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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
1406/1407

創成の女神様?

結婚式前夜、マルスが目を覚ますと創成の女神が顔を覗き込んでいる

『何故ここに?』

マルスが驚いたように創成の女神を見ている

『また大きな分岐点に到達しましたね・・・覚えてますか?』

創成の女神が微笑みながら言う

『え! 結婚式前夜だったはず・・・あれ? 相手は?』

マルスが驚いたように考え込んでいる

『選択を続けた結果ここに辿り着きました。 今回の選択はどうでしょう? 全ての結果と選択はもう知ってますね』

創成の女神が微笑みながらマルスを見ている

『全ての・・・この時代を選択するために・・・何度も時を渡り・・・破滅を経験しながら・・・』

マルスが考えながら思い浮かべている

『どの自分を肯定しますか? あなたの選択は何を望みますか? 結果は知ってますね』

創成の女神が微笑みながらマルスを見ている

『何故闇に飲まれてないのに・・・ここに?』

『本当に若い時にここを訪れたのは、少なかったですね・・・選択を考える時間は沢山あります。ゆっくり考えなさい』

『選択次第で・・・そう・・・全てを失い暴走して世界を壊した時も・・・全ての出来事の知って未然に解決して回っても・・・破滅に向かった・・・多くの選択でリリシャ達と楽しく暮らせたが・・・長い時を過ごせば必ず破滅に向かう・・・選択の先は・・・破滅への道、それでも選ばないと・・・この選択を肯定したら、世界の成り立ちも異変を見逃せなくなる』

マルスが考えを巡らせている


リリシャとキリシアとの出会いも選択の1つ、もしあの2人を助けたら、一緒に村を出れなくて、ゴブリンとの戦いに1人で立ち向かい、更に多くの人の死に顔を見る事にも・・・一緒に出て行ってもリリシャと共に成長出来なくて、フローネ先生との出会いも無く、クライドルト王国の動乱の中人々の戦争を見続ける事に・・・

あの時ミリアの存在を見付けなければ、アニーにも出会えず、美味しい料理も食べれなかったのか・・・ミリアが繋げた人達にも出会うチャンスを失い、将来有望な魔法使い達を育てられなかった・・・

警備長とゼダルの件も、死の運命を変えても、それにより将来隊長が騎士団長に就任して、ガシリオ達と共に騎士団を建て直せるが、変わりにリベリアの襲撃事件で戦争に発展していたのか・・・ゼダルも片腕になったからこそ、騎士学院の講師となり、多くの騎士を送り出して、偉大な先生として後世に名を残せなかったのか・・・・選択次第で全ての出来事が変わるのか・・・


マルスは1つ1つの選択のお陰でここまで到達出来たと、結論を考え込んでいる

『これが選択なのか? この選択は・・・結婚で何が変わるのか?』

マルスが呟きながら考えている

『結果は知ってますね』

創成の女神が微笑みながら言う

『子孫達の未来か・・・将来は暗いな・・・誰と結婚しても変わらないのか? 選択次第なのか?』

マルスが思いを浮かべながら呟く


子孫達の中に世界征服を企む者が現れて、子孫達と戦争を始める未来が見えてくる。誰と結婚しても結末は変わらず訪れてくる

『はぁ・・・兄弟喧嘩の末、世界が滅びるのか・・・子供が1人でも多くても変わらないなんて・・・選択次第でも面倒な未来を考えないといけないのか? どうでも良いかな? 未来の選択は未来の自分に任せないといけないな・・・未来を変えようと時を渡り戦いを挑んでくる神の使い達も元は自分が作ったのか・・・神々の試練と言いながら、自分の選択次第なんて・・・何故こんなに面倒な事ばかりしているのか?』

『今回は呑み込みが早いですね』

創成の女神が嬉しそうに微笑みながら見ている


『決めました、リリシャを愛します。 みんなで選択をして、子供を育てます』

マルスが笑顔で言う

『マルスの選択を肯定します。 選択に未来を・・・失敗ばかりしないで、進みなさいね』

創成の女神が微笑みながら言う

『失敗ばかりと言わないで下さい』

『失敗ばかりですね・・・すでに何回やり直しましたか? 何万人不幸にしましたか? 失敗しかしてませんね』

創成の女神が微笑みながらマルスを見ている

『数えきれません・・・失敗をするから新しい事が出来上がるのですから』

『失敗から始まる生活なんて、失敗するだけですね』

『失敗から始める生活・・・それが今回の選択ですから、魔法使いの生活ですから、剣士の生活だったら成功は有りません』

『ふふふ、楽しんできなさい、失敗から始める魔法使いの生活を』

創成の女神が微笑みながら言うと、マルスが考えながら苦笑いする

『失敗を強調しないで欲しい、選択して成功を選べているのだから』

『子供だけは失敗はしないで下さいね、争いになりますから・・・順番には気を付けなさい』

創成の女神が笑っている


マルスは再び視界が光に奪われて、目を覚まし天井を見ていると、日が登り朝日を見ている

『夢か? なんかスゴイ夢だったような気がするが・・・』

マルスが呟き考えている

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