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軍艦と女神ヴァルキリー様

『ちょっと行ってきますね』

リリシャが微笑みながらフローネに言うとキリシアとリリシャとマルスとメトリシアとケニーとロイドとミリアとアニーは兵士と一緒に海軍の船に向かう

『あれは相当怒っていますね』

フローネが呟くとリーベルが頷いている

『師匠が怒っているから、海軍は逃げれません』

エビリアが苦笑いしている

『そうですね・・・船を沈めないでほしいですが・・・』

フローネが苦笑いするとみんな苦笑いしている


『キリシア殿』

冒険者ギルドを通りかかるとギルドマスターが呼び止める

『ギルドマスター』

『キリシア殿、何が有ったのですか?』

『ついてきて!』

キリシアが微笑みながら言うと港に歩いていく

(様子が・・・目が笑ってない・・・怒っている!)

ギルドマスターは不安になりながら歩いていくと海兵の詰所の前に着く

『なんだ!お前達!!』

海兵達が次々と出てきて武器を抜く

『お前達の親玉は船にいるのかな?』

キリシアが微笑みながら言う

『は?・・・まさか!』

海兵が呟く

『どこにいる!!』

キリシアが怒鳴る

『この小娘を殺せ!!』

海兵が命令すると、10人の海兵が一斉に斬りかかってくる。キリシアは容赦なく両腕を槍で叩き付けながら砕いていく

『化物!!』

海兵は小舟に乗り逃げようとする

『ブリザード』

マルスは船を氷つかせて動かなくする

『え!・・・まさかヴァルキリー!!!』

海兵は恐怖に震え出す

『どこに親玉はいる?』

キリシアが歩きながら言う

『船にいます!!お助けを!!!』

海兵は青ざめて懇願するが、キリシアは海兵の腕をつかみ、投げ飛ばして転がすと、兵士達が拘束する

『親玉捕まえてきたらたっぷりお仕置きします』

キリシアが微笑む


『キリシア殿、理由は聞きました・・・冒険者ギルドは全面的にキリシア殿を支持します』

ギルドマスターが言う

『船が必要かな?マルスに船を吹き飛ばして貰っても良いけど』

キリシアが微笑みながら言う

『それでも良いと思います!反逆者に天罰を!!』

メトリシアが真剣に言う

『船が有っても船員がいません』

兵士が苦笑いしている

『船乗りいないかな?』

キリシアが呟くと野次馬を見る

『船長さんあの船動かせる?』

キリシアが野次馬に近付いて言う

『船なら動かせますが・・・軍船ですよね・・・よろしいのですか?』

船長が驚きながら言う

『兵士さん、良いよね』

キリシアが振り返りながら言う

『好きにしてください!!』

兵士が言う

『騎士団が責任を持ちます!!』

騎士が笑顔で言う

『これでいいかな?』

キリシアが船長に言う

『解りました!すぐに出港の準備をします』

船長が言うと周りにいる人に船員を呼びに行かす


『女神ヴァルキリー様に恩返しだ!皆のもの良いな!!』

船長が笑顔で言うと船員は笑顔で

『女神ヴァルキリー様!!!』

一斉に言うと船は出港する

『キリシア、完全に船員乗り気だね』

リリシャが呟く

『なんだか恥ずかしい』

キリシアは苦笑いしている

『女神ヴァルキリー様?』

ギルドマスターは呟く

『海蛇に襲われていた時の船員ですね』

ミリアが微笑みながら言うとギルドマスターは苦笑いする

(噂はやっぱり英雄殿だったか・・・)


軍船に近付くと、軍船は魔法と矢を放ってくる

『あれ?やる気だね』

キリシアが微笑むとリリシャがバリアフィールドで全て防ぐ

『女神様の加護だ!!怯むな!!』

船長が笑いながら言うと船員は

『女神ヴァルキリー様の加護に感謝を!!』

一斉に叫ぶ

『完全に悪乗りしていますね』

メトリシアが笑い出す

『じゃあちょっと更に悪乗りさせようかな?』

マルスが笑顔で言う

『アクアコントロール!!』

マルスが魔法を発動すると海の水を操作して、軍船を揺らし始める

『あ!マルス師匠!!それ面白そう!!』

ミリアが笑顔で言う

『もう少し激しくいこうかな?』

マルスが笑顔で言うと軍船は大きく傾かせたりしている

『女神ヴァルキリー様の天誅だ!!』

船員達が言うと祈り出す

『海の上でマルス師匠は無敵ですね・・・あれでは戦意喪失します』

メトリシアが苦笑いしている

『沈まない様にするの面倒だね』

マルスが笑いながら言う

『私の出番は残しておいてよ!!』

キリシアが笑いながら言う

『私もやりたい!!楽しそう!!』

ミリアが笑いながら言う

『マルス、攻撃が来なくなったよ。全員船にしがみついて離れないよ』

リリシャが笑顔で言う

『じゃあこんなのはどうかな?』

マルスが笑顔で言うと大きな水柱を作り軍船の上にアーチを作りながら軍船の上で解放すると軍船に水が落ちて船は大きく揺れる

ギルドマスターは青ざめながら見ている

(これが英雄殿の実力か・・・・絶対に怒らせたら終わりだ・・・)


軍船に横付けして乗り移ると海兵は全員青ざめながら震えている

『親玉出てこい!!』

キリシアが槍を持って叫ぶと

『お許し下さい!!!女神ヴァルキリー様!!!!!』

海兵が一斉に頭を甲板に付けて叫ぶと兵士達は苦笑いしながら全員を拘束していく

『あれ?私の出番は?』

キリシアが苦笑いしながらマルスを見る

『今の一言だね』

マルスが笑いながら言うとみんな笑い出す

軍艦を曳航して港に戻る事にする。港に着くと兵士達が全員連行していく


領主の館に戻り、フローネとリーベルが笑顔で迎えに来てくれる

『早かったのですね。軍船は沈めてしまったのですか?』

リーベルが不安そうに言う

『マルスが魔法で楽しそうに船を揺らして遊んでいました』

リリシャが笑いながら言う

『は?船を揺らして遊んでいた?』

リーベルが苦笑いしながら言う

『何をしたのですか?』

フローネが苦笑いしながら聞く

『アクアコントロールで船の下の水を操作して揺らしただけです。沈めない様にするのは調整が面倒でした』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠は海戦で無敵です!あれでは抵抗出来ません!!』

メトリシアが笑顔で言う

『相手は完全に戦意喪失だけでなく、最後は女神ヴァルキリー様お許しを!!って一言で全員抵抗無しで捕まりました』

ロイドが説明する

『アハハハ・・・・』

リーベルが笑ながらフローネを見ている

『ちょっと足らないから訓練所で親玉をお仕置してこようかな?』

キリシアが笑顔で言う


ギルドマスターが詳しくリーベルとフローネに説明する

『海上でマルスだけは怒らせたら終わりですね。まさかそんな魔法の使い方をするなんて・・・死者無しで全員投降させるとはね』

フローネがリーベルに呟く

『女神ヴァルキリー様の噂は広まりますね』

リーベルが苦笑いしている

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