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迷宮探索とエミール

アリシアが帰った夜、マルスはドローイングを使い魔方陣を確認している。2ヶ月調べていた魔方陣のヒントをエミールが調べた内容と合わせ始めると、徐々に完成に近付いている


『あ!やっぱり1つの魔方陣では無理だった!だけど2つ重ねるにも距離が重要だね・・・』

マルスは呟きながら魔方陣を調整している。そして完成した魔方陣を書き写して確認していく


翌朝、マルスは工房に籠り

『モデリング』

魔石を振り掛けた木をモデリングで変形させて大魔石と中魔石2つ埋め込むと完成する

(四角い乗り物の様な物・・・雪車です)

『これでいいかな?物を乗せてロープで固定できるから大丈夫だよね』

マルスは呟き、忘れた事が無いか確認してから、試し書き込みを始める。魔方陣を発動してから大魔石に魔方陣を書き込み終わる

『これで良いかな?試して見ないと解らないか・・・』

マルスは呟くと、魔方陣を発動して魔石に魔方陣を書き込み、3個共書き込み終わると魔力を流して魔道具化する。【浮遊】マルスは魔石に触れて発動すると浮き上がるのを確認する

『完成した!!』

マルスは笑顔で言うとリビングに向かう

『あ!マルス、おはよう。何をしていたの?』

リリシャが笑顔で言うと

『ちょっと作り物をしていたよ』

『もう!今日は迷宮の日だよ。忘れてないよね』

『迷宮に持っていくから大丈夫だよ』

マルスは微笑むとご飯を食べて準備をする


『え?それは何?』

キリシアが言うとマルスが魔石に触れて浮遊させる

『え?えーーーーー!!!』

ミリアとエミールが叫ぶと

『とうとう浮遊の魔道具を完成出来たの!!』

リリシャが笑顔で言う

『ゴーレムの鉱石重いからね』

マルスが言うと

『とうとう不可能を可能に・・・あ!マルスだからですね』

メトリシアが笑いながら言う

『エミールが調べてくれたから、やっと不可能から可能になったよ』

『え?私の調べた内容?』

エミールが考え始めると

『この付与魔法は多重魔方陣だよ』

『え?・・・本当に出来たんだ』

エミールが驚くとリリシャが微笑みながら言う、エミールの頭を撫でている


迷宮に向かい11層に最短距離で進み、遭遇したキャタピーに

『・・・・ファイヤーボール』

エミールが魔法を放ち、キャタピーを燃やし尽くす

『エミール、大丈夫そうだね。みんな見付け次第殲滅するよ』

キリシアが笑顔で言うと、みんなで次々と見付け次第殲滅して行く。11層を一周すると12層も殲滅する

『魔力制御して見せて』

マルスが言うとみんな魔力制御して確認する

『まだまだ余裕有るね』

続けて闘気を確認する

『まだ余裕が有るね』

『19層に行く?』

キリシアが言うと

『エミールに余裕があるから、少し倒してから確認しよう』

マルスが言うと、リリシャが微笑みながらエミールを見ている。19層に最短距離で進み、ゴーレムを倒しながら魔力制御を確認していく

『エミール、乱れ始めたかな?』

『はい、少し乱れ始めました』

エミールは少しガッカリしながら言う

『下への階段が近いから、そこで結界を張って待っていてね』

『ケニスさんも乱れているね』

『はい』

ケニスとエミールはに結界を張って休憩させてから、19層を殲滅して回り、20層に向かい、殲滅して回ると、リシリアの魔力制御が乱れ始める

『一度エミールの所に戻ろうか』

『そうだね。無理する必要はないからね』

キリシアは笑顔で言うと19層に戻る

『師匠!お帰りなさい』

エミールが笑顔で言うと

『何もなかったかな?』

『はい!静かでした』

エミールが笑顔で言うと、メトリシアとリシリアとエビリアとクレスタは結界に入り、休憩をする。マルス達は残りの20層を殲滅に向かう

『デカイのいないね。残念』

キリシアが呟くと大部屋に入って殲滅を開始する

『もう終わった』

『キリシア、たまにはルメイルにも倒させないと』

マルスが言うと

『あ!そうだった!』

キリシアが苦笑いしながらルメイルを見ると

『見ていても勉強になります』

ルメイルが言う


『師匠、お疲れ様です』

エミールが微笑んでいる

『エミール、魔力制御していたんだね』

