう!私の村で弟子にしてきた』

キリシアが言うとライオスとクララは挨拶をしている

『常識だけは持つようにな!』

ギレリムが笑うとカセテイが笑っている

『そうですね。全員達人ですから、常識だけはもって欲しいですね』

フローネが微笑む

『あ!そうだ!ギレリム、お土産有ったんだ!』

マルスが言うと金属の棒を持ってくる

『何の金属だ?』

『ギレリム、驚かないでくださいね。魔鉄、魔銀、魔金、ミスリル、それにこれはアダマンタイト、この辺りは不明です』

フローネが説明する

『は?・・・アダマンタイト!伝説の!!』

『魔力が全く通らないので間違いないと思います』

『これが・・・ちょっと待て!魔鉄だと!!』

ギレリムが驚いて大声を上げると、ギムが泣きそうになる

『ギレリム、驚くのが遅い!!』

『アダマンタイトが凄すぎただけだ!!』

『マルスならいくらでも産み出せるよ』

キリシアが笑顔で言うとギレリムが驚きながら言う

『は?いくらでも?』

『マルスは錬金術をマスターしました・・・モデリングの上位の魔法で金属を別ける事が出来るようになったのですよ。古代魔法を完全にマスターしましたね』

フローネが微笑みながら言う

『魔鉄ならどんな魔道具でも作れるが、魔金は装飾品だな、プラチナにこっちは・・・もしかしてこの青さ・・・ブルーミスリル!この白い金属は・・・もしかして聖属性を持っていなかったか?』

『え?聖属性?』

『そうだ!聖属性の魔法等に反応しないか?』

ギレリムが興奮気味に言うとマルスは剣に当てると淡い光を放つ

『ホワイトミスリルか!凄すぎる』

ギレリムが興奮している

『この赤いのはヒヒロイカネ?』

『間違いないだろう!』

ギレリムが笑顔で言う

『ギレリム、気合い入るね。こんな物を使えるのだから!』

キリシアが笑顔で言う

『もっと量があればホワイトミスリルで槍を作ってやる!』

『頼んだよ』

キリシアが笑顔で言う


フローネはカセテイとリビングで寛ぐ事にすると、マルスはゴーレムの鉱石をモデリングを使い球体にするとセパレーションで金属を別けていく

『本当に錬金術を・・・これが魔鉄だな、これがミスリル、銀とプラチナも少し混じっていたのだな、こっちは銅と青銅か・・・これだけの鉱石が混じっていたのか!』

ギレリムが考えながら言うと、マルスはボムの鉱石をモデリングで球体にしてからセパレーションを使うと金属が別れる

『魔鉄にミスリル、銀と銅と青銅だな、ゴーレム鉱石の方がミスリルの量が多かったのか!』

ギレリムが考えて言う

『これでミスリルは多く得られるね』

マルスが笑顔で言う

『とんでもない事になるな!完全なミスリルが得られるのなら凄い武器が出来るぞ!』

『ギレリムの腕次第だね』

『任せておけ!!』

『魔鉄で武器や鍋かな?あ!それと魔石の繋ぎに使えるか!』

マルスが笑顔で言う

『任せておけ!沢山もってこい!』

ギレリムが満足そうに言う


リビングに行くと、ギレリムが嬉しそうにカセテイと話し始める

『本当に鍛冶バカなのだから、ギムに泣かれたいのかしら』

カセテイが微笑みながら言うと、ギレリムがギムを見てニヤケている

『ミスリル、沢山得られそうです』

『錬金術師相手ではもう何でも揃えそうですね』

フローネが微笑む

『ギレリムがいくらでも作ってくれるから安心だね』

マルスが笑顔で言う

『任せておけ!いくらでも作るぞ!!』

ギレリムが大声をあげると、ギムが驚いて泣き出す。レイナが慌ててあやし始める

『すまん!ギム!』

ギレリムが謝ると、フローネが笑顔でカセテイを見ている

『この人はもう、レイナとギムに強く出られません』

カセテイが笑いながら言う


ギレリムが帰った後、外に出ると、リシリアはクララに魔力制御を教え始めている。門の近くでキリシアがライオスとラーザに剣の稽古をつけている。横でルメイルとケニスが稽古をしていた

『みんな熱心だな・・・』

マルスが呟き工房に向かうと、ナディアとイリアとレディナがリリシャとエビリアとクレスタから魔法について教わっている。ミリアとメトリシアは仲良く並んで魔導書を読んでいる

『あ!お兄ちゃん!』

レディナが気が付いて抱きついてくると、マルスは頭を撫でる

『ギレリムは帰ったのですか?』

『帰ったよ。ミスリルで武器や防具を作って貰おうね』

マルスが笑顔で言う

『楽しみですね』

リリシャが微笑むと、みんな同意している


『マルス師匠、解読難しいです』

ミリアが真剣に言う

『どんな本だろう』

マルスが覗くと本に書いてある文字がスラスラ読める

(あ!これが知識の効果か・・・解読の為の互換する辞典を作るか)

マルスは考えている

『マルス師匠、どうかしました?』

『この古代書を解読するには、やっぱり文字の意味を理解するしか無いよね』

『そうですが、それが難しいです』

『書かれている文字を集めて紙に書いてくれるかな?』

マルスが笑顔で言うと、ミリアとメトリシアは文字を写し始める。マルスは今解っている魔導書のページを開くと同じ魔法の古代書のページを開く

『ここから文字を予想して訳してみて』

マルスが言うと、2人は驚きながら文字の意味を解き明かし始める

『マルス師匠!凄すぎます!これなら文字を訳して魔導書の写しが作れます』

ミリアが興奮気味に言う

『これを応用したら古代書の解読が出来て、大発見に近付きます』

メトリシアも真剣に言う

『新しい魔法が見つけられるね』

マルスが微笑みながら言うと、ミリアとメトリシアは嬉しそうに笑い出す

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― 新着の感想 ―
[一言] 『あ!お兄ちゃん!』レディナが気が付いて抱きついてくると、マルスは頭を撫でる 時々、レティナがレディナになっているね。
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