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キリシアの故郷の魔物狩り

村人達は驚きながら大蛇の姿に涙を浮かべている

『キリシア・・・本当に一流の冒険者なんだな』

父親は驚きながら呟く

『ここまでこんな大物が来ていたとは・・・』

村長は苦笑いしている

『ここまで?魔物増えてたの?』

キリシアが聞く

『数ヵ月前から領主様が必死に討伐隊を送っていますが、手に追えない魔物も増えています』

『リザードが来た頃かな?』

『はい、そうですが、理由はわかりません』

村長が言う

『・・・リリシャ、マルス、良いかな?』

キリシアが振り向き言う

『どんな化物が出てくるかだね。食べたいでしょ』

マルスが笑いながら言う

『今から?それとも明日から?』

リリシャも笑いながら言う

『ちょっとだけ狩りして帰るね』

キリシアが笑顔で言う

『え?狩りして帰る?危険だぞ・・・』

『お父さん、旨い獲物探すだけ』

キリシアが笑いながら言うと、みんな笑い出す

『リベリアにポーションとかの薬草も供給して欲しいですからね』

フローネが微笑みながら言う


マルスは大蛇のサーチに失敗したのを考えて魔導書を読み始めると、グランドサーチとアースサーチという魔法を見付けて試す事にする。地中の魔力を探すが中々上手くいかない

(大地に流れる魔力が少なすぎるか・・・少しの範囲になる)

マルスは苦笑いしながら考えると、闘気を地面に流す。ある程度の範囲を索敵出来るがそれ以上は難しい

(明日試しながら色々やってみようかな?)


翌朝、キリシアとリリシャとルメイルとライオスとクララとリシリアが山に魔物狩りにいき、マルスとメトリシアとケニスとロイドは畑側から探索する事にする

『ファイヤーアロー!』

マルスは収束した炎を畑の外れに放つと地面に穴があく

『なな何を!!』

村人が青ざめている

『ロイド、穴の底に何かいるかな?』

マルスが言うと、ロイドが穴に入り、馬車の車輪ぐらいのモグラを地面に投げ上げる

『モグラでしたね』

マルスが苦笑いする

『え!こんなのいたら作物が・・・』

村人がモグラを見て驚いて呟く

『魔力の反応は後7つあるけど、畑の中だからやりにくいよね』

マルスがメトリシアに言う

『そうですね・・・畑がダメになったら大変です』

メトリシアが苦笑いする

『まだいるのですか!!』

村人は驚きながら言うと、モグラを持って村に戻り、相談する。

『冒険者殿、お願いです。畑にモグラがいるなら退治してください。多少の損害よりモグラの被害が大きいですから・・・』

村長が言うと、マルスは調べながら場所を決めて

『アースコントロール』

穴を開けてから

『ストーンアロー』

穴の下に打ち込むと、ロイドがモグラを地上に投げ上げる

『これだとストーンアローの石が邪魔か・・・』

マルスが呟くと次はフリーズアローで止めを刺す

『これなら溶けてなくなるね』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠、流石です!ドンドン狩りましょう』