『はい!1年半でみんなここまで凄くなっているなんて・・・負けていられません』

『みんな成長しました』

リリシャが微笑みながら言う


キリシアとリリシャとマルスは21層に向かい、大きなカークロッチを次々と倒していく

『キリシア、余裕に倒しすぎ』

リリシャが微笑みながら言うと

『まだまだ強くならないと!魔族を倒せるぐらい』

キリシアが言うと

『どんどん進むよ!』

マルスが言うと、キリシアは笑顔で頷き殲滅していく

『次は22層だよ』

キリシアはそう言うと22層に向かい、小部屋にいるカークロッチを倒して進むと大部屋に到着する。キリシアとマルスは中に入り、闘気を纏い、次々と大きなカークロッチを倒して黒い霧にしていく

『次は23層!』

キリシアが言うと

『重たくなったからこれを使うよ』

マルスが言うと魔石の袋を雪車に乗せて【浮遊】と言うと浮かび上がる

『それは良いね。引っ張って行けばいいんだね』

キリシアが笑顔で言うと23層、24層を殲滅してからエミール達の所に戻ってくる

『師匠、お帰りなさい』

メトリシアが笑顔で言うと、みんな雪車を見て

『師匠、使い勝手はどうですか?』

『引っ張るだけだから楽だね』

キリシアが笑顔で言うと少し休憩してから帰ることにする


迷宮を出て、冒険者ギルドに向かうと

『キリシアさん、リリシャさん、マルス君、ルメイルさん、ミリアさん、アニーさん、リシリアさん、エビリアさん、クレスタさん、メトリシアさん、ケニスさん、え?エミールさん?お疲れ様です』

ヘザーネが微笑みながら言う

『ヘザーネ、ただいま。エミールが夏休みで帰ってきているよ』

キリシアが笑顔で言う

『驚きました。綺麗になって、一瞬誰だか解りませんでした』

ヘザーネが笑顔で言うと

『ヘザーネさん、ありがとうございます。ただいま』

エミールが笑顔で言うと

『買い取りね』

魔石の袋を置こうとすると

『量が有りますので奥にどうぞ』

ヘザーネが応接室に案内してくれると、応接室のテーブルに魔石を山積みしていく。ヘザーネは魔石を数え始める

『又23層まで行きました?』

『24層まで行ってきたよ』

『解りました。色合いは変わっていませんので同じ価格になりますが、よろしいですか?』

『いいよ!』

キリシアが言うと、数えながら職員が持って出ていく

『数え方変えたのかな?』

マルスが言うと

『どんどん数が増えているので、100個毎に袋詰めしています。間違えやすいので』

ヘザーネが苦笑いして言う

『倒すの楽しいから、適当に倒し過ぎかな?』

キリシアが言う

『大きな魔石なので欲しい人は沢山います』

ヘザーネが言うと紙をめくり調べていく

『今、依頼で溜まっているのはゴーレムの鉱石とボムの鉱石です』

ヘザーネが苦笑いしていると

『マルス次第だね』

キリシアが笑い出すとバイルが入ってくる

『バイル、久しぶり』

『やっぱり大量ですね。他の冒険者も頑張って欲しいですね』

バイルが呟くとエミールを見て

『エミールさん、お帰りなさい。夏休みですか?』

『はい、バイルさん』

『オイゲルが夏休み帰ると聞いてがっかりしていましたよ』

『え?オイゲルさんが?』

『7層を殲滅してくれて、沢山の魔石を集めてくれるのはエミールさんとエレーヌさんだけですからと言っていました』

『あ!』

エミールがリリシャを見ると

『エレーヌさんの為に潜っているの?』

マルスが言うと

『あ!はい、家からの仕送りが無くなったみたいだから』

エミールが言うと

『自分で稼ぐのは良いけど無理はしないでね』

『はい!師匠!』

『エミールさん申し訳ありません。内緒にしていたとは思いませんでした』

バイルが苦笑いして頭を下げると

『気にしないでください』

エミールが笑顔で言うとリリシャが微笑んでいる


『口座預かりでよろしいですか?』

ヘザーネが言うと

『いいよ!何か獲物いないかな?』

キリシアが聞くと

『獲物ですか?肉ですね』

ヘザーネが微笑むと

『丁度良かったです。西側の街道でグリズリーを見かけたと報告が有りましたのでどうですか?』

バイルが笑顔で言うと

『グリズリーの肉だね!それ狩りにいこう』

キリシアが笑顔で言うとみんな同意している


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