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領主の館の書庫

3日後、領主の館に戻ってくると領主が出迎える

『キリシア様!本当にありがとうございました』

領主が頭を下げる

『もしかして、私達を別荘に行かせたのは魔物が現れるからじゃないよね?』

キリシアが微笑みながら言う

『え!そんなことはありません!!』

領主が青ざめて言う

『そうなんだね・・・やっぱり近くで魔物が現れているのを知っていたんだね』

キリシアが微笑みながら言う

『まさか近くで襲われるとは思いませんでした。本当です』

領主が苦笑いしながら言う

『領主様、今回のは完全に噂にならないように箝口令を出してくださいね。当人達の名前が出ると重臣の件とメトリシア様をどこに連れていったかバレますよ』

リーベルが笑顔で言う

『え!あ!そうです!!必ず極秘にします』

領主は慌て出す

『その顔は考えて無かったのですね』

リーベルが呟くと領主は重臣に慌てて伝えている

『今日からは宿屋では無く館に滞在をお願いします』

領主が言うと侍女が案内をしてくれる


ドアを叩く音がすると、騎士が苦笑いして入ってくる

『まさかあの大きな魔物を倒すとは思いませんでした』

『あんなのが沢山いるの?』

キリシアが聞く

『あんな大物が現れると貿易が出来ません、海軍でも太刀打ち出来ないと思います』

『そうなんだ・・・あれは食べれるの?』

キリシアが笑顔で言う

『今、食べれるか確認していますが、結構肉質が良いとの事です』

騎士が苦笑いしている

『楽しみにしておきます』

キリシアが笑いながら言う

『秘密にするとしても国王陛下には報告をしておきます。交易路の魔物なので海軍が討伐する予定でしたが、まさかあんな大物では不可能です』

騎士は苦笑いしている

『面倒にならなければ好きにして』

キリシアが笑いながら言う

『畏まりました』

騎士がそう言うと出ていく

『キリシア、暇だから魔導書読んでくるね』

マルスが言うとみんなで書庫に向かうと司書が魔導書を出してくれるとみんなで読んで興味が有る魔導書を探している


『この付与魔法・・・・これだから・・・これなら大型付与魔法が・・・』

マルスが真剣に読みながら呟き始める

『師匠どうしたのですか?』

ミリアが聞く

『ここなんだけど、遺跡の壁が崩れないのは、この魔法かなと思ったんだよね。家もこうすれば壊せないかなと・・・魔石が無くても出きるのかなと考えていたけど・・・』

『紋様魔法なのかな?確かに古い家は状態維持の魔法がかかっています。沢山書き込んで紋様所で状態維持されるのと、紋章を書き込んで魔力回路を作り、強化する魔法が有ったような・・・』

ミリアが呟く

『紋様魔法と魔方陣魔法ですね、古代で別れた魔法の系統ですが、両方とも使える人は既にいません・・・リベリアの魔導書が有りますね、付与魔法用の魔方陣も1つの魔方陣魔法であり、紋様魔法ですね』

