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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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警備隊訓練と騎士団長

翌日、みんなで警備隊詰所に向かうと

『キリシア殿!どうぞ訓練所へ』

隊員は笑顔で通してくれる

『え?簡単に通して貰えるのですね』

メトリシアが呟くと

『顔見知りだからですよ』

ミリアが微笑みながら言う

『訓練ってどの様に行うのですか?』

『見たら解ります』

ミリアは微笑みながら言う

『隊長、まだ騎士団長来てないのかな?』

キリシアが言うと

『まだ来てない』

隊長が笑いながら言うと

『じゃあ訓練始めようか?』

キリシアは微笑みながら言う

『隊員は準備完了しているぞ』

隊長が微笑みながら言うと、キリシアは訓練用の槍を持って中央に向かい警備隊隊員が次々と襲ってくるが、全てかわしながら、一撃で隊員を壁に弾き飛ばし最後の一人を倒す

『リリシャ、お願い』

キリシアが微笑みながら言うと、リリシャとミリアとアニーとエビリアとクレスタが回復魔法で回復して回る

『え?ミリアが回復魔法を、エビリアもクレスタも使えるの凄い・・・』

メトリシアが驚きながら言うと

『見ているだけじゃつまらないから、メトリシアもランプの補充やりますか?』

マルスが微笑みながら言うと

『あ!よろしくお願いします』

『隊長、ちょっと商会までランプを取りに行ってきます』

『あ!隊の分が魔力補充が必要だから持ってこさせる』

隊長が隊員に言うと箱を運んでくる

『よろしくお願いします』

隊員はそう言って戻っていく

『魔力補充してから魔力制御してみようね』

マルスが言うとメトリシアは魔力補充を始める。マルスは魔力視を使い魔力を観察している

『そろそろ魔力制御してみて』

マルスが言うとメトリシアは魔力制御を始める

『触った所に魔力を集める様にしてみてね』

マルスはそう言って右手を触り集まってきたら右肘に触るとメトリシアは魔力を移動させ始めるが魔力量が増えてきたので途中で止める

『痛みが出始めたから一度休憩ね』

『あ!はい・・・』

『無理しなくても大丈夫ですよ』

『何だか不思議なのですが、エビリアが回復魔法を使っていますし、ミリアも・・・』

メトリシアはミリアを見て言うと

『魔力制御出来るようになったら出来るよ』

『え?本当ですか?』

『魔力制御は地道に上げるしか無いけど、やり方次第で上がりやすくなるから頑張ろうね』

『どの様にすれば良いのでしょうか?』

『まずは手に集めてから肘に集めて、次はまた手に戻してみて、それに慣れたら、また新しい方法を教えます』

マルスが言うとメトリシアは微笑んでいる


団長がやってくると

『訓練中・・・・・え?・・・・』

団長は固まり、見ているとキリシアが気が付き

『騎士団長、来たんだね』

キリシアが一言言うと

『団長はやらないのか?』

ガシリオが笑いながら言うと

『え?』

『騎士団長が誘われて逃げるなんてあり得んだろ?』

『わかった、相手してやろう!』

騎士団長が剣を持ってキリシアの前にくると

『こい!』

騎士団長が闘気を纏い構えていると、キリシアは微笑みながら間合いを詰めて、団長の動きに合わせて一撃で壁まで弾き飛ばす

『弱すぎる』

キリシアが一言言うと

『団長が一撃だと・・・』

護衛の騎士達は驚いて言うと

『リリシャ、回復して』

『・・・・ヒール』

リリシャは微笑みながら回復魔法を使うと

『次は本気でかかって来ないとダメだよ』

キリシアが言うと

『覚悟しろ!!』

騎士団長は闘気を纏い、間合い詰めて剣を振るが、キリシアは胴を払い、壁まで弾き飛ばす

『リリシャ、お願い』

『・・・・ヒール』

『くそーつ、強い』

騎士団長は呟くと

『つまらないから護衛も含めて全員でかかってきて』

キリシアが微笑みながら言うと

『これで全員対キリシアだな。騎士団が断るなんて言えんだろうがな』

ガシリオは笑いながら言うと護衛の騎士達も訓練用の武器を持って並ぶと団長の指示で、全員で斬りかかるが、キリシアは避けながら全員を弾き飛ばし、団長をボコボコにしてから壁に吹き飛ばす

