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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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ミリアのお小遣い稼ぎ 後編

マルスが魔晶石の袋を持って戻ってくると、魔晶石を並べて出していく

『丁度20個です。 こちらが受け取りの書類です。 何年も残っていた依頼が解消されました。 マルス君ありがとうございます』

ヘザーネが微笑みながら言うと、オイゲルが驚きながら魔晶石を見ている

(本当に魔晶石を出してくれるなら、もっと早くいえば良かったのか?)

『ヘザーネは何で今日こっちを手伝っていたの?』

マルスがヘザーネを見ている

『買い取りに来るのを知っていましたので、準備をするように伝えたのですが・・・オイゲル様より手伝って欲しいと頼まれました。 買い取り可能な魔石ぐらいで手間取るなんて・・・』

ヘザーネが苦笑いしている

『この頃冒険者ギルドに行ってないからね』

『屋敷に溜めている魔石は買い取りしたくないですけど、あれに比べたら、このぐらい簡単です。何層の魔石か調べるだけで大変ですから』

ヘザーネが笑いながら言う

『結構溜まっているからね』

『聞かなかった事にします。 ロメイル君、ケメル君、クレカちゃん、メリカちゃん、レーゼンさん、ケーレスさん、ギルドカードを出して下さい』

ヘザーネが微笑みながら言う

『何故でしょうか?』

『依頼達成と階層主の証を追加します』

『え! 階層主の証ですか? 戦ってませんけど』

ロメイルが驚いている

『面倒ですから、21層から24層で何匹か倒しましたよね? それだけで与えても文句は言われません! 過去に何匹か討伐済みですよね? 調べるのも面倒なので、ギルドマスター良いですね?』

ヘザーネが微笑みながら言う

『良いでしょう、大魔石得られるのだから、階層主等余裕で倒しているでしょう・・・2層と4層の階層主を100匹単位で倒せるのですから』

バイルが微笑みながら言う

『すぐに用意させます』

ヘザーネが微笑みながら言うと、ロメイル達がギルドカードを出している


ヘザーネが職員にギルドカードを渡す

『ヘザーネさん何故今日はやる気なのですか?』

リリシャが不思議そうに言う

『冒険者ギルドに買い取りに来るなんて、何年振りですか? ほとんど来てくれないので、ロメイル君達の昇格が出来てません! 偉ぶる冒険者達よりも強いのですから、昇格をさせるチャンスを潰せません! それもリベリア警備隊の訓練で一騎討ちで1本取りましたよね? ロメイル君、ケメル君』

ヘザーネが微笑みながらロメイルとケメルを見ている

『え! この前やっと1本取りましたけど・・・何故?』

ロメイルが驚いている

『ガシリオさんから聞きました。 嬉しく思います。子供の頃から何回も会ってますから』

ヘザーネが笑顔で言うと、オイゲルが驚いている

(リベリア警備隊から1本!! すでに達人だぞ!! 若いが・・・リベリアの英雄の弟子か? 騎士団で勝てる人なんて居ないだろう・・・)


