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囚われの海軍兵士

2隻目も到着して、船員は船からお仕置きを眺めていると、囚われていた海軍兵士も解放されて出てくる

『何を!!あれは!!』

海軍兵士達はお仕置きを見て苦笑いしている

『これは止めないのか?死ぬぞ!!』

海軍隊長が怒鳴る

『好きにさせておいてください。どうせ処刑ですからね』

アーメルド兵士は笑顔で言う

『だがこれでは問題になる!!クオルドールまでやっては・・・・』

海軍隊長が悔しそうに言う

『関係有りません!ただの海賊ですから!どこの貴族の兵隊でも調べてから判明した事になりますから』

アーメルド兵士隊長が笑顔で言う

『なんだと!!それではまかり通らない!!すぐに辞めさせろ!!命令だ!!』

海軍隊長が言うと海軍兵士達が止めようとする

『辞めておけ!国王陛下が怒るぞ』

騎士団団員が笑顔で止める

『は?何故騎士団が!!』

『ただの護衛だ!巻き込まれたからな!!』

団員達が笑う

『まさか・・・我らが負けたのはもう・・・』

『国王陛下に伝わっているぞ!』

『そんな・・・・仕方無いが』

海軍隊長が崩れ落ち、海軍兵士は涙目になる

『国王陛下は忠誠を示せば怒らないと思うが・・・女神ヴァルキリー様が怒って天誅を下し始めたからな』

騎士団団員は大笑いする

『は?女神ヴァルキリー様?』

海軍隊長は苦笑いしている


『冒険者、船は返して貰おう』

海軍隊長が言う

『断ります』

リリシャが微笑みながら言う

『は?・・・・ふざけるな!!小娘!』

海軍隊長が怒り、怒鳴る

『止めろ!!絶対怒らせたらいけない英雄様だ!!』

騎士団団員が間に入り止める

『は?何故だ!!』

『後ろの船の船底を見れば解る!!』

団員が言うが、海兵隊長はリリシャを睨み付けている

『そこまでにしなさい!!リリシャ師匠に喧嘩売るなら地獄巡りさせますよ』

メトリシアが微笑みながら言う

『なんだ!小娘!!』

海軍隊長が怒鳴る

『あ!言っちゃった・・・』

団員が苦笑いする

『無礼者!!こちらはメトリシア第4王女様です!!控えなさい!!』

ケニスが言う

『え!めめめメトリシア王女様!!』

海軍隊長が叫ぶと海軍兵士が片膝をつく

『申し訳ありません。ご無礼をお許しください』

海軍隊長が青ざめながら言う

『それを言うならリリシャ師匠にまず謝りなさい!リベリアの英雄であり、今回はお祖父様の召還からの帰り途中にこの騒ぎに巻き込まれましたので』

メトリシアが微笑みながら言う

『は?・・・・りりりリベリアの英雄様!!!』

海軍隊長が青ざめて、リリシャに謝り出す

『海軍が負けたせいでアーメルド伯爵が殺されました!今回の件で内戦になるのは確実です』

メトリシアが海軍隊長に言う

『え!まさか!!そんな・・・・・』

海軍隊長と兵士は青ざめて震え出す

『なら協力してくださいね。マルス師匠とリリシャ師匠とキリシア師匠のお仕置きを』

メトリシアが微笑みながら言う

『え?協力?』

『しないのであれば仕方無いですけど、戦争になりますね』

『わかりました!協力します』

海軍隊長が言うと、海軍兵士達も頭を下げる

『取り敢えず状況を確認してください。後ろの船の船底を見て来てくださいね』

メトリシアが笑いながら言うと、海軍は船の船底を見に行く


船底の海賊達を見て、海軍兵士は苦笑いしていると理由を聞いていく

『隊長、女神ヴァルキリー様の天誅とは何ですかね』

『それどころか、全員船から下ろしてくれと言っています』

兵士の報告に隊長は苦笑いしている

『さっき船乗りから聞いたが、大海蛇を4匹。女神ヴァルキリー様の天罰で倒したと言っていたが・・・英雄殿の事だな・・・船を揺らして降伏させたなんて信じられんが事実なんだろう・・・何が何だがわからないがメトリシア姫がいる以上何も聞けない。それだけじゃ無く、英雄殿の事を言う事も禁止だな・・・』

隊長が苦笑いする

『はい・・・了解しました』

海軍兵士が苦笑いしながら言うと、隊長はメトリシアの元に戻る

『メトリシア姫様、状況はわかりました』

『師匠達の事は秘密ですよ。怒ったらお仕置きに行きますから』

メトリシアが微笑みながら言う

『わかりましたが、お仕置きはいつまで続くのでしょうか?』

『キリシア師匠が飽きるまで続きますがその前に全員動かなくなりそうですね』

メトリシアが見ながら言うと隊長は苦笑いする


『メトリシア、証拠見つかったよ』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠!どんな計画だったのでしょうか?』

『簡単に言えばアーメルドを奪ったら挙兵して、後ろから王都を落とすつもりみたいだね』

マルスが笑顔で言う

『え?反乱の計画書ですか!!』

メトリシアが言うとマルスが手渡す

『間違いないです・・・もう押さえられないのですね』

メトリシアは涙目になると海軍隊長が青ざめている

『キリシア、ちょっと来て!』

マルスが呼ぶとキリシアが笑顔で帰ってくる

『お仕置きを止めるなんて』

キリシアが笑いながら言う

『黒幕さんの計画書見つけたよ』

『なになに』

計画書を見て笑い出す

『お仕置き決定!!手下じゃあおさまらないね』

キリシアが笑いながら言うと、クオルドールをルメイルに引き摺らせて連れてくる

『この計画書は本当かな?』

『ヒィーーーお許しを!!』

『正直に言って証拠を量産してくれればこのぐらいで止めてあげる』

キリシアが笑顔で言うと、クオルドールは次々と計画内容を言っている

『確定!!一度帰って降ろしたらお仕置きに行くよ』

キリシアが笑いながら言うと、みんな笑い出す

『海軍手伝ってくださいね。名誉回復ですよ』

メトリシアが微笑みながら言うと、隊長は理解しないで

『何でもします』

頭を下げる

『あの領地に、後何隻玩具が有るのでしょう?』

メトリシアが笑顔で言うと、みんな笑っている

『師匠止めないのですか!師匠!』

リーベルがフローネに言う

『無理ですね。止めても止まりませんが、それ以上に止めなかったら内戦になります・・・そうしたらどれだけの人が亡くなりますか?どれだけの人が不幸になりますか?リーベル、考えなさい』

フローネが言う

『しかし、止めないと大変な事に・・・』

『リーベル、あなたは魔法学院特別招待講師になるのですから、その生徒を戦場に送り出したいのですか?』

『え!それは・・・・』

リーベルがうつ向く

『見守りましょう。もう止まりませんので、良いですね、リーベル!もしもの時は大人が責任をとるものです』

フローネが微笑みながらリーベルを見ると、リーベルは頷いてキリシア達を見る


アジトの証拠を根こそぎ積み込むと海賊達は船底にしまい、海軍兵士も船を操舵してアーメルドに帰ることにする

クオルドールは、計画を知っている範囲で全部書かせて、更に海賊行為の成果も全部書かせると、どこに持っていったかも詳しく書かせる。海賊達の船長達にも書かせる


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