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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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討伐後と遺跡の調査

騎士が青ざめてマルス達の所に来る

『申し訳ありません・・・・』

騎士は震えながら言う

『本当に足手まとい!』

キリシアが言う

『申し訳ありません』

騎士は涙を流しながら頭を下げている

『あんな場面で声をあげるなんて!仲間を殺すつもり!!どうなの!!相手が油断していなかったらどうなっていた!!!!』

キリシアが睨みながら言う

『そっそっそっそれは・・・・・・』

騎士は青ざめながら泣き出す

『緊張感が無さすぎ!足手まとい以外の何なの!!』

『うっ・・・・・・・』

『何か言いなさいよ!!』

キリシアが怒り始めると

『それよりこれからどうする?』

ロイドが困ったように言うと

『疲れたから休憩したいね』

マルスが言うとみんな同意する

『結界張ります』

ケニーが言うと魔導具を発動して結界を張る

『リリシャ、天井の模様を控えておいて貰っても良いかな?』

マルスがリリシャに言うとリリシャは天井の模様を控え始めるとミリアも手伝い

『マルス師匠は少し寝てください』

メトリシアが言うとマルスは横になり少し寝ることにする


目を覚ますとマルスは周囲を確認してから

『おはよう』

みんなに言うと

『マルス、おはよう。肩は大丈夫?』

リリシャが微笑みながら言うと腕を回して確認する

『痛みもないから大丈夫だよ!』

『あとこれが天井の模様だけど何の模様なの?』

リリシャに差し出された模様を見て考え込む

『魔方陣の模様だとは思うけど、不明の魔法陣だね』

『え?魔法陣!!』

リリシャは驚きながらもう一度模様を見ると

『あ!本に乗っていた模様に似ている』

『もしかしたらと思ったけど、間違いないかも』

マルスが言うとリリシャは微笑んでいる

『この遺跡調査したいけど、準備が必要だよね?』

リリシャがキリシアに聞くと

『少しなら良いよ』

キリシアが笑顔で言うとみんなに話して遺跡を調べることにする


壁や床の模様を調べていく

『床の魔法陣は間違いなく付与魔法用だね』

マルスが言うと

『この遺跡は魔法研究していたのかな?』

『そうだけど、ここまでに居住スペースが無かったよね』

『あ!確かにそうだね・・・居住スペースに何か手掛かり無いかな?』

リリシャが言う

『準備をしてから調査しないと難しいね』

マルスが苦笑いする円形の壁を調べていくと

『ここ奥に空洞?』

マルスはキリシアが弾き飛ばされた所の割れ目から奥を見ると、マルスは剣を抜いて三角形に壁を斬り、蹴りをいれて壁を崩す

『やっぱり空洞がある』

マルスが呟くとみんな集まってくる

『何か宝でも有るかな?』

キリシアが笑顔で言うとマルスは中に輝きの魔石を投げ込んで中を照すと崩れ落ちた棚や机が見える

『中を調べてみようか?』

マルスが言うと、みんなで中を調べていろいろな物を持ってくる

『本が沢山残っているなんて』

リリシャが驚きながら言うと中を見て苦笑いしている

『古代文字だね。調べるのが大変かな?』

『そうだね・・・だけどこの本は魔導具化されているから重要な本だよね』

リリシャが微笑むとマルスは硬貨や鉱石を見ていくと

『師匠、大発見です!!この遺跡、魔導王時代の遺跡です!!この本の内容が解れば歴史が変わるかも知れません!!』

メトリシアとミリアが興奮気味に言う

『そうだね。だけど解読が大変な作業だよね』

『そうですけど、大発見なのは変わりません』

『隣国に勝手に入って大発見しましたとは言えないよね』

マルスが微笑みながら言う

『あ!!!無理です』

メトリシアが残念そうに言う

『解読してから発表するしかないね』

マルスが言うとメトリシアは嬉しそうに頷いている

『壁に何か書いてあるね』

マルスが壁を見ながら言う

『空に浮かぶ城と飛空艇?』

リリシャが壁画を見ながら言うと

『空に浮かぶ城・・・行ってみたいな』

マルスが笑顔で言うと、みんな頷いている

『壁を斬ったから、壁画を壊してしまったね』

マルスが苦笑いすると

『マルス師匠、豪快に壊しすぎです』

ミリアが笑いながら言う

『こっちが入り口だね』

マルスは壁を見て言うと、調べ出す。僅かな魔力を見付けて鑑定すると、魔石を触りながら解錠する。扉が少し開いて停まり、魔石が壊れる

『あ!古いから壊れちゃった』

マルスが苦笑いする

『凄いですね。魔導具で扉を開閉するなんて・・・』

メトリシアが言うと、マルスは無理矢理開けて人が通れるようにする。通路を見付けるて通路を調べると、通路は天井が崩れ落ちていて通れなくなっている

『ここまでだね』

マルスが言う

『この遺跡にはまだ通路が有るかも知れないね』

キリシアが笑顔で言う

『今度落ち着いたら調査に来ようか?』

『そうするよ!マルスなら新しい発見が有るかも知れないから』

キリシアが笑顔で言うと、みんな頷いている


大部屋に戻り、帰る準備をしていると

『この血珠どうする?灰は戦闘中にバラバラになったけど』

マルスが騎士に聞くと

『え?英雄殿が好きにして良いと思います』

騎士が言うと持ち帰ることにする

『ん?あそこに何か残っているね』

マルスがリザードの燃えカスの中に見える物を拾いにいく

『これはリザードの体内から出てきたのかな?』

『そうかも知れませんが、持ち帰り、王家で調べて貰います』

メトリシアが笑顔で言うと持ち帰ることにする


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