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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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訓練結果とヘルト王子

警備隊隊員訓練最終日、マルスは警備隊隊員全員に闘気を纏わせて剣で打ち合いを始めると、次々と弾き飛ばして、ミリアが回復魔法で次々と回復させていく

『壁は越えたかな?』

マルスが微笑みながら言う

『はい、闘気を纏う事が出来ました。隊長に一歩近付いたと思います』

隊員達は頭を下げて言うと

『明日、警備隊の訓練所でガシリオを叩きのめそう!』

マルスが笑いながら言うと、隊員達は笑顔で同意している。マルスは次々とアドバイスしながら訓練していく


翌日、みんなで警備隊詰所に向かうと

『お待ちしていました。訓練所で待っています』

隊員達が笑顔で言うと訓練所に向かう

『待っていたぞ!マルス10日でどのぐらい強くなったか見せて貰う!』

ガシリオが笑いながら言う

『ガシリオ、負けないようにね』

マルスが笑顔で言うと、後ろのロイドが苦笑いしている

ガシリオは訓練用の剣を持って一人ずつ一騎討ちを始めるとガシリオが壁に吹き飛ばされる

『は?闘気を完全に纏っているだと!!』

ガシリオは驚きながら立ち上がるとマルスを見ている

『4人とも隊長が仕込んだだけあって成長が速かったよ』

『嘘だろ・・・10日でここまで強くなるとは・・・』

『まだ後三人いるんだから早く始めてよ』

キリシアが笑顔で言うとガシリオは準備して次々と壁まで弾き飛ばされる

『アハハハ・・・・俺も訓練してくれ!!』

ガシリオが大声で言うと隊員達が笑い始める

『やっている時間が勿体ない!弟子の鍛練が進まなくなるでしょ』

マルスが笑顔で言う

『それはそうだが・・・頼む!!』

『隊長が抜ける訳にいかないでしょ!』

『領主様に許可を取ってくる!!』

『リザードの件が片付くまでは無理だね』

『その通りだな・・・』

ガシリオはガックリしながら呟く

キリシアは訓練用の槍を持って中央にいくと隊員との訓練を始めている。弾き飛ばされた隊員達はミリアとアニーとエビリアとクレスタとリシリアが回復して回っている

『あ!危な!!』

キリシアがギリギリでかわすと槍で振り払い壁まで弾き飛ばす

『キリシア、大丈夫?油断したらダメだよ』

『マルス!やり過ぎ!本気を少し出さないと危ないよ!』

キリシアが笑顔で言うと楽しそうに隊員を叩きのめしている

『キリシア殿に一撃までもう少しか・・・』

ガシリオが苦笑いしている

『キリシアが本気を出し始めたから、まだまだだね』

『やっぱり次元が違い過ぎるか・・・何故隊員が急成長したのか・・・』

『闘気の扱い方を教えただけだけど、隊長が仕込んでいたから、闘気を纏えて動きを早く出来たら自然に強くなっただけだね』

『そうか・・・・・』

ガシリオは隊長を思い浮かべながら隊員達を見ている

『ガシリオ、ケニスさんと訓練してくれないかな?ケニスさんの実力を正確に見ておきたいから』

『え?良いが、マルスの弟子と言う事で良いのか?』

『護衛だけど、闘気の鍛練もしているから、相当な実力が有るよ』

『わかった!』

キリシアが休憩に入ると、ガシリオ対ケニスで訓練を始める。闘気を纏い、ケニスが次々と打ち込んでいくと、ガシリオも反撃をしながら打ち合い続けていくが、ガシリオは腕に一撃をくらい、腹に一撃を与えられる

