魔法学院に寄り道
マルス達は、宿屋に向かって歩いていく
『マルス様、ミリア様御用ですか?』
子供達を集めると、子供達が緊張したようにマルス達を見ている
『試験頑張ってね、戦闘訓練では講師の腕の骨を砕いてあげてね』
マルスが笑顔で言う
『あ! マルス師匠が講師を痛め付ける様に指示してます』
ミリアが笑顔で言う
『あの講師だからね、毎年ボコボコにされているし』
マルスが笑顔で言う
『頑張って下さいね、魔法は最大威力で的を吹き飛ばすぐらいの威力で放って下さいね! 魔法練習場吹き飛ばして良いですからね』
リリシャが笑顔で言う
『リリシャ師匠、作り直したいのですか?』
ミリアが笑顔でリリシャを見ていると子供達がリリシャを見ている
『あの・・・問題にならないのですか?』
子供達が不安そうに聞く
『前例があるから、その程度の事で騒ぎにならないかな?・・・あ! フライディスクを魔法学院に持っていってない!! 新しい練習場の場所も確保して貰わないと』
マルスが笑顔で言う
『マルス、早く許可貰いに行きましょうね、許可無くても作ってしまいましょう』
リリシャが笑顔で言う
『早く作りに・・・アーセルさんに頼まれてませんでしたか?』
ミリアが考えながら言う
『あ!! 王城の魔法練習場作り直して欲しいと言ってましたね、行きましょう』
リリシャが笑顔で言うと、宿屋を出ていき、子供達が見送っている
『何しに来たのだろう?』
『試験の激励? 緊張をほぐしに?』
『王城に向かったのかな?』
『ルキア先生に聞いていたけど・・・何か始めるのかな?』
『クララ先生から聞いてましたけど、きっと何かやるつもりです』
『聞かなかった事にしましょう・・・理解出来ないから・・・』
子供達が話し合いながら頷いている
マルス達が魔法学院に向かうと、魔法練習場を覗く
『あ! クリスちゃんいました』
ミリアが笑顔で言うと、みんな練習場に入っていく
『マルス様、遊びに来たのですか?』
クリス達が笑顔でマルス達を見ている
『フライディスク持ってきたから、遊んでね』
マルスが笑顔で言うと、クレカとメリカがフライディスクを見せている
『あ!! 遊びます』
クリスとリリアとミーレスが嬉しそうに受け取り、遊び始めて、他の生徒達も一緒に遊んでいる
『マルス、何の用ですか?』
リーベルが入ってきて聞く
『フライディスクで遊んでもらっています』
マルスが笑顔で生徒達の方を見ている
『フライディスク? 投げている物ですか? 撃ち落としているのですか?』
リーベルがクリス達の方を見ている
『楽しいです! 最初は中々当てられないですけど、コツを掴むと本当に楽しいです』
ミリアが満面の笑顔で言う
『リーベル様も遊びます?』
マルスが笑顔で言う
『壊れないのですか?・・・まさか』
リーベルがマルスを見ている
『構造強化付加してあるから、大丈夫です! 壊れるぐらいの魔法を放って欲しいですけど』
マルスが笑顔で言うと、リーベルが嫌な予感に頭を押さえている
『師匠は何か言ってませんでしたか?』
『一緒に遊びました』
ミリアが満面の笑顔で言う
『そうですか・・・監視して欲しい・・・師匠』
リーベルが頭を抱えている
『リーベル様、フライディスク用の魔法練習場どこかに作れる場所無い?』
マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑みながらリーベルを見ている
『は? もう作らせません!! 常識外の練習場ばかり作らないでください!! どう講師に説明するのですか!! そもそもあのフライディスク量産は・・・いえ! 価値が高い物を無くしたら大変な事になります』
リーベルが怒鳴り始めると、不安そうにしている
『取り敢えず100個ぐらいで良いですか?』
マルスが笑顔で言う
『帰ったら作りましょう』
リリシャが微笑みながら言う
『手伝います』
ミリアが嬉しそうに言う
『師匠ーーーーーマルス達の監視をしっかりしてください!! 師匠どうにかして下さい!!』
リーベルが急に大声で叫ぶと、生徒達と講師達がリーベルを見ている
『リーベル様、結婚式には参加して下さいね』
リリシャが微笑みながら言う
『行きたくないです!! 王命だから行きますが・・・何をしているのか? 船の上でするのですか? 不安しか無い』
『発表されてないの?』
『発表? 国王陛下も行けば解るとしか言いません!! 会場が何処か教えなさい』
『楽しみにしておいてね』
マルスが笑顔で言う
『あれ? マルス師匠、ミーレスちゃんの家臣どうするのですか?』
ミリアがミーレスを見てからマルスを見ている
『え! ・・・どうしよう』
マルスが考え始める
『子供達だけでは足りないですね、相談に行きましょうね』
リリシャが微笑みながら言う
『相談に行こう』
マルスが笑顔で言う。ミーレスがマルス達を見て驚いている
(え! 家臣・・・マルス師匠何処に相談に・・・どうしよう? 自分で見付けるのはダメですか?)
マルス達は屋敷に寄ってから王城に向かう事にする