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アルクオドール

エリゼトスの町に戻ると領主の館に向かう

『何が有ったのか?』

騎士団長が笑顔で言う

『余裕だったから。だけど、食べれない魔物ばかりでつまらなかった!!騎士団長、責任とってよ』

キリシアが笑顔で言う

『はぁ!食べれなかったから!』

騎士団長が苦笑いして騎士を見る

『バッタを次々と倒してから遺跡に入り、奥でバッタを無理矢理生ませていたヴァンパイアを両断して倒してから、周囲にいたマザーバッタを5匹殲滅していました』

騎士が袋を渡しながら言う

『・・・・・・それが余裕・・・あり得ないだろ』

騎士団長が苦笑いする

『後の報告はよろしくね。あと美味しいものを沢山ね!!食べれない魔物なんて雑魚!!』

キリシアが怒りながら言うと部屋に向かって歩き出す

『誰か!町中でこの地方の美味しい料理の材料を集めてきてくれ!キリシア殿が怒る前に頼んだぞ!』

騎士団長が言うと、騎士が笑いながら出ていく


『フローネ先生、ただいま』

リリシャが笑顔で言う

『お兄ちゃん!おかえりなさい』

レティナはマルスに抱きつく

『レティナ、ただいま』

マルスは頭を撫でながら言う

『魔物はどうでしたか?』

フローネが微笑みながら言う

『バッタだったから食べれない!』

『バッタですか・・・一部の人はバッタを食べますね。この国では食べませんが』

フローネが微笑みながら言う

『遺跡に行きましたが、やっぱりバッタの大量発生はヴァンパイアの仕業でしたので倒しました』

マルスがさらっと言う

『そうですか・・・倒したのですね。それは良かった』

フローネが少し驚く

『ちょっと!簡単に言われたけど!大変な事です!!ヴァンパイアですよ!』

リーベルが驚いている

『キリシアが奇襲で一撃で倒してしまったので、弱いと怒っていましたよね』

リリシャが笑顔で言う

『師匠、何か言ってください!常識が無さすぎます』

リーベルが涙目で言う

『リーベル、慣れなさい。笑顔で言っているなら事実でしょう。それも報告は騎士に任せて帰るつもりですね』

フローネが微笑みながら言う

『え!・・・そうですよね』

リーベルが苦笑いしている

『倒し終わった後でつまらない!魔族出てこい!!とキリシア師匠が叫んでいました』

メトリシアが言うとみんな笑い出す

『キリシア、余り強い相手を探さないようにしてくださいね』

フローネが微笑みながら言うと、リーベルが唖然としている

『後、奥で古代書を見付けましたので、楽しみにしてくださいね』

リリシャが言うと、みんな魔導書を見せる

『これは凄い本ですね。もしかしたら大発見ですね』

フローネは嬉しそうに言うと、リーベルも本を見て絶句している

『帰ったら研究します』

マルスが笑顔でいう

『楽しみですね』

フローネが笑顔で言うと、みんな頷いている

『報告しないのですか?』

リーベルが苦笑いする

『発見者の物です。それに、マルス師匠以外に必要は有りませんので、マルス師匠の物です。お祖父様には褒美としてもらうと言いますので、文句は言わせません』

メトリシアが笑顔で言うと、リーベルが苦笑いする


『キリシア殿、やっぱり王都に寄ってください。お願いします』

騎士団長がやってきて頼み込む

『面倒だから任せた!!好きに報告してね。アーメルドでローブ受け取らないと行けないから、絶対に帰ります』

キリシアが睨みながら言う

『仕方無いが、騎士では報告しきれない』

『団長に報告したから団長が報告してね』

『そうだが信じてもらえない』

『それで良い!別に信じてもらっても意味が無いから!!』

キリシアが言うと、みんな笑い出す

『それもそうだが・・・相当ヤバイ状態だったと解らせたい』

『お祖父様には手紙を書きますので渡してください。面白い事も有りましたので、お祖父様からの返事が楽しみですね』

メトリシアが微笑みながら言う

『メトリシア様、お願いします』

騎士団長が笑顔で言う


翌日、海軍の軍船に乗り込み、アーメルドに向かって進み出すと、途中アクアコントロールで遊びながら進み、数日後、アーメルドに到着すると領主の館に向かう

『英雄殿、お待ちしておりました』

重臣達とギルドマスターが出迎えてくれる

『どうかしたの?』

キリシアが言うと

『私が説明しますね』

リーベルが苦笑いして王弟を討伐したことを説明し、海軍隊長がさらに説明をしている

『本当にありがとうございました!お陰でアーメルド伯爵家の大掃除が出来ました』

重臣達が頭を下げている

『お祖父様の善政を続けると誓います。英雄様』

1人の若者が笑顔で言う

『ん?誰だろう?』

キリシアが苦笑いする

『伯爵家を継ぎます。アルクオドールと申します。よろしくお願いします』

アルクオドールが笑顔で言う

『あ!新しい領主様!ごめんなさい』

キリシアが言うと、みんな笑っている

『英雄様にお会い出来て光栄です』

アルクオドールが笑顔で言うと、重臣達が微笑んでいる

『部屋は用意してありますので、ゆっくりしていってください』

重臣が言うと、侍女が案内してくれる。夕食はアルクオドールと食べる事にすると、楽しく話しながら食事をする


翌日、オルクスに会いに行くと、アルクオドールも同行する

『オルクスいるかな?』

キリシアが店員に聞くとすぐに奥に通してくれる

『お待たせしました。こちらがローブです』

オルクスが箱を積み上げると、中を確認する

『ありがとう。綺麗なローブだけど水蜘蛛以外にも使った?』

キリシアが見て聞く

『海蛇から少し素材を貰いましたので、凄く良い出来となりました』

オルクスが満面の笑顔で言うとマルスが魔力を通して確認している

『凄いローブになりますね』

マルスが笑顔で言う

『本当に最高のデキですが、何度でも作り直します』

オルクスが笑顔で言う

『全部成功するように頑張ります』

マルスが笑顔で言う

『後ろの方は初めて見ますが』

オルクスが言う

『アルクオドールと申します。見学で来ました。素晴らしいローブを見させて貰い、ありがとうございます』

『こちらこそ、よろしくお願いします』

オルクスが笑顔で言うと、キリシアが笑い始める

『キリシア様、どうかしましたか?』

オルクスが疑問に聞く

『アルクオドールも名前だけでなく、フルネームで言わないと相手が解らないよ』

キリシアが微笑みながら言う

『あ!そうですよね。アルクオドール・アーメルドです』

『え!まさか新しい領主様』

『はい!よろしくお願いします』

アルクオドールが笑顔で言うと、オルクスが頭を下げている

『その内婚約者にプレゼントするドレスを仕立てて貰いますので、お願いします』

アルクオドールが笑顔で言うと帰る事にする。革屋に寄ってからクロウのお薦めのお店で一緒にご飯を食べて、領主の館に戻る

『1日ありがとうございました!町中の様子がわかりました。あんな美味しいご飯は中々食べれません』

アルクオドールが笑顔で言う

『クロウは食いしん坊だから良い店知っているよね』

キリシアが笑顔でいう

『今度美味しい店を紹介して貰って出掛けようと思います』

アルクオドールはそう言って帰っていく


翌日、リベリアに向かって出発する事にする

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