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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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準備と南東に出発

2台目の馬車を作成し終わり、マルスは工房でモデリングを使い、ゴーレムの鉱石から盾を4つ作り大魔石を埋め込んでいく

『書き込み出きるかな?』

マルスは魔法陣を発動して魔石に魔法陣を書き込み終わると、魔力を通して完成するのを確認する

(上級構造強化と魔法防御と闇魔法耐性と精神魔法耐性と魔法盾と軽量化これならヴァンパイアでも防げるかな?)

そして同じ盾を4つ作り終わる

『マルス師匠、何を作っているのですか?』

ミリアが上がってきて言うと

『盾だよ。鑑定して良いよ』

マルスが言うとミリアが鑑定を始める

『え?六個付加されています・・・六個の付与魔法を完成したのですね』

ミリアは笑顔で言う

『またヴァンパイアがいた時用の盾だよ』

『あ!闇魔法と精神魔法耐性ですね!この前の赤い目が精神魔法だから耐性が必要ですね』

『これでもまだ不安だよね?』

『それでも準備しておいた方が良いですよね』

『新しい魔法も準備しておいた方が良いよね』

マルスが言うとミリアは頷いている

モデリングを使いゴーレムの鉱石を変形させて先端に魔石を埋め込むと付与魔法を使い魔導具化する

『え?杖ですか?』

『リシリアさんに杖を貸しておこうと思っただけだよ』

マルスが微笑むとミリアは苦笑いしている


翌朝

『マルス、準備は出来たかな?』

『後はここの魔導具を持っていくだけだよ』

マルスがキリシアに答えると

『この盾は?』

『アニーとケニーとルメイルとロイドに使ってもらおうと思って作ったよ』

『接近戦防御じゃないの?』

『対魔法用だからね』

『そんな盾を作っていたんだね』

キリシアが微笑むと盾を持って馬車に積み込むと

『準備出来た様ですね』

フローネが出てきて言うと

『フローネ先生、申し訳ありませんが留守を頼みます』

リリシャが言うと

『安心して行ってきなさい』

フローネが微笑みながら言う

『レティナ、行ってくるね』

『うん!お兄ちゃん絶対帰ってきてね』

『必ず帰ってくるから待っていてね』

マルスが微笑みながら言うと、レティナは抱きついている

『ナディアさん、イリア、レティナの事頼んだよ』

マルスが言うとナディアとイリアが頷いている

『マルス師匠、リリシャ師匠、町は私が頑張りますので気を付けて行ってきてください』

リシリアが言うと

『リシリアさん、マルス師匠からリシリアさん用の杖です。大事に使ってください』

ミリアが杖を渡すとフローネが鑑定して苦笑いしている

『ありがとうございます。リザードが来たら片っ端から魔法で吹き飛ばして町は守ります』

リシリアが杖を受け取り言う

『頼んだよ』

マルスが微笑みながら言うと出発する事にする


『師匠、見送るのは何時も辛いものなのですね』

リシリアがフローネに言うと

『そうですね・・・しかし今はあの子達しか出来ない事ですから・・・子供を前線に送る様で辛いですね』

フローネが涙を流す

『しかし現在最強の魔法使いと槍使いです』

『あなたもあの子達がいない間はこの町最高の魔法使いですからね』

フローネが微笑みながら言う

『え?師匠!』

『私は隠居していますからあなたが最強です』

『あ!・・・頑張ります』

リシリアが苦笑いしている


馬車は門に到着するとガシリオ達が待っていた

『見送りしか出来ないが留守は任せてくれ』

ガシリオが言うと2人の隊員が来る

『その2人が同行者かな?』

『そうだ!迷惑をかけるかも知れないが頼んだぞ!』

ガシリオが言うと馬車の御者をやってもらう事にする

『待たせたな』

副団長が言うと騎士達が控えている

『同行する騎士達だ』

副団長が言うと

『え?お前達が同行か?』

ロイドが言うと

『どうやらお前がいるから選ばれたようだな』

騎士達が言うと

『ロイド、知り合い?』

『自分がいた小隊の仲間です』

ロイドが言うと

『足手まといにならないように躾してね』

キリシアが微笑みながら言うとロイドは苦笑いしている

『道案内と報告は任せてください』

騎士が笑いながら言う

『よろしくね』

キリシアが笑顔で言うと、騎士達は馬車と馬に乗り出発する事にする


南東のベルガシアに向かって順調に馬車は進んでいく

『師匠、ガタガタしないので快適ですね』

ミリアが笑顔で言うと

『この馬車なら1日馬車に乗っていても大丈夫ですね』

リリシャが微笑んでいる

『あ!ミリアはまだ【サーチ】使えなかったよね』

マルスが言うと、リリシャが微笑んでいる

『はい、どんな魔法ですか?』

『周囲の魔力を感知する魔法だよ感度が良ければ広範囲のモンスターの位置を特定できるよ』

『教えてくれるのですか?』

『無詠唱が出来ないと感度が悪すぎるから使い物にならないけどね』

マルスが説明すると、リリシャが微笑みながらミリアを見ている。マルスが説明をしてミリアはサーチを使いながら周囲を確認し始めると試行錯誤し始める

『今の所、周囲に魔物がいないかな?』

『大きな反応は有りません』

『奇襲を受けないように気を付けようね』

マルスが言うとミリアは笑顔で頷いている

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