迷宮探索と資金
翌朝、キリシアとリリシャとマルスとミリアとアニーとエビリアとクレスタとリシリアとルメイルで迷宮に向かい、11層から殲滅を開始する。時々魔力制御と闘気を確認しながらキャタピーとバタフライを殲滅をする
『これで11層は終わりだね。次は12層だよ!』
キリシアは12層の階段を降りていく
『エビリア、クレスタ、リシリアさん、1部屋ずつファイヤーストームで焼き払いながら進むから、魔力が乱れ始めたら教えてね。無理は絶対しないでね』
マルスが笑顔で言うとみんな笑顔で頷くと
『人数が多いと楽勝だね』
キリシアが微笑みながら言う
『油断だけはしないようにしてね』
リリシャが微笑むと
『・・・・ファイヤーストーム!』
ミリアが小部屋の中のキャタピーとバタフライを焼き尽くすと、みんなで魔石と糸を拾い、次の小部屋に向かうと次々と焼き尽くす
『魔力の乱れはまだ無いね』
『はい!毎日魔力制御していますから』
リシリアが笑顔で言う
『この勢いで大部屋まで焼き尽くすよ』
マルスは笑顔で言うと大部屋まで小部屋を全部焼き尽くす
『階層主いないね。残念』
キリシアが大部屋の中を見て微笑みながら言う
『早速全員で焼き尽くしてね』
マルスが言う
『・・・・・・ファイヤーストーム!!!!!』
ミリアとアニーとエビリアとクレスタとリシリアが魔法を放つと、大部屋の中に大きな火の柱が5つ立ち上がり大部屋の中を焼き払う。黒い霧が晴れて結晶と糸が残っている
『ちょっと余裕過ぎるね』
マルスが微笑みながら言うとみんなで魔石と糸を拾い集める
『魔力は乱れてないかな?』
『はい!大丈夫です』
『次はボム?それともゴーレム行く?』
キリシアが聞く
『取り敢えず19層に行こうか?』
マルスが微笑みながら言う
『わかった!』
キリシアが笑いながら言う
『緊張します』
エビリアが苦笑いしていると、キリシアは笑顔で19層まで最短距離で向かう。ゴーレムを見つけてキリシアは一刀両断して黒い霧になって消えていく
『う!凄い・・・・岩を真っ二つにするなんて』
エビリアが驚きながら言う
『魔力視使ってゴーレムを見てごらん』
マルスが言うと、みんな魔力視を使用する
『何だか胸に魔力が溜まっている所が有ります』
クレスタが言うと
『それが核だね。あれをキリシアが斬ったら倒せるんだよ。覚えておいてね』
マルスが微笑みながら言う
『え?それじゃあ核を壊せなかったら倒せないのですか?』
クレスタが驚きながら言う
『だから普通の冒険者じゃ倒すことは不可能です』
『師匠達以外に倒せないのは、それが原因なのですね』
エビリアが気が付いて言うとリリシャが頷く
『リシリアさん、魔力が乱れ始めたね』
マルスが言うとリシリアが頷く
『どうする?』
キリシアが言うと
『降りる階段の方が近いよね』
マルスが言うと
『そうだね』
『そこで3人は結界を張って待っていてね』
マルスが言うとリリシャが頷いている
『解りました。待っています』
リシリアが答えると、エビリアとクレスタが頷いている
3人を置いて、キリシア達は全力で次々とゴーレムを倒して進むと19層を殲滅して戻ってくる
『え?もう全滅させたのですか?』
エビリアが驚きながら言うと
『次は20層だよ』
キリシアが笑顔で言う
『気をつけて行ってきてください』
クレスタが笑顔で言うと、キリシア達は下の階層に降りていく。小部屋をキリシアとマルスが次々と倒して回ると大部屋も全部倒してエビリア達の所に戻ってくる
『お帰りなさい』
リシリアが笑顔で言う
『ルメイルとミリアとアニーも休憩しながら待っていてね』
マルスが笑顔で言うと
