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王都へ

2日後王都に向けて出発することになった。

『エミール、これを使ってね』

リリシャが微笑みながら言う

『え?ブーツですか?ありがとうございます』

エミールが笑顔で受けとる

『魔道具ですか・・・え!凄い!』

『大事に使ってね』

リリシャが笑顔で言うと、エミールはブーツを履いて履き心地を確認する

『ありがとうございます』

エミールは笑顔で言う

『エビリアとクレスタとリシリアの分はこっちだよ』

マルスが言うと全員ブーツを履く


『馬車の準備は出来てるよ』

キリシアが笑顔で言うとみんな分散して出発の準備をする

『新しい馬車、ありがとうございます。が、何故必要なのですか?』

王太子妃が疑問に言う

『動き出せば解りますお母様』

メトリシアが笑顔で言うと乗り込み出発の準備をする

『ステラさん留守お願いします』

キリシアが言うとステラが笑顔で頷き見送ってくれる


リベリアを出発して全速力で進み始めると日が暮れ、村で休む事にする

『これが新しい馬車なのですね』

王太子妃が笑顔で言う

『凄いとしか言えないです・・・どうしたら・・・』

アリシアが言う

『解りましたか?マルス師匠の凄さが!馬車まで魔道具にしてしまい快適な旅が出来ます』

メトリシアが笑顔で自慢する

『本当に素晴らしい馬車ですね』

王太子妃が笑顔で言う


外では男達が取り巻くように囲み始めていた

『動くな!!』

男達が出てくる

『何者だ!!』

護衛騎士が男達に怒鳴ると男達は矢を放ってくると王太子妃が乗った馬車に魔法と矢を放つ


『マルス何人いるかな?』

キリシアが聞くと、マルスが説明する。キリシアとルメイルは馬車を飛び出して賊を倒し始める

『バリアフィールド』

リリシャが魔法を使いバリアをはる

『なんだ!これは突破しろ』

男達がバリアに矢や魔法を放つが全く受け付けない、その間にミリアとエビリアとクレスタは怪我した騎士の治療を始める

『すまない、油断をした』

騎士が起き上がり周囲を見て驚いている

『撤退!!立て直す』

男が叫ぶと男達は逃げ始めようとするがキリシアが微笑みながら次々と弾き飛ばして気絶させていく

『終わった様だから拘束をお願いします』

マルスが笑顔で言うと騎士達は男達を拘束すると驚いている

『どうかしたのかな?』

『ももっ申し訳ありません、この者は王弟の家臣です』

騎士が言うと王太子妃が確認して

『私が狙われたのですね』

呟くと考え込んでいる

『師匠達がいる前で襲うなんて愚か者です、更に馬車に矢など通用しないのに』

メトリシアが笑顔で言う

『え!傷1つ付いてない・・・』

アリシアが馬車に魔法が当たった所を見て言う

『こいつらどうするの?』

マルスが聞く

『帰ったら処刑です!!反逆罪です!!』

騎士が言うと男達は青ざめている

『どうやって連れて帰るの』

『え!・・・人員が足りない』

騎士が青ざめる

『誰かリベリアの警備隊を呼んできた方が早いよね』

マルスが言うと騎士が一人馬に乗り走っていく

『師匠、2日足止めですか?』

『メトリシア、そうだね』

マルスが苦笑いしている

『王弟の指示ですか?』

王太子妃が問い詰めるが男達は何も言わずに黙り込むでしまう

『この!答えろ!!』

騎士達が問い詰めるが何も答えない

『このままでは他に待ち伏せがいるかわからない・・・』

騎士が呟く

『お母様』

『メトリシア、あなたは休んでいなさい・・・拷問しても聞き出さないと危険です』

王太子妃が言うと騎士達は拷問をしようとしている

『素人の拷問で吐くと思うのですか?』

ミリアが言うと騎士達が睨んでいる

『このままでは危険ですので英雄殿は休んでください』

騎士が言う

『師匠達に任せて馬車で休んでください。師匠達は拷問許可を持っていますので1番早いと思います』

メトリシアが真剣に言う

『団長から噂は聞いていますが・・・わかりましたお願いできますか?』

王太子妃が言うとキリシアが微笑みながら準備運動をしている

『馬車に入って見ないようにした方がよろしいですよ・・・トラウマになりますから』

フローネが苦笑いしながら言うと、王太子妃とアリシアは馬車に乗り、見ない様にしている

『こいつから、リリシャ、回復魔法をかけてね』

キリシアが言うと、1人目に回復魔法をかける。キリシアは武器を渡すと

『楽しい訓練の開始ですよ。一本取れたらこれ以上何も聞かない様にしてあげますよ』

