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錬金術

マルスは剣に魔力制御を使い準備を開始すると、リーベルが近くで見始める

『リーベル様、魔力制御してみてください』

マルスが言うとリーベルは魔力制御を始める

『全くダメですね』

マルスが呟くとミリアを呼んで剣の準備を任す

『リーベル様、まずは掌に魔力を集めてください!本気で集めるように』

『え?はっはい!』

リーベルが掌に魔力を集める

『次はここに魔力を移動する感じで集めてください』

リーベルは魔力を集める

『次はここに集めてね』

リーベルが集める

『最初は掌から肘に肘から肩に肩から肘に肘から掌に魔力を移動したら逆の腕で同じ事を繰り返して下さい』

マルスが言うとリーベルは苦笑いしながら繰り返しやり始める

『ナディアも同じ事をやるように』

マルスが言うとナディアはリーベルの隣に座り始めるとレティナとイリアも始める

『マルスの特訓が始まりましたね』

フローネが微笑みながら見ていると、マルスは時々魔力を集める場所を指示して制御をさせている。魔導書を見ながら何か考え始めていると、キリシアを呼んで魔力の通る革が欲しいと伝える

『これは砕けた魔導具ですか?』

マルスは箱に入った金属の粉を見つけて聞く

『え?そうです』

『もらって良いですか?』

『廃棄するので良いです』

リーベルが答えるとマルスはモデリングを使い金属を徐々に玉に変える

『セパレーション』

金属の塊はいくつかに分離するとマルスは1つずつ確認していくとフローネも見ている

『これはミスリルですね』

フローネが中ぐらいの塊を見て言う

『そうするとこれは銀でこっちは何ですか?』

『固そうですね・・・金属のプロに聞くのが1番ですね』

フローネが考えながら言う

『円柱の棒にしておきますね』

マルスが言うとモデリングで形を変えていくと1つだけ形が変わらない金属が有る

『これは魔力が通りません』

『魔力が通らないでこの色合い・・・アダマンタイトですね』

『これはプラチナ?』

『そうですね。アクセサリーを作る職人が欲しがりますね』

フローネが微笑んでいる

『これだけの金属が混じっていたんだ・・・』

マルスが呟く

『これだけの金属を別けれる時点で常識外ですね。しかしこれでミスリルが手に入りましたが、魔力の通る金属になっていますので、鉄と言う訳にいきませんね』

『魔鉄ですか?』

『そうですね・・・マルスは錬金術師ですね・・・既に失われた名称ですが』

フローネが苦笑いしていると、リーベルが青ざめている

『そうすると簡単に売る訳にいかないからギレリムに加工して貰おうかな?』

マルスが呟くと、フローネが微笑んでいる


キリシアが戻ってくると、マルスはモデリングで革を玉にした後、マフラーみたいな物を作ると、キリシアに掛けてもらって形を直していく、フローネは苦笑いしながら見つめている

『ちょっと付与魔法してくるね』

マルスが言うと魔方陣を発動して魔石に魔方陣を書き込む。魔力を通して魔導具化したもの持ってくると、桶に水を入れ、沈めると浮き上がるのを確認する

『大丈夫そうだね』

マルスが呟くと、アニーに庭に出て風の魔導具で乾かして貰う

マルスは革でベストを作り、乾かしてもらった革を埋め込んでいく。魔石を取り付けてからアニーにボタンを付けて貰うと付与魔法する

『完成したよ。キリシア着てみて』

マルスが言うとキリシアが着る

『マルス、これは何?』

『水に落ちても浮くから良いかなーと思って作った物だよ。最初のがフロートの魔導具でベストは格好を考えて作っただけだよ』

マルスが言うとフローネが頭を押さえている

『浮くのは良いね』

キリシアが笑うと

『付与内容を教えてください』

フローネが苦笑いしながら言う

『浮揚、構造強化、魔力遮断、衝撃吸収、防水でベストには構造強化、体力回復、生命力回復、防汚、防水です』

『リーベル、解りましたか?目を離すとこんな物を思い付きで作るのですよ』

『師匠目を離さないで下さい!しかしこれは・・・船乗りが大喜びしますね』

『汎用性が有りますよね』

マルスが言う

『そうですね、ミドルが青ざめて泣きますね』

フローネが苦笑いして言う

『何故ですか?』

リーベルが苦笑いしながら聞く

『海軍と船乗りからどのぐらいの依頼が来ますか?考えてください』

『え?・・・とんでもない量になります』

『浮揚の魔方陣を見せてください』

フローネが言うとマルスは紙を渡すと、フローネとリーベルが見て苦笑いをしている

『リーベル、作れますか?』

『これは無理です!この魔方陣普通では無いです!汎用性有りません』

リーベルは青ざめている

『ミリア、この魔方陣は可能ですか?』

フローネが言うと、ミリアが来て確認する

『多分可能ですが、何の魔方陣ですか?』

ミリアが聞く

『え?可能!そんな!!』

リーベルが慌て出す

『この子達の考えは完全にズレています。ミリア、これは浮揚の魔方陣です』

フローネが苦笑いしながら言う

『マルス師匠どんな付加内容ですか?』

『浮揚だよ。フロートの魔法で水に浮くから溺れないね』

マルスが微笑みながら言う

『船を作るのですか?』

『作ったら良い船が出来るかな?』

マルスが微笑むとリーベルが苦笑いしている


マルスはミリアにフロートの魔法を教え始めると、ミリアはフロート魔法を使い、桶の水の上で跳び跳ねて魔法の効果を確認して笑っている

『この子達の監視は必要ですね。下手に魔導書で魔法を見つけるとすぐに使うのですね』

リーベルが言う

『古代魔導師クラスの理由が解りましたか?』

フローネが苦笑いしてリーベルに言うとリーベルはうなずく

その後全員でフロートの魔法の練習を始める

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