『少し休んでから21層に向かうからね』
キリシアが微笑むと、3人で21層を目指す。大きなカークロッチを見つけて次々と倒して回ると、21層を殲滅し、22層に向かうと、大きなカークロッチが複数ずつ小部屋にいる
『全力で倒すよ』
キリシアが笑顔で言うと大きなカークロッチを一刀両断して倒す。マルスも一刀両断して黒い霧になって消えるのを確認する
『これなら余裕があるね』
キリシアが笑顔で言うと
『どんどん倒すよ』
マルスが笑顔でキリシアに言うと、キリシアは微笑みながら次の部屋に向かい、次々と小部屋を殲滅する
『ここ大部屋だね。沢山いる』
キリシアは中を見て確認している
『20匹ぐらいかな?』
『それ以上いそうだね』
『一気に殲滅しないと不利になるかな?』
『一気に殲滅するよ』
キリシアが笑いながら言う。キリシアが闘気をまとい中に入り、大きなカークロッチを次々と両断して黒い霧にして消していくと、マルスも次々と両断して回る
『ファイヤーキャノン!』
リリシャは魔法で動き出した大きなカークロッチを次々と狙い撃っていると、大きなカークロッチは全て黒い霧になって消えていく
『まだ乱れてないね。キリシアは?』
『まだ大丈夫だよ。リリシャは?』
『私もまだまだ大丈夫』
『じゃあ23層覗いて帰ろうか?』
キリシアが微笑みながら言うと、マルスとリリシャが頷く。キリシアは下の階段に向かい階段を降りていくと大きなワームを見つけ、キリシアが闘気をまとい、一刀両断して黒い煙になって消える
『ワームか、まだまだ余裕だね』
『複数現れたら面倒だね』
次に遭遇した大きなワームは
『ファイヤーキャノン』
リリシャが魔法を放ち、黒い霧になって消えていく
『私の魔法も通用するね』
次の大きなワームはマルスが一刀両断して倒すと、キリシアは次々と倒して回り、一周する
『下に行く?』
キリシアが笑顔で言うと
『今日は帰ろうか?荷物多くなったから』
マルスが言うとリリシャも頷いている
『そうだね。帰ろうか?』
キリシアはそう言うと上の階層に向かいだすと19層に戻る
『あ!お帰りなさい、どうでした?』
ミリアが笑顔で言うと
『23層は大きなワームだったよ』
マルスが微笑みながら言う
『え?23層に行ってきたのですか?』
『余裕が有ったからね。準備したら帰ろうね』
マルスが微笑みながら言うとみんな笑顔で荷物を持つと上の階層に向かいだす
迷宮を出てから冒険者ギルドに向かうと、ヘザーネのカウンターは人が並んでいたが、キリシアを見てみんな列を空けてくれる
『ヘザーネ、ただいま』
『キリシアさん、リリシャさん、マルス君、ルメイルさん、ミリアさん、アニーさん、エビリアさん、クレスタさん、リシリアさん、お帰りなさい』
ヘザーネは笑顔で言うと
『今日は買い取りね』
キリシアが言うと
『奥へどうぞ。ギルドマスターも話をしたかったと言っていましたので』
ヘザーネはそう言うと応接室に案内してくれて、中に入るとバイルがやってくる
『みなさんお久しぶりです。留守の間の活躍聞きました。ありがとうございます』
バイルが頭を下げると
『冒険者ギルドとして、キングリザード討伐の証と褒賞金を出しますので、お受け取りください』
バイルが笑顔で言うと
『褒賞金は町の復興に使ってください』
みんなを見てから言うとみんな頷いている
『え?よろしいのですか?』
『今は町が活気を取り戻すために努力しましょう』
リリシャが微笑みながら言うとバイルは涙目になる
