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リベリアに帰還

翌日リベリアに向けて出発する事。

『昨夜娘から魔法を教えてもらったと伺いました、ありがとうございます』

領主と奥様がやってきて言う

『頑張って魔法学院に入れることを祈ります』

リリシャが微笑みながら言う

『申し訳ないのですが・・・受験前に1度魔法を見て頂いてもよろしいですか?娘は自信を持つことが中々出来ないので・・・・アーメルド伯爵家に恥もかかせられないので・・・』

領主が頭を下げながら言う

『え?アーメルド伯爵家?』

『娘は伯爵の孫に嫁ぐ予定ですので・・・』

領主が言うとみんな驚いている

『アルクオドール様の事ですか?』

リリシャが驚いて言う

『はい、王都の貴族学院に行かれています』

『知らないのですね・・・アーメルド伯爵が亡くなり、後を継ぐ事になっています・・・』

リリシャが騎士を見る

『え!本当ですか!!!伯爵が亡くなられたと言うのは!!』

領主が驚くと夫人も驚いていると騎士が説明をしている

『そんな!!すぐに使いを出さなくては!!』

領主は慌て出す

『リベリアに来られたら1日ぐらいなら魔法を見ますね』

リリシャは微笑みながら言うと出発する事にすると領主と夫人は見送ってくれると門の近くで領主息子と妹が笑顔で見送ってくれる


数日後リベリアの街の門が見えてくる。

『キリシア様!!お帰りなさい』

門番が笑顔で言う

『ただいま門番さん』

キリシアが笑顔で言う

『後の馬車も一緒ですか?』

『アーメルドから革を持ってきてくれた商会の人です、後騎士も一緒です』

キリシアが言うと門番は確認に行く

『お通りください』

門番が言うと門を通りすぎて家に向かう


『キリシア様お帰りなさい!』

ラーザが笑顔で言うと門を開けてくれる

『ラーザただいま、変わったことはなかった?』

『はい!平和でした』

ラーザが笑顔で言うとみんな家に入るとステラが笑顔で出迎えてくれると客間を用意してクロウ達も泊まることにする

『凄い・・・・・』

ライオスとクララは呆然としている

『まだ部屋が用意出来てないからどうしようか?』

キリシアが言う

『どこでも寝れます』

ライオスとクララが言う

『キリシア様裏の家の方はベッドも有りますのでそちらでフローネ様とリシリア様と休まれては如何でしょうか?』

ステラが言う

『あ!フローネ先生良いですか?』

キリシアが言う

『え!そうですね、家に帰っても準備が出来ていませんね』

フローネが微笑みながら言う

『じゃあ決まりで』

キリシアが笑顔で言うとステラはすぐに準備を済ませ、裏の家にフローネ達を案内する。

『完全にミドルの仕業ですね、ここに住んで欲しいと・・・』

フローネが呟くとリシリアが笑っている

『マルス師匠とリリシャ師匠の監視ですね、もう手遅れですが』

『そうですね・・・アーメルドであれだけ見せ付けて来ましたからね』

フローネが苦笑いしている

『あの・・・こんな良い部屋で寝てよろしいのでしょうか?』

ライオスとクララが申し訳なさそうに言う

『ゆっくり休んでくださいね。遠慮はいりません』

フローネが微笑みながら言うと、ライオスとクララが部屋に入る。夕食になり、メリカが迎えにくると、ライオスとクララはキョロキョロしている。

『キリシア!こんな豪華な食事初めて・・・』

『ライオスもクララもちゃんと食べてね!ステラの料理美味しいから!』

キリシアが笑顔で言うと、みんな食べ始める。ライオスとクララは笑顔でご飯を食べている

『ライオス、クララ、美味しいかな?』

『はい!今までで1番美味しいです!!』

ライオスが言うと、クララも涙を流しながら頷いている


翌朝、キリシア達は領主の館に向かう

『キリシア殿、リリシャ殿、マルス殿、メトリシア様、フローネ師、王都からの使者で少し暴れたことは聞いています』

ウイントレスが笑顔で言う

『何を言っているのですか?大暴れしてきていますよ。私の一生分の事を笑いながらやってしまいましたね』

フローネが苦笑いしている

『は?宮廷魔術師長と魔法学院事務長だけで無いのですか?』

ウイントレスが言う

『そんな程度では有りません・・・まだ騎士さんは言ってないのですか?』

フローネが苦笑いしながら言う

『まだです。団長から最後に手紙を出すように言われていましたので』

騎士が苦笑いしている

『騎士団長、今度会ったら、どうしようかな?』

キリシアが微笑み出す

『まずはこの手紙をバイルに渡しますね』

リリシャが微笑みながら言うと、バイルに手紙を渡すと読み出して震え出す

『バイル、どうした?』

ウイントレスが心配そうに言う

『とんでもない事を・・・アーメルドで牢屋に入れられたり、別荘で遊んで大海蛇討伐・・・4匹も・・・更にアーメルドの反乱鎮圧から海賊討伐・・・エリゼトスの町まで行って黒幕にお仕置き・・・』

