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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
4章 リリシャと東の動乱
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リリシャ悩み

数ヶ月がたち、寒い日々から少しずつ暖かい日が増えつつある日、ある噂が流れている。リベリアより更に東のブレイトリアス侯爵家とトリエスト子爵家が王家に対して、独立を宣言しようとしていると、その噂を聞いたリリシャは少し考えている時が増えている


『リリシャ、どうしたの?』

マルスが聞くと

『え?何でもないよ』

リリシャが微笑みながら答える

『リリシャ、何か隠していない?なんだか変だよ』

キリシアが心配そうに言うと

『え?・・・何でもない』

リリシャははぐらかす

『話せるようになったら教えてね』

マルスが言ってキリシアも頷くとリリシャは苦笑いしている


数日後、騎士団がリベリアにやってくると

『騎士団副団長が面会に来ています』

ラーザが伝えに来て、副団長とロイドとガシリオがやってくる

『副団長、久しぶり』

キリシアが言うと

『キリシア殿、お久しぶりです』

副団長が微笑みながら返す

『何の用で来たのですか?』

メトリシアが微笑みながら尋ね

『東の領主達の本心を確認に向かう前に、団長からメトリシア様の様子を見てこいと言われまして、様子を見に来ました』

副団長が答える

『マルス師匠のお陰で凄く元気です。団長にそうお伝えください。後お祖父様にも』

メトリシアが微笑みながら言う

『ガシリオとロイドから先程話しを聞き、元気で魔法の腕も上がっているとの事、安心しました。』

副団長が微笑んでいる

『東と言うと噂の確認に行くのですね』

マルスが言うと

『国境の侯爵ですので、場合によっては、近くで兵団を集めて討伐になる可能性があります』

副団長が言うとリリシャは顔色を変える

『副団長が向かうのは、適任者がいないからですね』

マルスが微笑んで言うと副団長が苦笑いする

『ガシリオとロイドがいないから人材が不足しています。リベリア警備隊に騎士団が負けたのが、団長もトラウマになりつつあります』

副団長が言う

『団長はリベリアに来た後、何か言っていなかった?』

『え?団長が帰ってきたら、警備隊に負けない騎士団にすると言って訓練の鬼になっていますが、理由が余り解りません。団員も口を閉ざしていますので』

副団長が答えると、ガシリオとロイドは苦笑いしている

『キリシアに滅多打ちにされて自信を砕かれたからかな?』

マルスが笑いながら言うと

『それは・・・キリシア殿が強いのは解りますから、それだけではあり得ないですね』

副団長が苦笑いしている

『ガシリオに理由を聞いた方が早いね』

キリシアが笑いながら言うと

『団長が俺に聞けと言うなら教えてやる』

ガシリオが笑いだす

『ガシリオとロイドには聞くな!メトリシア様にも聞くなと念を押されています』

副団長が苦笑いしている

『団長も大変だね』

マルスはメトリシアを見てから笑いだす

『帰ったら噂を流して遊びます』

メトリシアが笑いを漏らしながら言う

『団長大変だね、それまでに強くなっていないとね』

マルスは微笑んでいる

『原因はやはり、滅多打ちにされてプライドを砕かれ、威厳が無くなったことですね』

副団長が言いガシリオとロイドは頷くと、副団長は帰っていく

『リリシャどうしたの?顔色悪いよ』

『え?・・・・キリシア、マルス話があります』

リリシャはそう言ってリリシャの部屋に3人で向かう

『トリエスト子爵の領地は私の実家が在ります・・・』

リリシャが言うと

『そういえば東の出身だと言っていたね』

キリシアが思い出す

『一度家の様子を見に行きたいと思うので、少しリベリアを離れても良いかな?』

リリシャが申し訳なさそうに聞くと

『うん!わかった!』

キリシアが微笑みながら認める

『ありがとうキリシア、準備出来たら一度行ってくるね』

リリシャは笑顔で言うと

『じゃあすぐに準備して行こう!騎士団より早く着いた方が良いよね』

キリシアが笑顔で返し

『え?行こう?もしかして一緒に来てくれるの?』

リリシャは驚きながら確認する

『え?勿論だよ。リリシャは大事な仲間だし外にいる弟子達も行く気だと思うよ。そうでしょ!』

キリシアがドアに向かって言うと

『え?バレていました?』

ミリアが顔を見せる

『決まりだね。リリシャ、弟子は家族だよね?だからみんな家族だよ』

マルスが微笑みながら言うと

『え?みんな・・・・・』

リリシャは涙目になる

『1つ言っておきます。トリエスト子爵は私の祖父になります。だから何か有ったらみんなにも影響が有るかもしれないけど良いのかな?』

リリシャが尋ねると

『リリシャ、貴族の令嬢だったんだね』

マルスが微笑みながら言い

『そうだけど。今は冒険者だよ』

リリシャが微笑む

『みんな、すぐに準備して出発するよ!』

キリシアが言うとみんな準備を始める

『今回は私も連れて行ってください。噂通りなら私が証人になります』

メトリシアが言うとケニスは微笑んでいる

『そうするとロイドも拉致して行こうかな』

マルスが笑いながら提案し

『それが良いね。いざとなったら、ロイドの調査にしてしまえば、自分達の名前出ないからね』

キリシアがメトリシアに言うと

『解りました。拉致しましょう』

メトリシアが決定する

『拉致と言う言葉はやめてください。護衛に連れて行くと言ってください』

ケニスは苦笑いしている

『冒険者になった気分で旅が出来るなんて楽しみです』

メトリシアが微笑んでいる

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