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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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新しい魔法の習得とミリアの付与魔法

翌日、マルスとリリシャは、溜まっていた馬具の付与魔法を次々とやり始めると、ミリアは真剣に杖に魔力を流し続けて少しずつ杖の準備をしている

『ミリアは順調ですね』

リリシャは微笑みながら言うと

『思ったより早いよね。これならもう少しで終わりそうだね』

マルスも微笑んでいる

『マルスも気合いいれすぎだよ』

リリシャが笑いながら言うと

『え?何時も通りだよ』

マルスが言うと

『馬具の付与魔法50組、この短時間で終わらせるなんて、普通はあり得ないよね』

リリシャは馬具の完成品を見て言うと

『有りすぎて邪魔だったから、全部完成させただけだよ』

マルスが苦笑いしながら言うと、リリシャは笑っている

『昨日、魔道書で面白い魔法を見つけたんだけど』

リリシャが魔道書をみせてくれると

『レビテーション?浮遊魔法だね』

マルスは魔道書を読み始めると微笑み出す

『重力制御魔法だね、色々使えそうだね』

マルスは微笑むと

『・・・・レビテーション』

マルスが唱えると少し中に浮く。手足をバタバタするが前に進めない

『宙に浮くだけなんだね』

リリシャは見て、笑いながら言うと

『宙に浮くだけじゃ使えないね。この上位の魔法を探さないと』

マルスは浮きながら苦笑いしている

『この魔法使えないかな?』

リリシャは微笑んでいるとマルスは降りてから

『・・・・レビテーション』

マルスは机の上のランプを浮かせると

『こう言う使い方なら大丈夫だね。だけどちょっと難しいね』

マルスは微笑みながら言うと

『重たい物も浮かせられるかな?』

リリシャも魔道書を読んで試し始めるとフローネがやってくる

『え?何をしているのですか?』

フローネは驚きながら言うと

『レビテーションの魔法を試していました』

リリシャが魔道書を見せて言うと

『呪文が解っていても使えるものがいない魔法ですね・・・再現をこんな簡単にしてしまうとは・・・』

フローネは呆れて苦笑いしている

『結構魔力を使うから、長時間は難しいね』

マルスが言うと

『そうだね。フローネ先生も試して見ますか?』

リリシャが微笑みながら言うと

『・・・・・・レビテーション』

フローネは少し浮くがすぐに降りてしまう

『維持が大変ですね・・・魔力制御が出来ていないと無理ですね』

フローネが苦笑いすると

『だから使う人がいないのですね』

マルスが言うと、リリシャも頷いている

『ミドルに内緒にしてくださいね。また国王陛下に報告が必要と言われても困ります』

フローネが言うと、リリシャが微笑みながら頷いている


ミリアが準備を終わらせて杖を持ってくる

『師匠、これでどうでしょうか?』

ミリアは杖をマルスに手渡すと、マルスは杖に魔力を通して確認していく

『ミリア、魔力視で見てみて』

マルスは魔力を通しながら見て貰い、数ヶ所手直しをするように言うと、ミリアはやり直し始める

『ミリア、上手だね』

リリシャが嬉しそうに言うと

『この状態でも成功するとは思うけど、最初だから完全な状態までして貰いたいからね』

マルスが言うと

『良い杖になりそうだね、どんな付加内容にするの?』

『構造強化と魔力制御と魔力増幅と軽量化をやって貰うよ』

マルスが言うと

『え?4つ?私もやったこと無いから見ていて良いかな?』

リリシャは驚くと

『ミリアなら出来ると思うからね。リリシャなら余裕だと思うよ』

マルスが微笑みながら言うと

『出来るかな?』

『メトリシアとエビリアとクレスタの腕輪はリリシャが作る?』

『あ!やってみたい』

リリシャは微笑みながら言う

『ギレリムに催促して作って貰おうか?』

『そうだね。キリシアに相談しましょう』

リリシャが言うとキリシアに頼みにいく。キリシアはルメイルを連れてギレリムの所に出掛けていく


『師匠、完成しました』

ミリアが杖を持ってくると、マルスは杖の魔力の通りを確認していくと、リリシャに渡して確認して貰う

『完璧だね』

マルスが言うと

『ミリア、素晴らしい出来です』

リリシャが微笑みながら言うと

『後は、魔方陣を書き込めば終りですか?』

ミリアが言うと

『中魔石に試し書き込みしてみようか?』

マルスが言うと、ミリアは嬉しそうに準備をし始める。マルスは書き込み方を説明すると、ミリアは魔方陣を発動して魔石に魔方陣を書き込み始める。何度か失敗して考え込んでしまう

『ミリア、難しいかな?』

マルスが言うと

『失敗する理由が解りません』

ミリアが涙目で言うと

『もう一度書き込んでみて、見ているから』

マルスが魔力視を使いながら見ている。マルスは微笑むと魔石は砕けてしまう

『ミリア、理由は簡単だよ、構造強化の魔方陣が反対だから失敗しているよ』

マルスが微笑みながら言うと

『え?反対?』

ミリアは驚くと

『構造強化の魔方陣だけ魔石の中心から見て反対になるから失敗しているだけだよ』

マルスが説明すると

『あ!裏表が有るのですね』

ミリアは苦笑いしている

『あ!マルスが作る時、魔方陣が下側だけ反対なのは、それを考えて作っていたんだね』

リリシャが微笑みながら言うと

『そういえばそうでしたね』

フローネが苦笑いしている

『え?もしかして、知らなかったの?』

マルスが苦笑いしながら言うと

『何故かなと思っていたけど、もしかして誰も成功しないのはそれが原因?』

リリシャが言うとフローネは苦笑いしている

『そうだとは思うけど。ミリアが出来たらリリシャも練習ね』

マルスが微笑みながら言うと、リリシャは頷いている。ミリアが書き込みの準備が終り、書き込みを始める。そして完成すると

『師匠、これでどうですか?』

ミリアが笑顔で言うと、マルスは魔方陣をじっくり見てから

『少し歪んでいるね。小魔石に裏側から書く練習をしてみる?』

マルスが言うとリリシャとフローネも確認してから

『殆ど完成していますね・・・・リリシャ、追い抜かれるかも知れませんね』

フローネが呟くと

『私も練習します!』

リリシャが笑いながら言うとリリシャが書き込みの練習を始める。ミリアは苦笑いしながら休憩する事にする



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