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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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リリシャとトリエスト子爵家後編

リリシャ達が別室へ休憩のために移動した後

『何が有ったのですか』

ジエルが子爵に聞く。

『若い集団だが、とてつもなく強い・・・まるで子供扱い・・・いや完全に人扱いしていない』

子爵が答え、父親と母親は頷いている

『強いのは解りますが・・・何者でしょうか?王国の騎士ではないようですが・・・』

クレセが言うと

『確かリリシャは冒険者になったと言っていたから冒険者か?』

父親が言う。みんな苦笑いしていると

『大変です!騎士団がやってきました』

兵士が青ざめて言うと

『ななななんだと!不味い』

子爵は青ざめていると騎士達がやって来る

『トリエスト子爵どう言うことか、説明して貰うぞ!!』

副団長が言うと

『実は先ほどまで捕らえられていましたので現状を把握出来ていません』

子爵が言うと

『なんだと!どう言うことか説明しろ!ただで済まないと思え!!!』

副団長が凄い剣幕で言うと

『副団長うるさい!静かにしなさい!!』

キリシアが言うと

『え?・・・・何故キリシア殿が・・・え?みなさんいるのですか?』

副団長は驚き尋ね返す

『そもそも副団長と騎士団のせいだから、そんな事言うなら全部公表します』

メトリシアが副団長に言うと

『何が・・・』

副団長が黙り込むと

『騎士団の逃亡騎士と宮廷魔術師が、叔父と手を組んで子爵と一族を捕らえて好き勝手したのが原因!だから、責任は全部ゴブリン討伐後、副団長が逃亡騎士と宮廷魔術師を捕らえられなかったのが原因!!』

キリシアが言うと

『私も確認しました。どうなさいますか?』

メトリシアが言うと

『え・・・・』

副団長が固まり、騎士達も青ざめている

『地下にボコボコにしてお仕置きはしてありますから、連れて帰って処分してね』

キリシアが笑いながら言うと

『解りました・・・国王陛下に伝えます・・・団長がまた怒りますね』

副団長が言うと

『侯爵家も同じようだから片付けて帰ってね』

マルスが微笑みながら言うと

『解りました』

副団長は地下牢に向かい、男達を見て青ざめていると、知っている騎士と宮廷魔術師を見て落ち込む


『牢屋は確認しました・・・確かに逃亡した者です・・・申し訳ありません・・・内密にして貰えますか?』

副団長は苦笑いしながら言うと

『名前出したくないから、解っていますね』

キリシアが言うと

『解りました。団長と国王陛下だけに伝えます』

副団長は苦笑いしている

『お祖父様も良いですよね』

リリシャが微笑みながら言うと

『どう言うことか・・・・教えてくれ』

子爵は困惑しながら言うと

『ここで有ったことは内密にする替わりに、副団長もここで有った事は公表しないと言う事で良いですよね』

マルスが言うと

『その通りです。捕まえたのは騎士団と言う事にして貰えれば何も言う事は無いです』

副団長が苦笑いしながら言うと

『え?子爵家におとがめも無しと言う事で良いのですか?』

子爵が笑顔になり言うと

『そんな事をしたらキリシア殿達に騎士団が潰されます』

副団長が苦笑いしながら言うと

『え?・・・・』

子爵が更に聞こうとすると

『お祖父様、それ以上聞いたらダメです!!』

リリシャが睨んで止めると

『え?お祖父様・・・リリシャ殿の御実家なのですか・・・』

副団長が驚きながら言うと

『それ以上の詮索は無しでね。ふ・く・だ・ん・ちょ・う!』

リリシャが微笑みながら言うと、

『副団長!リリシャ殿だけは怒らせたらダメです!絶対にやめてください』

ロイドが続けて制止する

『わわわかった』

副団長は慌てて言うと苦笑いしている

『一度リリシャのお仕置きを見ておいた方が良いかな?ガシリオも居ないから、止める人は居ないからね』

マルスが微笑みながら言うとキリシアが笑いだし、みんなも笑う

『孫娘のあの微笑みはもう見たくない』

子爵が青ざめていると

『地下牢の奴らの状態では相当な事をやったのだろうから、見る必要は無い・・・』

副団長も苦笑いしている

『1つだけ教えてください・・・リリシャと仲間はどんな身分なのか?』

子爵が言うと父親と母親も頷いている

『冒険者ギルドカードを見ればすぐに解る』

副団長が苦笑いしながら言うと

『見せて貰えるか?』

子爵がリリシャに言うと、リリシャがギルドカードを出して見せる

『え?ゴールドクラス・・・え?王家のこの紋章は・・・これは大魔道師の称号・・・討伐の証が・・・なんだこの数は・・・』

子爵は青ざめてリリシャを見ると

『恥ずかしいから、ジロジロとギルドカードを見ないでください』

リリシャが微笑みながら言うと

『この世界で最強のゴールドクラス最上位の冒険者3人です』

副団長が言うと

『最強・・・ん?ヴァンパイア討伐の証・・・まさか!』

子爵は青ざめている

『副団長、それ以上は言うと面倒だよね。解っているよね』

キリシアが微笑んで副団長を見ていると、メトリシアも副団長を睨んでいる

『え?解りました』

副団長は青ざめ始め、黙り込む


『お祖父様、ゴールドクラスとは何ですか?』

ジエルが聞くと

『北でヴァンパイアを討伐した英雄達がなったと聞いたが・・・もしかすると、リリシャがその内の1人だと言う事だろう』

『え?まさかそんな・・・魔法学院を出て行く当てが無く冒険者になったリリシャが・・・』

ジエルが言うと

『実力、そして子爵家が存続出来るのはリリシャのお陰だろう』

子爵が言い、みんな同意している

『しかし、リリシャだけは怒らせない方が良いと思うから、絶対に文句を言わないように』

子爵が苦笑いしながら言うとみんな同意する

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