フローネが微笑みながら言う

『色々調べたいですね・・・・構造強化はこれだから・・・』

マルスは魔力を集めてコップに魔力で文字を書き始めると完成する

『こんな感じで良いのかな?・・・・あ!魔力制御で文字に魔力を通して魔力回路を作って見るかな?』

マルスは魔力制御していくと文字が光出す

『え!何を!!』

フローネが目を丸くしながら驚く

『ダメだね・・・魔力を溜める何かが必要かな?』

マルスが呟く

『師匠・・・もう紋様魔法を使えるように?』

ミリアが笑顔で言う

『多分、魔力供給だけは必要だね』

マルスは手に持って叩きつけると割れなかった

『師匠・・・マルス師匠何をやり始めたのですか?』

リシリアが理解不能に聞いている

『即席で紋章魔法をやったようですね・・・あんな方法が有るのですね』

フローネが考えながら言う

『紋章魔法用の文字を勉強しないとダメだね。だけどこれなら飛行船に使えるね。魔道具と違って色々作成出来る・・・ちょっと・・・・あ!だから解らない魔方陣が!!』

マルスが呟くとコップのそこに魔方陣を書き込み始めると魔力を込めると魔方陣が輝きコップが輝く

『は?何を!!何をしたのですか?』

フローネが驚く

『これを』

マルスが呟くと地面に叩き付ける

「カーン」

『良し!出来た!構造強化と魔力貯蔵吸収魔方陣を使った強化付与魔法!!』

マルスが言うとフローネがコップを拾い真剣に見ている

『リーベル、これがマルスですよ・・・興味をもったら再現してしまいます・・・とうとう魔道具にしないで紋様魔法と魔方陣魔法を作りましたね・・・古代魔法を再現してしまいました』

フローネが苦笑いしながら言う

『・・・・これが紋様魔法・・・』

リーベルはコップを見て呟く

『まだまだ文字の意味を理解しないと自由に出来ませんけど』

マルスが呟くとリリシャがコップを見てリリシャも真似を始める

『あれ!光らないなぜ?』

リリシャが言う

『あ!それはちょっと魔法を使って書いたから』

マルスはリリシャに説明を始めるとリリシャが苦笑いする

『もしかしてマルスは魔方陣無くても魔石に書き込み出来るかもね』

リリシャが呟く

『は?まさか!古代の書き込み魔法を!!読み解いたのですか?』

フローネが驚きながら言う

『え?ウライトの魔方陣だったから魔法で使っただけです』

『は?』

フローネが固まる

『先生大丈夫ですか?』

『マルスあなたは何を簡単に言っているのですか?魔方陣から魔法を読み解くなんて』

『この間の魔導書に書いてありましたよ、だから無詠唱で再現しただけです』

『は?・・・そう言うことですか・・・』

フローネが考え始めると、マルスはリリシャにイメージを伝えていく。リリシャも魔法を使いながら文字を書き始める

『これで魔力を送り込めば良いのね』

リリシャが笑顔で言うと魔力を込めるとコップは光輝く

『出来たね。割れるかな?』

マルスが言うとリリシャは地面に叩き付ける

『割れないから成功だね』

リリシャが嬉しそうに笑う

『師匠!!古代魔法を簡単に再現するなんて!マルスが再現したらリリシャが真似するのですね!!』

リーベルがフローネに言う

『これだから目を離せないですよ、次は誰かが興味を持った魔法を再現してしまいます』

フローネがリーベルに呟くとリーベルが苦笑いする

『師匠!これ見てください!!古代遺跡から持ち帰った魔方陣で再現出来なかった魔方陣です!!』

メトリシアが魔方陣を見せるとマルスがじっくり見ている

『この魔方陣多重魔方陣かな?重力制御系統?違うな・・・』

マルスが考え始めると違うページも読み始める

『これは難しすぎるね。少し時間がかかるかな?』

マルスが笑顔で言うとどんどん読んでいく

『これは可能かな?』

マルスが笑顔で言うとコップに魔法を使う

『ウエイト!』

コップに魔法を使う

『ミリア、持ってみて』

マルスが笑顔で言う

『え!重たい!!』

ミリアが持ち上げようとすると空のコップが重たくなっているマルスが魔法を辞める

『あっ軽くなった!』

ミリアがマルスを見る

『加重魔法だね。生き物にかけたら動けなくなるかな?上位がグラビディだと思うけど』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠、教えてください!』

ミリアが言うとマルスが説明を始めるとリリシャも真似を始める


『こうなるのよ』

フローネがリーベルに言う

『そう言うことですね・・・ちょっとした事で新しい魔法を完成するのですね』

リーベルが苦笑いする

『何を言っているの?これをイチイチ報告出来ますか?』

フローネが苦笑いする

『え!出来ません!!』

リーベルが苦笑いする

『マルスだから!と言うことです!』

フローネが苦笑いするとリーベルも頷く


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