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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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リリシャの元許嫁

翌日、侯爵の町を出て子爵の町に向かう事にする


子爵の館に向かうと、門番がリリシャを見て、門を開けて通してくれ、子爵と面会する

『リリシャ、ブレイトリアス侯爵家はどうだった?』

子爵は真剣な眼差しで言うと

『侯爵と逃亡騎士団員、魔法師団は、全員反逆罪で捕らえましたよ』

リリシャが微笑みながら言うと

『侯爵家は取り潰しになるのか・・・村二つ分の賠償を求めようと思ったが難しいか?』

子爵が呟くと

『無理ですね。財産と呼べるものは殆ど残ってない状態です。それどころか食料の深刻な不足の為、支援しないと暴動が起きると思います』

リリシャが微笑みながら言う

『え?食料不足!』

子爵は驚き声を上げてしまう

『1年で侯爵家を食い物にして、破綻させるなんて凄いですよね。貴族様達は』

リリシャは嫌味を込めて言うと、子爵は苦笑いしている

『選んだ魔道書は全て持っていって良いが、どれも上級者向けだが本当に良いのか?』

子爵が言うが

『弟子達が読む物も増えて良かったです』

リリシャが微笑みながら言う

『あんな難しい魔法が使えるのか?最上級の魔法ばかりだが』

『簡単です。付与魔法の魔方陣も沢山有ったから楽しみです』

『え?まさか本当に使えるのか?』

子爵が苦笑いしながら言うと

『だからと言って近付いてきたら、今回の愚か者共の様にしますので、そのつもりでいてください』

リリシャが微笑みながら睨むと

『わわわかった、それだけは守ろう』

子爵は慌てて苦笑いしながら言うと

『師匠の逆鱗に触れたら、1国を1日で滅ぼすと思いますので気を付けてくださいね』

メトリシアが苦笑いしながら言うと

『え?滅ぼしてしまう・・・もしかして侯爵家は1日で落としたのか・・・・』

子爵は青ざめている

『それ以上は副団長に聞いてくださいね』

リリシャが微笑みながら睨む、子爵は汗を流している

『リリシャ、バスガルド男爵の子息が会いたいと来ているがどうする?』

子爵が苦笑いしながら言うと

『は?会いません!』

リリシャは睨み言うと

『リリシャーー麗しのリリシャ会いたかったぞ』

貴族の男が入ってくる

『消えてください』

リリシャは睨めつけて言うと

『リリシャ!冷たいなー生きていたなら言ってくれれば良いものを』

男はリリシャに近付くと

『私は弱い人が大嫌いなので近付かないでください』

『アハハハ!私は強いから好きになったのか!ワハハハ』

『弱すぎて大嫌いです、さよなら』

『アハハハ、照れて可愛いな』

『とっとと消えてください。近付いたら死ぬより怖い思いをしますよ』

リリシャは睨みながら言うと

『男爵領に一緒に戻ってすぐに式を上げよう!ワハハハ』

子爵を睨みながら

『どう言うことか説明をしなさい!!!』

リリシャが怒りながら言うと

『何も知らんが、止めても止まらん』

子爵が苦笑いしていると、リリシャの手を握り連れて行こうとするが、リリシャは『ポイズン』を使うと男は転がり、苦しみ出す

『アギャーー!』

のたうち回る男を見て

『あれ?』

リリシャは微笑みながら見つめて

『何で苦しんでいるのですか?』

と言うと

『ポイズンリカバー』

魔法を使って治すと

『なにが・・・・』

男は再びリリシャの手を握るとリリシャは魔法を使う

『あぎゃーーーーー!』

男は再びのたうち回り、リリシャが治療すると、

『なんで触れたら・・・・』

男は涙目で震えていると入り口の男達も苦笑いしている

『弱い弱い、だから近付かないでくださいね』

リリシャは微笑みながら言う

『連れて帰らなきゃ俺は滅亡だ・・・』

男が呟くと

『そんなこと知ったことでは有りません。二度と視界に入らないでくださいね』

リリシャは微笑みながら言うと入り口の男達を睨み

『理由を教えて貰いましょうか?』

リリシャが言うと

『それは・・・・リリシャ様を連れて帰り、魔道具を作成して売れなければ男爵家は破綻します・・・』

男達が言うと

『知ったことでは有りません。二度と視界に入らないでください!!』

リリシャは怒り、部屋を出ていこうとするが

『決闘だ、リリシャ!勝ったら俺の為に魔道具を作れ!!』

男が言うと

『私が勝ったら何をくれるのですか?』

リリシャが微笑みながら言う

『え?何を・・・・』

男は黙り込む

『人に人生を掛けさせて、お前達は何も掛けない、決闘になりませんね』

リリシャが睨みながら言うと