職員が金貨の袋と新しいギルドカードを持ってくると、ヘザーネが新しいギルドカードをロメイル達に手渡している

『アイアンクラス?』

ロメイル達が驚いている

『シルバークラスにしたかったのですが、依頼達成が少ないのでごめんなさいね』

ヘザーネが微笑みながら言う

『半人前の私達が・・・』

クレカとメリカが驚いている

『クレカちゃん、メリカちゃん、魔法使いランク試験受けてませんよね? 後で受けてきて下さい』

ヘザーネが微笑みながら言う

『未熟者ですから、それに侍女です』

『侍女でもリベリアの英雄様の門下です。 それに魔法使えるのですから、ランクは必要ですよ』

ヘザーネが微笑みながら言う

『アーセルが来たら伝えるかな?』

マルスが笑顔で言う

『そうですね、クレカちゃんメリカちゃん王都の散歩を明日しましょうね』

リリシャが微笑みながら言う

『王都案内します!! 妹と仲良く散歩です』

ミリアが笑顔で言う

『ふふふ、楽しみですね』

リリシャが嬉しそうに微笑んでいる


マルス達が冒険者ギルドを出ようとすると、冒険者がクレカにぶつかる

『小娘!! 痛ーーーーーー 怪我しただろーーー』

男が倒れ叫ぶと、男達3人が笑みを浮かべながらクレカを見ている

『え! ぶつかってきて・・・マルス様・・・』

クレカが驚きながらマルスを見る

『小娘ーーーー! 金貨十枚か身体で払うか?』

男が怒鳴る

『クレカこの場合は、1度四肢を折ってから回復させてあげれば』

マルスが笑顔で言うと、ミリアとリリシャが笑っている

『格闘苦手です』

クレカが驚きながら呟く

『ごちゃごちゃ言っているな!! 捕まえろ』

男がクレカとメリカに近付き捕まえようとすると、クレカとメリカが男達を投げ飛ばして、腕に膝打ちしてへし折っている

『ギャーーーーーーーー!!』

男達が悲鳴をあげると、クレカとメリカが残りの男達を投げ飛ばして腕をへし折っている


『マルス様この後はどうしたら?』

クレカとメリカがマルスを見ている

『1人づつ回復させて、もう一度腕をへし折ってね』

マルスが笑顔で言うと、冒険者ギルドの冒険者達が青ざめている


クレカとメリカが何回か腕をへし折ってから回復魔法を使っている

『近付くな!! 助けてくれーーー化物!!』

男達が助けを求める様に叫んでいると、デストラ達が苦笑いしながら見ている

(この状況止められない・・・美人にいたぶられる強盗か? ヒストリア隊が見ている前で犯行なん愚か過ぎる)

『余罪有るなら、あそこの騎士さんに助けて貰える様に余罪を全て吐いてね』

マルスがデストラを見て言う

『助けてくれーーーこの化物をなんとかしてくれーーーーーー』

男達が泣きながらデストラ達を見ている

『相手が悪い・・・喧嘩を吹っ掛ける相手が悪すぎる』

デストラが苦笑いしている

『騎士なら捕らえるだろーーーー 助けてくれーーー』

『余罪は無いのか? 無いなら帰らせて貰う』

デストラがため息をして言う

『それでも騎士か!!』

『ただの喧嘩だ! 騎士の見ている前で喧嘩を吹っ掛けて返り討ちに有っただけだろ? それも丁寧に治療されているのだから、問題は無い』

デストラが苦笑いしながら言うと、オイゲル達が苦笑いしている

『この女達は強盗だ!! 捕まえろ!! 俺はリベリアの英雄の知り合いだ!!』

男が叫ぶ

『はぁ・・・捕まえて詰所で罪を洗いざらい話して貰うぞ!! 相手が誰だか知らないのは愚か過ぎる』

デストラがため息をして言うと、騎士達が男達を縛り上げ始める

『何故俺たちを!! 許されないぞ』

『ぶつかって、金を要求した所からみていたぞ!! それも身体で払えなんて許されんぞ!! 余罪たっぷり聞かせて貰うぞ!! 面倒事にするなよ』

デストラが怒鳴ると、騎士達が男達を引き摺りながら連行していく

『デストラ、後でキリシアに伝えておくね』

マルスが笑顔で言う

『ふふふ、可愛いクレカに喧嘩を売るなんて、みんな喜びそうですね』

リリシャが微笑みながら言う

『余罪はすぐに吐かせます。 後で魔法練習場に連れていきますので、カミラ殿に任せます』

デストラが慌てて言うと、足早に帰っていく

『みんなの練習台に出来ます。 楽しみですね』

カミラが嬉しそうに言う


オイゲルとバイルが苦笑いしている。冒険者達もヒソヒソ話をしている

(愚かな・・・冒険者ギルド最強の冒険者に喧嘩を売るなんて・・・何人ボコられたか知らないのか? これだから、新人の意気がっている奴はダメなんだ! 階層主を倒せるのだから、人が勝てる訳無いだろ・・・)

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