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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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遺跡探索

翌日、準備を終わらせてから出発する。途中まで馬車で送ってもらい、徒歩で遺跡に向かって歩き出す。夜は結界の魔道具を使い、時々遭遇するリザードは、キリシアが笑顔で斬り刻みながら4日後、遺跡の入り口が見える所まで到着する

『リザードの足跡遺跡から出てきているね』

キリシアが足跡を見て言う

『間違いなさそうだね』

『遺跡内での一番後ろは誰にする?』

リリシャが言うと

『ロイドとミリアとアニーでどうかな?』

マルスが言うと

『それが一番良いね』

キリシアが微笑むとミリアも頷いている

『一番前はキリシアとマルスかな?』

リリシャが微笑みながら言う

『私一人でも良いけど、マルスが感知してくれた方が良いかな』

キリシアが笑顔で言うと、マルスが頷いている


遺跡に近付くとリザードが数匹いるのを確認する

『キリシア、左側の4匹見えるかな?』

『あの4匹ね』

『頼んだよ。自分は右側のリザードを倒すから』

マルスが微笑みながら言うと、キリシアは一気に間合いを詰めて闘気を纏い、次々と両断して倒す。マルスも5匹を切り刻んで倒している

『このまま遺跡に入るよ』

キリシアはマルスを見てから言い、遺跡に入っていくと魔法のランプを点灯させて、内部を確認する

『やっぱり暗いね』

『リザード素早いから気を付けてね』

リリシャが後ろから言うと

『解った!リリシャも気を付けてよ』

キリシアが笑顔で言う


歩いていくと気配を見付け、輝きの魔石を投げると数匹のリザードを見付けるが、輝きの魔石に驚いて錯乱したように逃げ出す。キリシアが容赦なく次々と槍で突き、投げ払って倒していく

『輝きの魔石で逃げ出すなんて・・・』

キリシアが苦笑いしながら言うと

『暗闇に光が輝いて驚いて混乱したんだね。もしかしたらこの暗闇から出たこと無いのかな?』

マルスが言うと

『そうかも・・・小さくて痩せているよね』

『注意して進もう。多分マザーリザードが卵を産んで警戒しているかも知れないから』

マルスが言うと、キリシアは頷き、警戒しながら進み出す


遺跡内を進んでいると少し大きな丸い小部屋を見付ける。中に卵とリザードがいるのを見付ける

『マルス、一気に吹き飛ばせる?』

キリシアが言うとマルスは頷き

『ファイヤーストーム!!』

炎の柱が現れリザードと卵を巻き込んで焼き払い始めると、小部屋全体に炎が行き渡り、燃やし尽くす

『生き残りいないかな?』

『焼き尽くしたと思うけど』

『次に行くよ』

キリシアが言うと通路を進み、見付けた小部屋は全て焼き払いながら進んでいくと、大きな部屋に大きなリザードが数匹いるのを見付ける

『デカイ・・・けど痩せているね』

キリシアが覗き込みながら言うとマルスも覗き込む

『え?・・・・あれはヴァンパイア?』

マルスが呟くとキリシアも注意深く見ると大きなリザードの上に黒い服に白い顔に赤目の姿を見付ける

『嘘・・・・ヴァンパイアが4体・・・』

キリシアが呟くとヴァンパイアは大きなリザードに手をかざすとリザードは苦しみだして卵を産み始める

『ヴァンパイアが無理矢理産ませているんだね』

マルスが言うとキリシアも頷いている。後ろで待機しているリリシャ達の元に戻り

『ヴァンパイアが4体いるから奇襲で数体倒さないと厳しくなるから気を付けてよ』

キリシアが言うと

『はぁー!ヴヴっヴァンパイア!!』

騎士が声をあげてしまうロイドが口を押さえるとみんな周囲を警戒して大部屋を覗くとヴァンパイアがこっちを見ている

『見つかった!!仕掛けるよ』

キリシアが言うとヴァンパイア目掛けて突進していくとマルスも続く


『ワザワザ美味しそうなエサが来るなど、ちょうど良い』

ヴァンパイアが薄ら笑いを浮かべながら言うと赤い目が輝くが、お構い無しにキリシアは闘気を纏った槍でヴァンパイアに向けて突きをいれるが、ヴァンパイアは後ろに飛び退くと、キリシアはそのまま大きなリザードを両断する

『ギャーーーーァーー!!』

大きなリザードは大きな断末魔をあげて動かなくなる

『よくも!!』

ヴァンパイアが言うとキリシアに向けて魔法を放とうとするが

『シャイニングボール!!』

リリシャが魔法を放ち、ヴァンパイアに命中すると半身が吹き飛ぶ

『アギャーー!!』

ヴァンパイアは苦痛と怒りの表情を浮かべるが、キリシアの槍が頭を貫き、ヴァンパイアは灰になって崩れ落ちていく


マルスはキリシアの後を追いながら、横のヴァンパイア目掛けて間合いを詰めて、剣で斬り付けるとヴァンパイアはかわしながら赤い目を輝かせると

『愚かな人間!仲間を皆殺しにしなさい!!』

ヴァンパイアは薄ら笑いを浮かべながら言うと、マルスのマントが淡く光輝き、マルスは闘気を纏った高速の剣擊でヴァンパイアを真っ二つに両断すると、そのまま横に斬り付けて、もう一人のヴァンパイアはそのまま崩れ落ち始める。マルスは驚きの表情のヴァンパイアに向けて間合いを詰めて斬り付けるが、ヴァンパイアは後ろに飛び退くと、もう一体のヴァンパイアが剣を片手に斬り付けてくる。マルスはかわしながら剣を振り抜くと、ヴァンパイアの片腕を捉え、切り落とす。ヴァンパイアは慌てて飛び退くと、後ろからルメイルが斬り付け、頭から真っ二つに切り裂くと灰になって崩れ落ちていく

『馬鹿な!!人間ごときに!!なぜだーー!!!』

ヴァンパイアが叫ぶと、マルスは高速移動で間合いを詰めて斬り付けるが、ヴァンパイアはかわしてマルス目掛けて魔法を放とうとするが

『シャイニングボール!!』

ミリアの魔法が先にヴァンパイアに炸裂する

『アギャーー!この私に傷を負わすとは!!許さん!!』

ヴァンパイアがミリアに魔法を放つがアニーが盾と共に

『・・・・マジックシールド!』

魔法はアニーの盾で弾かれ、爆発する。マルスは魔法を放った隙に闘気を纏った一撃を放ち、ヴァンパイアを一刀両断すると次々と切り裂く、そしてヴァンパイアが灰になり崩れ落ちる


エビリアとクレスタは次々と魔法をリザードに向けて放ち続けている

『・・・・ブリザード!』

『・・・・アクアカッター!』

次々とビックマザーリザードを凍らせてから砕いて倒していく。そしてヴァンパイアを倒したキリシアが次々とリザードを斬り刻み始めると、いつでも魔法を放てるように魔力を集めている


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