『何でもかけてやる!』

『金貨10000枚即金と、2度と視界に入らないという事でどうですか?』

リリシャが微笑みながら言う

『え?・・・・わかった』

男が言うと、男達は止めようと説得し始める

『女に負けるわけ無いだろ!』

男はそう言って真剣勝負する事にする

『立会人はメトリシアとロイドお願いね』

キリシアが微笑みながら言う

『解りました。弱い者いじめをしてよろしいのですか?』

ロイドが苦笑いしながら言うと

『決闘の前に誓約書を書いてください』

メトリシアが微笑みながら言うと男は笑顔で書き始める


庭で、子爵の家臣が見ている前で決闘を始める事にする

『リリシャ、骨まで燃やし尽くさないでね』

キリシアが笑いながら言うと

『やるかも知れないね』

リリシャは微笑みながら言い、歩いていくと、男は鎧を着て、笑いながら歩いてくる

『王国騎士団団員ロイドが立ち会う!トリエスト子爵とメトリシア・クライトルド第4王女殿下が立ち会いの元、正式な決闘であることを宣言する!』

ロイドが宣言すると男達は慌て出す

『え?王女殿下・・・・踏み倒せない』

男爵の子息も慌て出す

『誓約書に従い、この決闘で男爵家の子息が勝った場合、リリシャ殿を嫁に貰い受ける事で間違いないな!』

『そうだ!』

『誓約書に従い、リリシャ殿が勝った場合、金貨10000枚を支払う事と2度と視界に入らないという事で間違いないな!』

『間違いないです』

2人とも誓約書を確認して誓うと

『決闘は、相手が戦闘不能か、逃げ出したら負けとするが良いな!』

ロイドが言うと、リリシャは微笑みながら頷き、男も頷く


2人は向かい合い、合図を待っている

『はじめ!!』

ロイドが合図すると、リリシャは魔力をまとい、男の腕を杖で殴り、弾き飛ばす

『ギャアーー』

男は痛みで転がると

『弱すぎると言ったのに解らないなんて、ゆっくり地獄を見てきてくださいね』

リリシャは微笑みながら言うと近付いていく

『え?何だ?何がおきた!』

男は涙目で言うが

『・・・ポイズン!』

『ぎゃぁーーーーー!』

男は転がりながら苦しみ出すと、リリシャは杖で殴り、足を砕く

『ギャーーーーー!』

『煩いなー』

『・・・パンシー』

男は麻痺して涙を流しながら苦悶の表情になっていると、リリシャは容赦なく両腕を砕いていく。見ている男達が青ざめて絶句している

『・・・・・ヒール』

回復魔法で回復させると

『何時間耐えられるかな?』

リリシャが呟くと、両腕を杖で砕く。もう一度回復魔法で回復させてから、もう一度両腕を砕き、両足も砕くと

『・・・・ポイズンリカバー』

『・・・・パンシーリカバー』

『助けてくれ・・・・頼む』

『・・・・パンシー』

『・・・・ポイズン』

リリシャは魔法を使ってから

『負けを認めれば良かったのに』

リリシャは呟き、男を見る

『・・・・ポイズンリカバー』

『・・・・パンシーリカバー』

『負けです・・・許してください』

男は涙を流しながら震えている

『本当に負けで良いのですね』

ロイドが確認すると、男は涙を流しながら認める

『この男は負けを認めましたが、本当に負けでよろしいですね?異論は有りませんね?』

ロイドは確認のため、男爵家の男達に確認する

『異論有りません』

男達も認める

『この決闘はリリシャ殿の勝ちと判定します。異論は有りませんね』

男は頷きながら泣いていると、リリシャは男に近付き

『・・・・ヒール』

回復魔法で回復させる

『早速金貨10000枚取立てに使いを出しますね』

リリシャは微笑みながら言うと、男はリリシャを見て

『ひぃーーー化物近付くな!助けてくれ』

男は錯乱し始める


『ところで、あの男は何者?』

マルスが聞くと

『元許嫁です。やっと精算できました』

リリシャは笑いながら言う

『許嫁・・・良かったね家を出ていて』

キリシアが苦笑いしながら言うと

『2度と顔を見せないで欲しかったから良かった』

リリシャが笑う

『男爵家払えるかな?』

キリシアが呟くと

『無理だと思うけど、副団長を使いに出せば良いしね』

リリシャが笑いながら言うと

『副団長をお使いさせるなんて・・・もしかして資金を副団長に貸すつもり?』

マルスが言うと

『そうだね。困ってないからね。騎士団に預けようかな』

リリシャが笑うと

『侯爵家再建の資金支援・・・』

メトリシアがリリシャを見つめている

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― 新着の感想 ―
[一言] 姫さん 『侯爵家再建』じゃないよ~? あそこは直轄地になるんだから(笑)
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