『弱すぎてつまらない。リリシャ、回復してあげてね』

キリシアが言うと

『・・・・ヒール』

リリシャは団長を回復させると、騎士達にはミリアとアニーが回復しながら回る

『強すぎる・・・』

団長は、落ち込みながら呟くと

『団長・・・・』

護衛の騎士達も落ち込む

『団長解ったか?キリシアの実力が!それと自分自身の実力も』

ガシリオが笑いながら言うと

『悔しいが、まるで次元が違う・・・』

団長は落ち込みながら言うと

『団長が王国一から落ちるなんて・・・』

護衛騎士が呟くと

『多分、隊長の方が強いよ』

キリシアが笑いながら言うと

『え?・・・・まさか』

護衛騎士が隊長を見る

『隊長、団長と一騎討ちね』

キリシアが言うと隊長は苦笑いしている

『決着つけないとな!』

ガシリオが笑いながら言うとロイドも苦笑いしている

『リベリア警備隊隊長!勝負だ!』

騎士団団長が隊長を見て言うと

『解りました』

隊長も受けてたつ

『隊長、負けるつもりかもしれないけど、負けたらしばらく訓練してあげないからね』

キリシアが言うと警備隊隊員達が隊長を見つめて応援する

『え?負けちゃ不味いか・・・』

隊長は苦笑いしながらキリシアを見る

『これで負けたら隊員達から何て言われるか楽しみだな』

ガシリオが大笑いしながら言うと団長が睨み付ける

『次はガシリオだからね』

キリシアが言うと

『え?俺もか?』

『当たり前!』

キリシアがニッコリしながら言うと

『ガシリオとロイドには少し助言してあげるね』

マルスが笑いながら言う

『あ!マルスがやる気になった・・・これでガシリオも負ける訳にいかなくなったね』

キリシアが笑い出すと隊長と団長が勝負の準備をして訓練所の中央に立つ

『はじめ!!』

合図と共に2人共高速で打ち合い、隊長が団長の剣をかわして一撃を与え、団長は壁に吹き飛ばされる

『え?団長!!・・・』

護衛騎士達は呆然とし、警備隊隊員は歓声をあげる。リリシャは団長に近付き、回復魔法で回復させる

『1日で2人に負けるなど・・・・』

団長は落ち込んでいる

『団長は休憩だね。所で護衛の騎士って警備隊隊員とどっちが強いのかなーー?』

キリシアが騎士達を見て言うと

『え?勿論自分達が強い!!』

護衛騎士達が断言すると

『騎士対警備隊隊員の一騎討ちして確認してみようね!団長があの程度だからね』

キリシアはイタズラっぽく言うと

『これは全員やるしか無いな!』

ガシリオが言うと隊員達は騎士を見る

『受けてたつ!ここまで言われて負ける訳にいかん!』

騎士がそう言って中央に向かいロイドは苦笑いしている。隊員も一人中央に向かい勝負を始めると、呆気なく警備隊隊員が勝つ

『ばっ馬鹿な・・・』

騎士は落ち込み、泣きそうになる

『次は誰かな?』

キリシアは微笑みながら言うと騎士と隊員が次々と一騎討ちして全て警備隊隊員が勝つと

『嘘・・・こんな事が・・・・』

団長は呆然として騎士達を見ている

『立ち直るまで、少し休憩ね』

キリシアが言うと隊長は苦笑いしながら休憩するように言う


マルスはガシリオとロイドに闘気を練って貰い様子を見た後

『2人共闘気を纏える手前だね』

『そうか・・・もう少しか』

ガシリオが呟くと

『瞬間的に足だけとかなら纏えるよ』

マルスが微笑みながら言うと

『は?本当か!!』

『まずは足に闘気を集めて筋力を強化するイメージで跳んでみて!!』

ガシリオが言う通りにやると高く飛び上がり着地に失敗して尻餅をつく

『それが闘気を纏っているのと同じだから、一撃を与える時にやってみると隙を突けるよね』

マルスが微笑みながら言うと

『アハハ、どんな修行よりも一言でコツを伝えるとは・・・』

ガシリオは驚きながら言うとロイドも挑戦して尻餅をつく

『今のうちに2人で訓練してね』

マルスが微笑みながら言うとガシリオとロイドは試しながら打ち合いタイミングを計りながら打ち込み合う



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