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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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メトリシアとヘザーネ

メトリシアは国王陛下に両親と一緒に会うと

『お祖父様、私はリベリアに戻ります』

メトリシアが言うと

『わかった・・・1つ聞いても良いか?』

国王が言うと

『何でしょうか?』

『英雄達は宮廷魔術師と比べてどっちが優れている?』

『師匠の弟子よりも宮廷魔術師の方が下です!フローネ先生から私の実力で既に宮廷魔術師クラスと評価して貰っています』

『メトの実力も見ておきたいが、見せて貰えるか?』

国王は苦笑いしながら言うと

『解りました。お祖父様』

メトリシアは微笑みながら言うと、国王と両親が集まり、メトリシアの魔法の実力を見ることにする。メトリシアは的に向けて魔法を放つ

『・・・・ファイヤーアロー!』

『・・・・フリーズアロー!』

『・・・・アクアカッター!』

『・・・・ウイングカッター!』

4つの的を完全に破壊してから

『・・・・ファイヤーボール!!!』

全力の魔法で的に放つと爆発し、的を跡形もなく消滅させる

『こんなものですね』

メトリシアが微笑みながら言うと

『・・・・・・・・・・・・・・・・』

全員固まっていると

『・・・・マルスの弟子はメトリシア様が一番下だったよな・・・』

騎士団長が苦笑いすると

『え?一番下?この実力で・・・・』

両親が慌て出すと

『宮廷魔術師長より速い上に、威力もあったな・・・・』

国王が苦笑いしながら言うと

『一年前身体を動かすのが無理な程の身体だったのに、こんな凄い実力をつけてくれるなんて・・・・』

母親が涙を流しながら言うと

『師匠の凄いところは現在の詠唱魔法の基礎が間違っている事を証明しています。そして古代魔導師と言っても良いぐらいの実力を持っていますし、不治の病の原因も直ぐに見付けてくれました』

メトリシアが笑顔で言う

『詠唱魔法の基礎が間違っている?どういうことだ!』

国王は驚き言うと

『現在の詠唱魔法は詠唱を正確に早くと言われていますが、間違っています。詳しくは話さないと約束していますので申し訳ありません』

メトリシアが微笑みながら言う

『いつか教えてほしい。間違いは正さないと衰退する』

国王が言うと、メトリシアは微笑んでいる

『あ!お祖父様、ミドルが持ってきた冷やす鍋で、美味しい物を食べませんか?』

メトリシアが思い出して言うと

『水や飲み物を冷やせて良いが、違うものも出来るのか?』

国王が言うと

『毎日食べたくなるような物が出来ます』

メトリシアは嬉しそうに笑う


メトリシアは、料理人に説明しながら国王の前で作り始める。ジェラートが完成すると、みんなで食べると

『これは・・・毎日食べたくなるな』

国王が幸せそうに言うと

『食べすぎたら頭がいたくなるので気を付けてください』

メトリシアが注意すると

『食後の果実の代わりに毎日作ってほしいですね』

父親が言うと

『中に入れる物次第で味が変わりますね・・・飽きないで済みます』

母親も笑顔で言うと

『料理人の工夫次第ですので、研究してくださいね』

メトリシアが料理人に言うと

『これは素晴らしいです。この為の形状と理解できました』

料理人も嬉しそうに言うと

『晩餐会に出さないでください。忙しくなると修行が進みませんので』

メトリシアが苦笑いして言うと

『わかった、家族で楽しもう』

国王が笑いながら言うとみんな笑い出す


翌日、メトリシアはミドルとロイドとケニスとバイルと共に、リベリアに帰ることにする


リベリアではリザード襲撃から2日後、家にヘザーネと職員が訪ねてくる

『ヘザーネ、いらっしゃい。ギルドを離れて大丈夫なの?』

キリシアは嬉しそうに言うと

『え?やっぱり忘れていますね。届けに来たのですが、多分忘れていると思っていました』

ヘザーネが苦笑いしながら馬車の荷台を見せると

『あ!忘れてた!!』

キリシアが言うとみんな笑い出す

『やっぱりですか』

ヘザーネが笑うと

『リザードの事しか考えてなかったよ』

キリシアが言うと

『周りにいた冒険者に持って貰いましたが、重くて10人がかりでやっと地上に運びました。これを20層から持って帰っているのが凄いと思いました』

ヘザーネが苦笑いしながら言うと

『ゴーレムの鉱石は重たいからね』

キリシアはそう言うと工房に持って入る

『家の方は無事だったみたいですね』

『そんなにひどい状態じゃ無かったから良かったよ』

キリシアが言うとヘザーネは羨ましそうな表情を一瞬するが

『これでギルドに帰ります』

ヘザーネはそう言って帰ろうとすると

『ヘザーネ、疲れていそうだから夜遊びに来てね』

キリシアが笑顔で言うと

『え?』

ヘザーネが驚くと

『約束だよ』

『ギルド職員なので・・・』

ヘザーネが苦笑いしながら言うと

『お友達だから食事ぐらいは良いでしょ』

キリシアが笑顔で言うと

『解りました。仕事が終わったら伺います』

ヘザーネは帰っていく


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