『嘘だろ・・・負けるなど・・・』

『ケニス!!凄い!』

メトリシアは大喜びでケニスに抱きついている

『メトリシア様はしたないですよ』

ケニスは照れながら笑顔で言う

『騎士団長に勝ったガシリオに勝ったから、騎士団より強い事を証明したのですよ!もっと喜んだ方が良いよ』

メトリシアが笑顔で言う

『そうですが・・・メトリシア様さえ守れればそれで良いと思いますので、有名になりたくは無いです』

ケニスが笑顔で言うとメトリシアは笑い出す

『ガシリオ、弱くなった?』

キリシアが笑いながら言う

『は?俺が弱くなったのか・・・そうだな弱くなったのかも知れないな・・・』

ガシリオが苦笑いしていると、隊員達が笑っている。フローネがやってくる

『ウイントレスが急用で会いたいと言っています。すぐに領主の館に行きますよ』

フローネが言う

『先生、何の様だろう?』

『国王陛下からの急使がやってきているので、リザードの件ですね』

『面倒事かな?』

キリシアが言うと

『騎士団が役にたたないから南東の調査の依頼だろ!』

ガシリオが言うとフローネが苦笑いしている


領主の館に到着すると

『呼び出して申し訳ないが、国王陛下からの依頼では仕方ないと聞いて欲しい』

ウイントレスが言うとバイルも苦笑いしている

『え?ヘルト兄さん!!!』

メトリシアが大声で言うと

『メトリシア、元気になったと聞いていたけど、凄い元気そうで安心した』

ヘルトがメトリシアに言うと2人で話をしている

『師匠!紹介します。兄のヘルト第2王子です』

メトリシアが笑顔で言う

『メトリシアが世話になっています。マルス殿とリリシャ殿とキリシア殿ですね。よろしくお願いします』

ヘルトが挨拶すると一人ずつ挨拶していく

『早速だが、国王陛下からの依頼だ。騎士団と南東の調査を依頼したい。その為、王都から精鋭を連れてきている』

ヘルトが笑顔で言う

『足手まといだから最小限が良いな』

キリシアが言う

『え?足手まとい?何故ですか?』

ヘルトが疑問に言う

『騎士は弱すぎて必要無いですね』

メトリシアが笑いながら続けて言う

『副団長はどう思うかな?』

マルスが副団長に言うと

『え?・・・事実足手まといだな。報告要員と夜の番と荷物持ちだな』

副団長が苦笑いしている

『副団長まで何を言うのですか?』

ヘルトが副団長に言うと

『事実だから仕方ない・・・次元が違い過ぎる』

『どのぐらいの実力なのかわからない』

ヘルトが困惑すると

『リベリア警備隊隊員4人と副団長とデストラと精鋭騎士で一騎討ちをすれば解るでしょ。騎士団の弱さが』

ガシリオが笑いながら言うとキリシアが笑い出す

『は?隊員対副団長?副団長が勝つだろうが、見てから判断する』

ヘルトが言うと、みんなで訓練出来る場所に移動する


『隊員相手で負けるわけ無いが、実力を見るのは丁度良い』

副団長が笑顔で訓練用の剣を持って隊員と対峙する

『はじめ!』

合図と共に隊員が闘気を纏い、副団長に打ち込むと副団長は弾き飛ばされそうになるが耐える。隊員は次々と打ち込み、副団長は反撃をするが、かわされて腹に一撃をくらい、倒れる

『え?副団長が負けた・・・』

ヘルトが驚き、呆然としている

『嘘・・・・ガシリオ!!何だこの強さは!!』

『マルスが鍛えたら、こんなに強くしてしまったから仕方ないだろ!!』

ガシリオが笑いながら言うと副団長が涙目になっている

『次はデストラかな?』

『デストラ!負けるなよ!騎士団の意地を見せてくれ!!』

副団長が叫ぶとデストラ対隊員の一騎討ちが始まるが、次第にデストラは追い詰められて一撃をくらい、倒れる

『嘘だ・・・又負けるなど』

デストラが落ち込んでいると精鋭騎士と隊員が一騎討ちするが一撃で壁に弾き飛ばされる

『ヘルト兄さん、解りましたか?騎士団の弱さが』

『え?あの4人、凄い実力だけど、本当にリベリア警備隊隊員なのか?』

『はい!警備隊隊員です。副団長よりも騎士団団長よりもガシリオさんよりも強い隊員です』

メトリシアが笑顔で言うと

『え?騎士団団長よりも強い?本当なのか?』

ヘルトは驚いて見回している

『本当だな・・・団長は前リベリア警備隊隊長に一騎討ちで負けていたからな』

ガシリオが笑顔で言う

『前リベリア警備隊隊長?』

『リザードとの戦いで亡くなった』

ガシリオが言うと

『そうだったのか・・・』

ヘルトはウイントレスを見ると

『惜しい人財を失いました。だが残してくれた警備隊の実力は本物です』

ウイントレスが笑顔で言う

『祖父からリベリア警備隊は強いと聞いていましたが、ここまで強いとは思いませんでした』

ヘルトが言う

『ケニスさんも結構強いから、精鋭騎士と一騎討ちしてみれば?』

マルスが微笑みながら言うと、メトリシアが笑っている

『ケニス?護衛のケニスか?騎士が勝つに決まっているだろ?』

『楽しみにしてください』

メトリシアが微笑みながら言うと、ケニス対精鋭騎士の一騎討ちを始める。呆気なく弾き飛ばされて精鋭騎士は壁にぶつかり、倒れる

『は?ケニスよりも騎士団は弱いのか・・・・』

ヘルトは呆然としている

『副団長一騎討ちする?勝つ自信はあるよねー』

キリシアが副団長に意地悪そうに言うと

『勝てないからやらない・・・』

副団長はにがわらいしていると精鋭騎士達は落ち込んでいる

『護衛よりも荷物持ちと報告要員しか要らないか・・・』

ヘルトは呟く


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[気になる点] 今話で、ヘルト第2王子と紹介されてますが この後の第1王子?王太子になってます
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