聖光の剣
2日後、ギレリムが剣を持ってくる
『マルス、出来たぞ!』
ギレリムが笑いながら剣を手渡すと、マルスは剣を確認する
『凄いできだね』
『最高の出来だ!』
ギレリムが言うと、マルスは剣を持って付与魔法をする為に魔方陣を発動して、魔石に魔法陣を書き込んでいくと書き込み終わり、魔力を込めて魔導具化する
『完成したみたいだな!』
ギレリムが嬉しそうに言うと
『上級構造強化、腕力強化、体力回復、生命力回復、上級光属性、魔法耐性強化と聖属性、上級構造強化全部付加出来たね』
マルスが笑顔で言うと
『とんでもない剣だな!』
ギレリムが笑うと
『聖光の剣が完成したけど、どのぐらいの効果が有るか確認しないとね』
『ほどほどにな!』
ギレリムが笑い始めると、みんなの元に向かう
『剣、完成したんだね』
キリシアが笑顔で言うと
『聖光の剣だよ』
マルスが見せるとフローネが鑑定して固まっている
『先生?大丈夫ですか?』
リリシャが心配そうに言うと
『とうとう・・・聖属性に光属性・・・2つの魔石を使い7つ付加したのですか?』
フローネが言うと
『両方に構造強化使っていますので8個です』
『もう驚く事は無いと思っていましたが、マルスの本気は凄いですね』
フローネが苦笑いするとみんな笑い出す
『試し切りしたいから迷宮に行きたいな』
マルスが言うと
『明日は迷宮だね』
キリシアが笑顔で言う
『キリシア、これは返しておくぞ』
ギレリムが腕輪を返すと
『カセテイもう大丈夫?』
『元気だから大丈夫だ!』
ギレリムが笑うと、マルスは工房に向かい、モデリングでゴーレム鉱石を変形させて腕輪を作ると魔石を埋め込む。魔法陣を発動して魔法陣を書き込むと魔力を通して魔導具化すると戻ってくる
『ギレリム、これをギムが大きくなったら使って、それまではカセテイさんが使ってね』
マルスが笑顔で言うと腕輪を渡す
『まさかすぐに作るとは・・・』
ギレリムが苦笑いしながら受けとると、フローネに鑑定を頼む
『はぁー・・・マルスの本気は怖いですね、思い付きで構造強化と体力回復強化と生命力回復強化を付加するなんて・・・ギレリム大事にしなさいね』
フローネが笑顔で言う
『わかった!カセテイに預けておく』
ギレリムが笑いながら帰っていく
『マルスもカセテイの為に作るなんて、それもギムちゃんの腕輪と言われたら、持って帰るしか無いですね』
フローネが微笑んでいる
『カセテイさんが体調悪そうだったからね』
『人の命を繋ぐのは命懸けですから仕方ないですが、魔導具で助けられたら、それは素晴らしいことです』
フローネが微笑むと
『エビリアとクレスタを助ける時に使って効果が有ったから、間違いなく効果は有ります』
マルスが言うとエビリアが驚く
『え?私達を助ける時に・・・腕輪を貸してくれていたのですか?』
『私とマルスの腕輪を使ったよ。エミールが魔力を込めながら、リリシャとマルスの全力の回復魔法で助けたよ』
キリシアが笑顔で言うと
『そうだったのですね・・・やはり凄い効果が有るのですね。この腕輪は・・・』
エビリアが腕輪を見つめている
『リシリアさんの分はまだ作ってなかったね』
マルスが言うと
『え!私の分ですか?』
リシリアが驚いていると
『リシリアが一人前になったら作ってあげてくださいね』
フローネが微笑みながら言うとリシリアが頷いている
翌日、みんなで迷宮に向かい、12層でキャタピーとバタフライを殲滅してから19層に向かう
『メトリシアとケニーとロイドはここで結界を張って待っていてください』
マルスが笑顔で言うと
『師匠、気を付けてください』
メトリシアが見送ってくれると、ゴーレムをマルスが次々と切り刻んで倒していき、19層を殲滅する
『この剣やっぱり凄い』
マルスが呟くと
『試し切りにならないね。もっと強いモンスターじゃないと』
キリシアが笑顔で言うとみんな微笑んでいる
『そうだね。デカイの現れないかな?』
『もうやる気になっている』
キリシアが笑いながら言うと20層に向かい、次々と殲滅していくと大部屋を覗いて
『残念いなかった。全力で殲滅してみるね』
マルスが言うと大部屋に入り、次々とゴーレムを切り裂いていく
『え?スピードあげた!ずるい!』
キリシアが苦笑いしながら見ている
『これがマルス師匠の全力?』
エビリアが呟くと
『まだ魔法を使ってない!魔法使ったら本気だね』
キリシアが言うと、リリシャが微笑んでいる。マルスが殲滅を終わらせて戻ってくる
『切れ味良いね』
マルスが呟くと
『次は21層?』
キリシアが笑いながら聞くと
『そうだけど、魔力制御してどうかな?』
マルスが言うとエビリアとクレスタとリシリアが魔力制御している
『ギリギリです』
リシリアが苦笑いしているとエビリアとクレスタも苦笑いしている
『ルメイルは?』
『余裕は有りますが、どうでしょう?』
ルメイルが言うと闘気を見て確認する
『余裕が余り無いね』
マルスが言うとミリアとアニーが魔力制御をして見せる
『2人は余裕有りすぎだね』
マルスが言うとミリアが喜んでいる
『ルメイル、闘気鍛練しっかりしなさい!ミリアに抜かれたでしょ』
キリシアが言うとルメイルが苦笑いしている
『メトリシアの所に寄ったらミリアとアニーは一緒に行くよ』
マルスが言うとリリシャが微笑んでいる
『はい!師匠!』
ミリアが笑顔で答えるとメトリシア達の所に戻る
『え?師匠、お帰りなさい。もう殲滅したのですか?』
メトリシアが驚いていると
『マルスが少し本気を出したから早いよ』
キリシアが笑顔で言うと、エビリアとクレスタとリシリアとルメイルはメトリシアと共に残り、見送っている