キリシアが微笑みながら言うと、男は武器を取り、キリシアに斬りかかるが、キリシアは両腕を槍で砕き弾き飛ばすと、リリシャが微笑みながら回復魔法をかける

『何故回復させる!!』

『頑張ってくださいね』

リリシャは微笑むと、キリシアが再び両腕を砕き、弾き飛ばす

『うぎゃーー!』

男はのたうち回るがリリシャは微笑みながら回復魔法をかけると再びキリシアがボコボコにして転がす

『やややっめろ!!近付くな!!』

男が泣きながら言うとリリシャが微笑みながら回復魔法をかける

『くるな!!近付くな!!頼む!!』

男が叫ぶとキリシアは笑顔でボコボコにして転がす

『ギャーーーー!』

男が泣き叫ぶ

『面倒だから全員一気に片付ける?』

キリシアは微笑みながら後ろで縛られている男達を見ると男達は青ざめている。リリシャが微笑みながら回復魔法をかけると

『動くな!!この娘の首をへし折るぞ』

男はリリシャの後ろに回り込み言うと

『可哀想・・・終わったね』

キリシアが言うと

『ポイズン』

リリシャが魔法を使う

『アギャーー!!』

男は崩れ落ちてのたうち回る

『煩いですね』

『パンシー』

男は涙目を浮かべて苦悶の表情のまま苦しんでいる

『ヒール』

リリシャは時々回復魔法を使いながら微笑んでいる

『リリシャの番になったから次は誰かな?』

キリシアは男達の方に歩いていくと絶望に男達は震えている

『本当にリリシャを怒らせたら逃げられないのに、どうして抵抗するのかな?』

男達に言うと男達は絶望に泣き始める

『辞めて欲しければ、そこの騎士に全て話してね、だけど話さない方が良いけどね』

マルスが微笑みながら言うと、男達は騎士に次々と話し始め、騎士は苦笑いしている

『あーーもう!』

リリシャが言うと

『ポイズンリカバー』

『パンシーリカバー』

『スウォーンリカバー』

『勝手に寝たら許さないわよ』

リリシャが言う

『ひぃーーー!お許しを!!』

男は錯乱し始めるとリリシャは微笑みながら魔法を使おうとすると男は気絶する

『え!ちょっと!いきなり寝ないでよ!』

『スウォーンリカバー』

『ギャーーー!悪魔!!ヒィーーー!』

『あくま!!許さない!!』

リリシャが言うと男は震えながら放心状態になって気絶する

『ダメだね。次のを用意しようか?まだ沢山いるからね』

マルスが微笑みながら言うと男達を見る

『少し休憩するから今のうちに懺悔しておいてね』

マルスが言うと馬車の方に行くと男達は必死に騎士に話をしている

『終わりましたか?マルス師匠』

『どうだろう?正直に話をしてくれれば良いけどね』

マルスがメトリシアに言う

『リリシャ、余り怒らないようにしてくださいね』

フローネが苦笑いしている

『まさかこんな早く終わるなんて・・・』

王太子妃が青ざめながら馬車を降りてくる

『お母様、見てしまいましたか?』

『興味本位で少し覗いてしまいました・・・リリシャ様だけは怒らせてはいけないと思いました』

王太子妃が苦笑いしながら言う

『リリシャ師匠は凄く優しくいい人です!家族に剣を向けなければ怒ることは有りません』

メトリシアが笑顔で言う

『アハハハ・・・今回はメトリシアを狙ったから怒っているのですね』

『え?あ!そうですね』

メトリシアがリリシャを見る

『楽しい旅を邪魔して、メトリシアの馬車に魔法を打ち込むなんて許すと思う?』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ、少しは自重してくださいね。アリシア様が青ざめて震えていますよ』

フローネが苦笑いしてアリシアを見るとみんな見ている


明け方、警備隊隊員がやってくる

『キリシア殿、遅くなりました』

『え?早いですね』

メトリシアが驚く

『実は護衛をするつもりで手前の村まで来ていたのですが、騎士が慌てて来たので急いで参りました』

警備隊隊員が苦笑いしている

『後は任せた!』

キリシアが笑顔で言うと出発の準備をする

『もしかして、リリシャ様を怒らせましたか?』

警備隊隊員が聞く

『想像の通りです。王都に着いたらリリシャがもう一度お仕置きをすると思います』

マルスが微笑みながら言うと、警備隊隊員は笑いながら男達を見る



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― 新着の感想 ―
[一言] つくづく思うけどよく国として成り立つよね。主人公ら辺が出る前に飢餓、暴動、内乱で崩壊すると思うけど。
2021/03/22 13:52 退会済み
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