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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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ウイントレス公爵と警備隊

警備隊詰所の訓練場に移動してキリシアとルメイルは訓練用の武器を持ち、準備をすると闘気をまとい、打ち合いを始める。キリシアはルメイルの攻撃を見切りながらかわして、時々反撃をしている

『こんな・・・・まるで次元が違う・・・』

ウイントレスは必死に2人の訓練を見ている

キリシアは少しずつ攻撃を早くしていくと、ルメイルは受け止めるので精一杯になり、そしてキリシアの一撃を受けて壁に弾き飛ばされる

『怪我はしないのか?』

ウイントレスが呟くとミリアが回復魔法で回復させる

『ウイントレス、少し解りましたか?亡くなった隊長がどれ程の人材だったか』

フローネが微笑みながら言う

『こんなに凄いのか・・・・知らなかったが惜しい人材だったのだな・・・・』

ウイントレスが呟くと隊員達が笑顔で集まっている

『訓練したいのかな?』

キリシアが言う

『3回までだぞ!その後は仕事に戻るように』

ガシリオが苦笑いしながら言うと、隊員達は笑顔で訓練用の武器を持って隊列を作り準備する

『はじめ!』

ガシリオが言う隊員達は全力でキリシアに襲いかかるがキリシアに次々と弾き飛ばされていくが、リリシャとミリアとアニーとエビリアとクレスタが回復魔法で回復させる。そして再び襲いかかる


『これが訓練か・・・隊員の動きについていけないな・・・一人一人が闘気習得の手前まで来ているとは思わなかった・・・』

ウイントレスが満足そうに言う

『隊員と一騎討ちして勝てると思いますか?』

フローネが笑顔で言う

『無理だな・・・全盛期でも勝てるとは思えない』

『認めてしまうのですね』

『認める・・・こんな逸材がこんなにいるとは・・・隊長がどれだけ素晴らしい功績を残したか解った・・・』

ウイントレスはそう言ってからもう一度、亡くなった隊員達に黙祷を捧げ帰っていく

『これで警備隊の実力を知ったでしょう。本当に家臣の実力すら知らないとはね』

フローネが呟きながら見送る


帰ろうとするとレイリアとナディアがいる

『キリシアさん、伯父さん何処にいるか知りませんか?』

レイリアが聞いてくる

『ロイドは今王都だよ』

『え?・・・そうですか・・・』

レイリアとナディアは悲しそうな目になる

『どうしたのですか?』

マルスが聞くと

『住んでいた家が壊れて避難所に居たのですが・・・ロイド伯父さんに何とか出来ないか聞こうと思って・・・』

レイリアが言う

『え?部屋空いているからロイドが帰ってくるまで家に来る?』

キリシアが微笑みながら言う

『え?よろしいのですか?迷惑じゃないですか?』

レイリアが言うと

『良いよ、ロイドが王都から帰って来るまでね』

キリシアが笑顔で言う

『掃除とかなら手伝いますのでよろしくお願いします』

レイリアがそう言うとナディアは涙目になりながら頭を下げる

『秘密を守るようにしてくれれば大丈夫ですね』

フローネが微笑みながら言う

『はい!勿論です!』

レイリアとナディアが笑顔で言うと一緒に帰る事にする


『この辺りは殆ど被害は無かったのですか?』

『塀が高かったからあまり被害は無かったよ戸締まりしてから避難してくれたし』

キリシアが笑顔で言う

『これなら伯父さんが帰ってきたら何とか出来るかも』

レイリアは笑顔になると家に着き

『キリシア様、お帰りなさい』

ラーザが門を開けてくれる

『ラーザ、ただいま』

キリシアが笑顔で言う

『向かいのバイル様の奥様が話をしたいそうです』

ラーザが微笑みながら言う

『ちょっと話をしてきた方が良いかな?』

キリシアが言う

『早めに伺った方が良いですね』

フローネ心配そうに言う

『アニー、レイリアさんとナディアさんと応接室で待っていて』

マルスが言う、キリシアとリリシャとマルスとフローネがバイルの家に向かう

『あ!フローネ様もいらしたのですね』

バイルの奥さんが笑顔で言う

『何か有りましたか?』

『実は侍女が怪我をしてしまい、食事を作れなくて相談をしたかったのです』

バイルの奥さんが言う

『見せて貰っても良いですか?』

リリシャが微笑みながら言う侍女の部屋に行くと侍女は申し訳なさそうに頭を下げるとリリシャは回復魔法を使い怪我を治すと

『歩けますか?』

リリシャが微笑みながら言う

『え?怪我が治っています・・・ありがとうございます』

侍女が涙を流しながら言う

『ありがとう、リリシャさん』

バイルの奥さんが笑顔で言う

『パンを焼く準備は出来ていますか?』

フローネが聞くと

『実は何も出来ていませんが何とかスープだけは作れました』

バイルの奥さんが苦笑いしながら言う

『あ!ちょっとステラに聞いてくる』

キリシアが笑顔で言うと家に向かうと戻ってくる

『今日は一緒に食べましょー』

キリシアが笑顔で言う

『え?お邪魔してよろしいのですか?』

バイルの奥さんが言う

『はい!招待しますが豪華な食事では無いので申し訳ないですが、侍女の方も一緒にね』

キリシアが笑顔で言う

『ありがとうございます』

バイルの奥さんは笑顔で言うと、キリシア達は帰っていく。そして家に入ると

『お兄ちゃんお帰りなさい』

レティナが抱きついて来ると、マルスは頭を撫でている


夜、みんなでご飯を食べてから

『皆さん、今日はありがとうございます』

バイルの奥さんが言う

『また食べに来てくださいね』

キリシアが笑顔で言う

『いつもバイルに迷惑をかけているのだから、毎日食べに来ると良いですね』

フローネが笑いながら言う

『フローネ様それは違います。キリシアさん達が居なかったらバイルは必死に王国中のギルドを回り冒険者を探していたと思います。いつも苦笑いしながらも感謝しています』

バイルの奥さんが笑顔で言う

『そうでした・・・苦労していましたからね。しかしこの子達のせいで忙しいのも事実ですよね』

フローネが笑顔で言うとバイルの奥さんも笑い出す。

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