メトリシアが笑顔で言うと次々と倒していく


『村長さん、ごめんなさい。穴だらけになってしまいました』

マルスが言う

『こんなにいたのですね』

村長はモグラを見て苦笑いしている

『マルス殿、モグラですね』

クロウが品定めを始める

『毛皮売れそうかな?』

『はい、買い取らせて欲しいですね』

クロウが笑顔で言うと、村長に解体とアーメルドに持ってきて欲しいと話をしている。村人達は早速解体を始める


キリシア達と村人達が戻ってくると、

『キリシア、結構狩ったんだね』

マルスが笑顔で言う

『大蛇沢山いたよ!日向に出ていたから楽勝!!』

キリシアが笑顔で言うと、村人達が大蛇を並べ始める

『何ですか、!その数は!!』

村長が驚いている

『まだまだいるから、置いたら又行ってきます』

キリシアが言う

『キリシアは止められません』

リリシャが苦笑いする

『クロウが喜ぶね』

マルスが言うとクロウは大蛇を確認している

『蛇皮は買い取ります』

クロウは笑顔で言う

『解体大変だから、騎士さん解体手伝える?』

マルスが聞く

『はい!練習します。中々訓練用の魔物はいないので・・・』

騎士が準備を始める


マルス達は森に入り、モグラを倒す。村人はモグラを村に持って帰っている。すると、マルスは大物を見付ける

『グォーーン』

グリズリーがマルス達を見付けて突進してくると、マルスは剣を抜いて首を切り落とす

『デカイね』

マルスが笑うとロイドの顔がひきつる

『これは持って帰るの大変ですね』

メトリシアが言う

『そうだね。帰ろうか』

マルスはレビテーションで持ち上げると首はロイドが持ってくる。

『なんだ!!デカイ!!!』

村人達が青ざめている

『森にいたから倒してきましたよ』

マルスが軽く言う

『あんな大物いたらいつ襲われてもおかしくない!!』

村長が涙目で言う

『余り奥に入らないようにしてくださいね』

マルスが軽く言う

『この大きさは解体出来ますか?』

メトリシアが聞く

『無理です。町に持っていった方が良いです』

村長が苦笑いする。

『そうしてくださいね』

マルスが微笑みながら言い、休憩しているとキリシア達が帰って来て、大蛇を積み上げる。

『大猟大猟』

キリシアは満足そうに言うと村人達は苦笑いしながら村長と話している。

『キリシア!大猟だが多すぎだ!食べきれないぞ』

『みんなで食べれば大丈夫!』

キリシアが父親に言う

『狩り過ぎですね。大蛇が43匹にモグラが13匹にグリズリー。誰が解体するのですか?良く考えなさい』

フローネが苦笑いして言う

『何とかなるでしょ』

キリシアが笑顔で言う

『いつものキリシアに戻ったね』

マルスが呟くとみんな笑い出す

『え!デカイ反応!近付いてくるね』

マルスが呟くとミリアとリリシャもサーチする

『キリシア、あっち!相当の大物だよ!!』

マルスが言うとキリシアはその方向を見ると赤い大きな蛇を見付ける

『アナコンダ!』

キリシアが笑顔で言うと走り出そうとする

『キリシア、運ぶの面倒だから、近くに来てから倒そう』

マルスが言うとキリシアは苦笑いしてから走って村の外れで待つことにする

『あんなのどうすれば!ひひひ避難を!!』

村長が言うと、村人達は慌て出す

アナコンダは止まり、キリシア目掛けて飛び跳ねる

『え!キリシア!』

リリシャが言うと、キリシアは闘気を槍に纏い巨大な刃を作り出すと、横に飛んでからアナコンダの首を両断すると地面にも大きな亀裂を作ってしまう。

『キリシア、地面は斬らなくて良かったのに』

マルスが言う

『本気出しすぎた?』

キリシアが上機嫌で笑い始めると村人達は呆然としている。

『解体よろしく』

キリシアが大声で言う

『無理だ!!!』

父親が怒鳴ると、みんなが笑っている


ボア料理を食べながら南の町に魔物を運ぶ事に決定すると、村人達は荷車を用意する

『キリシア、本当にボアの肉をもらって良いのか?』

父親と母親が真剣に言う

『食べられる分有れば良いよね』

キリシアが言うとみんな頷いている

『金に困ってないのか?』

『え?迷宮で稼ぐから大丈夫!村で使ってね』

キリシアが笑顔で言う

『わかった・・・本当に一流の冒険者になったのだな・・・』

父親は涙目になる

『失礼だが、ギルドカードを見せてください』

村長が言うと、キリシアはギルドカードを見せる

『は?ごごごゴールド!!なんだこの証の数は!!』

村長が驚きすぎて座り込んでしまう

『恥ずかしいからそんなにじっくり見ないで』

キリシアが言う

『良くわからんが偉いのだな』

父親が笑い出す

『マルスがいるから!!』

キリシアも笑い出す


マルスとリリシャは荷車にアナコンダをレビテーションで巻きながら乗せるとグリズリーも乗せて寝ることにした。

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