『領主様から伺いました。多大な活躍と魔道具の貸し出し、本当に英雄と言って過言有りませんが、キリシアさん達は称える事を嫌いますので、ギルドとしてミリアさん、アニーさん!エビリアさん、クレスタさん、リシリアさんに名誉魔導師の証を授けます。ルメイルさんには名誉剣士の証を授けます。ランクアップも合わせて行い、シルバークラスとします』
バイルが微笑みながら言う
『え?私が名誉魔術師・・・』
ミリアが涙目になると
『師匠に並ぶ証を・・・』
リシリアが涙目になる
『家を追い出された私が・・・』
エビリアが呟く
『名誉魔術師・・・・』
クレスタは泣き始めている
『隊長・・・』
ルメイルが目を瞑っている
『ミリア様、おめでとうございます・・・』
アニーがミリアを見つめている
『やはりただ喜ぶだけではなく、それぞれ思う事が有るのだな』
バイルが満足そうに微笑んでいる
『妻の頼みを聞いてくれてありがとうございます』
バイルが頭を下げると
『あ!侍女さんは元気ですか?』
『はい、妻は早く相談すれば良かったと言っていたのと、パンを分けて頂きありがとうございます』
『家には窯が有るからいくらでも焼けるからね』
キリシアが笑顔で言う
『すぐに迷宮に潜り、魔道具を作られるとは思いませんでした』
バイルが言う
『マルスだから!本気を出しているから何でも作れるよ』
『怖いですね』
バイルが苦笑いしている
『手狭になったから土地を買うよ』
キリシアが笑顔で言うと
『え?土地を?そういえば隣の奥様引っ越すと言っていたな』
『そうだよ!マルスが好きに建物を作るよ』
キリシアが微笑んでいる
『え?何を作るか怖いな』
『あと隊長の家も買うよ』
『え?隊長・・・奥さんはどうすると言っていたのかな?』
バイルが心配そうに言うと
『商会で働いて貰えるように頼んだよ。住む場所も商会の向かいの2階に住んで貰うよ』
キリシアが笑顔で言うと
『そうか・・・・安心出来るな』
バイルは安心して言う
『だから、資金が必要だから買取りお願いね』
キリシアが言うと
『それでこの大荷物か・・・怖いな』
バイルが苦笑いするとみんなで魔石の袋をテーブルに置いていくとヘザーネが数え始める
『え?この魔石は・・・・』
ヘザーネが苦笑いしている
『あ!それは23層だよ』
『やっぱりそうですか・・・・大きさは同じですが色が少し違います。マスターどうします?同じ価格でよろしいですか?』
ヘザーネが言うと
『本来なら王都で決めて貰うが・・・・同じで良いと思う』
バイルが苦笑いしながら言う
『中魔石456個と19層が186個と20層が234個と大魔石が235個です。金貨91枚、銀貨2枚と金貨558枚と金貨936枚と金貨1175枚ですので、金貨2760枚と銀貨2枚です』
ヘザーネが苦笑いしながら言うと
『最高記録だね』
キリシアが笑顔で言う
『え?・・・・・・・・えーーーーーーーーーー!!!!』
ミリアが大声をあげるとみんな唖然としている
『ん?ミリア、大丈夫?』
マルスがミリアに言うと
『ににに2000枚ってどういうことですか?』
『魔石の買取価格だよ?そんなに驚くことかな?』
『へ?普通は驚きませんか?え?え?』
ミリアがキョロキョロするとみんな唖然としたままだった
『これで土地のお金出来たね。久々に本気で集めたね』
マルスが微笑みながら言うと
『そうだね。お金集めるために潜ったの、土地を買った時以来だね』
リリシャが笑いだすとキリシアも笑いだす
『え?いつもは・・・・訓練と魔道具の材料集め?』
『そうだね。ミリア』
マルスが微笑みながら言う
『今回は預かりですか?それとも持ち帰りますか?』
『今回は持ち帰るよ。資金色々必要だから』
キリシアが笑顔で言うとバイルが苦笑いする