バイルが言う

『ギルドが知っているのはそのぐらいですね』

メトリシアが微笑みながら言う

『え!これだけで無いのですか?』

バイルが苦笑いすると、ウイントレスが苦笑いする

『海賊の正体はエリゼトス海兵でした。指揮していたのはクオルドールでしたが、黒幕は王弟でした。キリシア師匠がボコボコにしてお仕置きしていました。アーメルドの反乱では伯爵様が亡くなり、現在、孫のアルクオドールが後を継ぐ予定です』

メトリシアが笑顔で言う

『は!!王弟様をお仕置き!!』

ウイントレスが大声をあげると、バイルとガシリオが唖然としている

『そろそろ騎士団長と海軍からの手紙を渡してくださいね』

メトリシアが微笑みながら言うと、騎士が手紙を出す。ウイントレスが読んで苦笑いしている

『・・・とんでもない事に!まさか3度王国を救うなんて!ついでにヴァンパイアも見付けて倒してくるなんて・・・』

ウイントレスが苦笑いしている

『王国を救う?』

バイルが苦笑いする

『王弟が何かやっていたのか?』

ガシリオが言う

『絶対内緒だぞ!』

ウイントレスが言うとバイルとガシリオが約束する

『王弟は反乱を起こすギリギリ手前だったようだ!アーメルド伯爵を殺して軍の通り道を作り、14家もの貴族と手を組んで王都を落とす作戦が英雄殿を怒らせて、海賊とエリゼトス海軍は全滅させて、エリゼトス領主の館を占領してお仕置きした様ですね・・・それも1日かからずに領主の館を落とした後、騎士団がくるまで黙って海軍と籠城していたから、何が起きたかわからない内に終わらせた様ですね・・・その後、魔物の大量発生を聞いて遺跡まで行き、ヴァンパイアを見付けて倒して来たと・・・バッタは食べれないから旨いものを出せとキリシア殿に怒られたと書いてあるが、最後に、絶対に仕返しにくる貴族が英雄殿を怒らせない様に警備してくださいと書いてあります』

ウイントレスが苦笑いしていると、バイルとガシリオも苦笑いしている

『アーメルド伯爵は嫌いじゃ無かったからね!許す気無かったよ』

キリシアが笑顔で言う

『領主を海賊として捕まえて、数日間お仕置きし続けて廃人ばかりにしていましたね・・・みんな回復魔法が上手い筈ですね』

フローネが苦笑いしている

『はぁー・・・それも海軍隊長から女神ヴァルキリー様の天罰で、海賊とエリゼトス海兵は許しを得るために祈り続けているそうですが、女神ヴァルキリー様って何でしょう?』

ウイントレスが聞く

『キリシア達が有名にならないように大海蛇討伐を隠すつもりでしたが、船員が海賊との戦いで女神ヴァルキリー様の天罰と言うようになりました。リリシャとマルス達が船を魔法で揺らして遊んでいるのが天罰ですね』

フローネが苦笑いしながら言う

『船を揺らすのが天罰?』

ウイントレスが苦笑いしている

『晴天なのに船が嵐のように揺れ続けたらどう思いますか?』

『あ!それは怖いですな・・・・』

ウイントレスが言うと、バイルとガシリオが苦笑いしている

『簡単に言うと、内戦前に全部終わらせて王国を救ったって事だな』

ガシリオが笑顔で言う

『そう言うことですね・・・スケールが大き過ぎますね。なんて言い表せば良いかわかりません』

バイルが苦笑いする

『簡単だ!リベリアの英雄だからだ!!』

ガシリオが笑い出す

『それしか有りませんね。あれだこれだと言う前に英雄だからだで良いですね』

ウイントレスが笑い出すと、バイルも笑う

『だが報告は国王陛下にしたのか?』

ガシリオが聞く

『面倒だから騎士団長に任せた!!』

キリシアが笑いながら言う

『いつも通りだな!!』

ガシリオが言うと、全員が笑い出す

『今回は騎士団長大活躍だね。エリゼトスまで飛んで来たから副団長と大違いだよ』

キリシアが笑顔で言うと、ガシリオが大笑いする

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