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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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魔族グレバレスタ

『マルス、終わりかな?』

リリシャが笑顔で言うと、マルスは何か感じ取り、闘気を纏い剣を振り抜く

『おっと!気が付かれるとは・・・・奇襲に失敗するとは!!』

赤い目をして、頭に角が二本生えた青い肌をした男が現れ、笑っている

『え?まさか・・・魔族!!』

ロイドが後ろで叫ぶとみんな魔族を見る

『中々良い勘と実力だ!!まだ幼いのが勿体なかったな!』

魔族が笑顔で言うと片手に炎を集めてマルスに放つと、マルスは急いで飛び退く

『ファイヤーキャノン!!!』

リリシャが魔族目掛けて魔法を放つが、魔族は片手で魔法を受け止めて薄ら笑いを浮かべる

『素晴らしい!!人間が手傷を負わせるとは!』

魔族は指先が少し火傷したのを見て言うと笑い出す

『ワッハッハッーーー!本当の魔法を食らうが良い!!』

魔族は炎の玉をリリシャ目掛けて放つ

『バリアフィールド!!』

リリシャは咄嗟にバリアを張ると魔法はバリアに当たり爆発する

『ほぅー!まさか防ぐとは・・・3000年ぶりだ!人間が魔法を防ぐとは!!』

魔族は愉快そうに言って笑いながら次の魔法を放とうとすると、キリシアが闘気を纏った一撃を放つ

『危ないな!!良い一撃だ!!』

魔族はそう言うと魔法をキリシアに放つ。キリシアはギリギリでかわして、高速の突きを放つと、魔族は剣を抜き、槍を弾く

『まさか剣も抜かすとは!!面白い!!このグレバレスタの本気を少し見せつけてやろう!』

魔族が笑いながら言う

『え!?グレバレスタ!!!!魔法王国を滅ぼした魔族!!』

メトリシアが大声で言う

『まだ我が名を知るものがいるとは・・・ワッハッハッ』

魔族が笑いながらキリシアに高速の剣擊を放つと、キリシアは槍で受け止めようとするが、後ろに吹き飛ばされる

『キャーー!』(ドン!)

キリシアは壁まで吹き飛ばされる

『受け止めるか!』

魔族が笑いながら言うとマルスが高速で剣を振り抜く

『お!危ない危ない!』

魔族が言いながら剣を振り抜くと、マルスはかわして反撃をする。魔族は後ろに距離をとる

『くっ!剣で傷を負わされるとは!!許さん!!小僧!!!!』

魔族は怒りの表情に変わり、顔から流れる血を拭うと、魔族はマルス目掛けて接近し、高速の剣擊を放つ。マルスはかわして反撃をするがかわされ、魔族に剣を振り抜かれるが、マルスはかわしていると、次々と剣を振り回してくる。マルスは何とかかわし続けている

『ここまで我が剣をかわした者は始めてだ!!名前を聞いておこう!!名乗れ!』

グレバレスタが距離を取り、言う

『魔族に名乗る名前は無い!!』

マルスが答えると

『勿体無い。我に名前を覚えさせる名誉を捨てるとは!!』

グレバレスタが言うとマルス目掛けて剣を振る。マルスはかわしながら反撃をするが、グレバレスタの片手から黒い影のような物が伸びてマルスの左肩付近に当たり、吹き飛ばす

『さぁー名前を言うが良い!次はトドメを撃つからな!』

グレバレスタが薄ら笑いをしながら言う。後ろからキリシアが突きを放つが、かわして槍を振り払うと、キリシアの腹に蹴りをいれて壁まで吹き飛ばし、魔法をキリシアに放つ。ルメイルが盾で受け止めるが、爆発するとそのまま壁まで吹き飛ばされる

『シャイニングボール!』

リリシャの魔法がグレバレスタに向かって放たれる。かわされるがマルスが隙を突いて剣を振り抜く

『ぎゃーーー!!』

グレバレスタの片腕を切り落とす

『この小僧!!』

グレバレスタは高速の剣を振るい続けると、マルスは警戒しながらかわしたり剣を剣で弾き続ける。グレバレスタが渾身の一撃を放つが、マルスは剣で受け止める

『人間で一番の剣士と認めよう!!小僧!!』

グレバレスタが言いながら、力をいれて剣を押し付けていくと

『ファイヤーバースト!!』

マルスは片手に溜めていた魔力で魔法を至近距離で放つとグレバレスタの半身を吹き飛ばす

『ガハッ!!!

グレバレスタは信じられない物を見るように目を見開いていると、マルスは容赦なく剣を振り抜き、グレバレスタは顔から真っ二つに両断されてから首を飛ばされた

『残念でした・・・魔法使いだよ!』

マルスが叫ぶと

『セイントファイヤー!』

グレバレスタの青い肌を焼き払い始める


『マルス、大丈夫!』

リリシャが肩から血を流しているマルスに近付き、言うと

『久しぶりに危なかった』

マルスが苦笑いすると、リリシャは回復魔法と解毒や浄化の魔法を次々とかけていく

アニーとミリアは周囲を警戒しているとキリシアとルメイルが歩いてくる

『まさか魔族が出てくるなんて・・・』

キリシアが苦笑いしている

『キリシア師匠、大丈夫ですか?』

ミリアが聞くと

『この鎧が無かったら危なかった』

キリシアが苦笑いすると、エビリアが回復魔法をかけていく。クレスタがルメイルに回復魔法をかけている


『マルス師匠、鎧が砕けています』

メトリシアがマルスに言うと

『スケールメイルじゃ無かったら肩を完全に吹き飛ばされていたかな?』

『え?・・・・』

メトリシアは砕けた鎧を見て砕けた数枚を見て気が付く

『この鎧、1つ1つ構造強化されているからですか?』

『一気に壊れなかったから助かったけど、又鎧作らないとね』

マルスが微笑みながら言う

『魔族強すぎます』

ミリアが言うとみんな頷いている

『グレバレスタは、かつての魔法王国を滅ぼした魔族ですよ!!勝つなんてあり得ないぐらいの事です!!』

メトリシアが真剣に言う

『マルスだからです!!』

ミリアが笑いながら言うとみんな笑い出す

『祖父に良い報告が出来ます・・・大魔族を倒したと!』

メトリシアが笑顔で言う

『面倒事はいらないかな?』

マルスが笑顔で言うとキリシアが同意している


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